グルメバトル-前代未聞の飲食店評価
著:友里征耶/J.C.オカザワ
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シェフ、板長を斬る悪口雑言集(2)
著:友里征耶
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シェフ、板長を斬る悪口雑言集
著:友里征耶
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日刊ゲンダイ 連載コラム
   第2回 3つ星シェフ、青山ガチンコ勝負の結末は・・・

星付きレストランの日本進出は旨みがあるのでしょうか。新丸ビルが出来た前後から俄かに増殖してきました。2つ星シェフなども、多店舗展開グループとの提携という形で上陸しています。しかし共通して言えることは、本国より料理はかなり落ちるという事実であります。極東の小さな島国で本気を出すとは思いませんが、力の抜き具合にも差があるようで店毎で食後感は異なります。今回は3つ星シェフのデュカスとガニエールが昨年青山に出した2店を取り上げます。
まずはオープン順にデュカスの「ブノワ」。ラポルト青山というビルを選んだのが失敗でしょう。ピエール・エルメが入っている以外、元関取のチャンコ、品行が良くないと指摘されるプロゴルファーのスポーツバー、そして無名のイタリアンやダイニング寿司と評判の店は皆無。勿論「ブノワ」も集客に苦戦中であります。何を勘違いしたか最上階の2フロアを要し、ウエーティングスペースまで用意しています。エレベーターから降りて、ホールへは階段で上がらなければならない不便さ。無駄なスペースの賃料が料理のCPに影響を与えるのは当たり前で、前菜が3500円前後、メインが5千円超、なぜかあるパスタを追加すると軽く1万円を超えてしまう「高額ビストロ」です。ビストロの定番料理はなく、銀座の「ベージュ」の廉価版と言った位置づけ。コンセプトもはっきりせず、どこにデュカスらしさがあるのかわからないからか、余裕のあるホールは閑散としていました。閉店した舞浜の「スプーン」、評判がイマイチな「ベージュ」、そしてこの「ブノワ」と、日本を舐め続けるデュカスは健在です。
反面、賛否両論ありますが集客に順調なのが、カルティエがあるビルに入っている「ピエール・ガニエール」。料理価格は2万円以上かかる店で、単純に「ブノワ」と比較できませんが、両店を試した方ならば、「ブノワ」に2回行くのをやめても(2回行く人がいるとは思えない食後感です)、こちらを選ぶことでしょう。前菜が1万円、メインが1万5千円弱とかなり強気の価格。前菜、メインとも主食材のほか、付け合せの食材がそれぞれ別皿で供されるシステムで、創造性ある料理は完成度も高いもの。価格帯が同じレベルの銀座「ベージュ」よりも上をいっています。2万6千円ほどのコースを食した方の評判が芳しくないことから、この店ではアラカルトに挑戦してください。

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