第519回 なぜネクタイをしているの?

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  • 2005年1月10日(月)
2週間のお休みをいただきました。
財政ひっ迫のおり、この年末は海外へ出ることを自粛、
ゆっくりとお正月を過ごすことが出来ました。

さて、読者の方からの「ささやかな疑問」として
メールをいただいたテーマです。
フレンチやイタリアンではおそらくないと思いますが、
関西系などの和食に特に目立つのが、
コックコートというか白衣の下のネクタイです。
どちらかと言うと現場仕事だと思う厨房仕事で、
なぜに機能性のないネクタイを締めるのか、との疑問に
私は答えられませんでした。

今まで見過ごしてきましたが、
確かにネクタイをしめるメリットが
厨房仕事にあるとは思えません。
白い帽子をかぶり、白い現場服の下にはネクタイ。
考えてみればミスマッチではないでしょうか。
ネット系の人はビジネス中でもネクタイをしない姿を良く見ます。
昨年注目された、三木谷氏や堀江氏などがよい例ですが、
私の若いころには
人と会うときノータイなんて考えられませんでしたが、
今はそんなに違和感を覚えません。
都心のグランメゾンでも、
ジャケットの着用はコードにあるようですが、
タイまで要求される店はほとんどなくなってきているはずです。
勿論上述の和食屋もネクタイ必須のはずがありません。
客がノータイで、
料理人が暑い厨房やカウンター内でネクタイを締める。
奇妙な気がしてきます。
皆さんも無意味に感じるのではないでしょうか。

それにしても最近露出が少なくなっているようですが、
服部先生のマオカラー姿。
あの服が似合っている人はほとんど居ないと思うんですけどね。