第225回 イタリアでうまいピッツァを食べる機会はあまりないのか

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  • 2004年2月25日(水)
日本のピッツァは次のカテゴリーに分かれるでしょうか。
1.ピザーラなどの宅配ピザ。
  割高で味をどうこう考えてはいけない。
2.イゾラなど専門店。1枚2千円前後と高い。
3.トラットリアと称する店で扱っている1500円前後のもの

どれも一長一短があり私は満足できません。
宅配はこれがピッツァかと思うようなものです。
2000円前後という値付けは、
バイトの配達料がかなり入っているようですが、
これを本物のピッツァと思う人はいないでしょう。

イゾラなど専門店は混んでいて高い。
イメージ的には本場に近いような気もしますが。
トラットリアは高くないのですが、
ピッツァの宿命でしょうか、
これを食べるとお腹がかなり一杯になってしまって
他の物が食べられなくなってしまいます。
よって、料理の種類の多いトラットリアでは
私は頼むのを躊躇します。

今回のイタリア旅行で
私は「ピッツェリア」へ行って
ピッツァを食べる事を楽しみにしていました。
本場で
しかもおいしいと言われている店へ行ってみようと考えたのです。
今まではどうしても時間的に余裕がなく、
有名リストランテなどを優先してしまっていたからです。

しかし今回もおいしいピッツァを食べる機会はありませんでした。
肝心なことを忘れていたのですが、
イタリアでの「ピッツァ」の位置づけは夜食。
夜遅く小腹が空いた時食べる物だそうで、
日本ではラーメンや餃子といったところでしょうか。
現地でおいしいといわれている店は、
皆開店時刻が遅く、昼、夕方は開いていません。
昼間に「ピッツェリア」として看板をあげている店、
たとえばミラノのドゥモの近くの店に入ったのですが、
スタッフからは「フローズンなので勧めない」と
いわれてしまいました。当然それを聞いたら頼めません。

結果、夜に家族で並ばなければならないリスクをおかす事を避け、
トラットリアやリストランテを予約し、
前述した理由でピッツァを頼まなかった次第です。

元旦の昼に開いていたトラットリアで食べたピッツァが
唯一のものでしたが、それは普通で特に感動はしなかった。
それよりお任せで数多くでた前菜の濃い味付けが印象的でした。