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2007年11月09日

勘違いの極致、ミシュランガイド出版記念パーティ

11月6日発行の日刊ゲンダイに、ミシュランガイドの発売日3日前、11月19日に行われる出版記念パーティーの記事が載っておりました。
なんでもミシュランの星獲得を噂されている店へ招待状が届いているとか。
「カンテサンス」、「赤坂 菊乃井」、「ガニエール」、「銀座のある老舗寿司店」などなど。
しかし、ミシュランいやガイドブック総責任者のナレ氏は何を勘違いしているのでしょうか。評価対象者を自身の出版のお祝いに駆けつけさせるという傲慢さ。厨房を放り出してでも駆けつけろ、ということですから、まともな思考とは思えません。
星獲得→海外含めて注目度急上昇→千客万来→利益増大 の図式が考えられますから飲食店経営者、シェフが星を獲得できるかどうかに神経をつかっているのはよくわかります。しかし、評価する側が対象者をはっきり言えば呼びつけるこの傲慢、何を考えているのか。
有名店であろうと老舗であろうと、「俺様に一目置いて揉み手で駆けつけてくる」といい気になっているとしか思えません。評論側に評価対象者が媚びへつらう、これは形を変えた「癒着」といっても過言ではないのではないか。周りに媚びへつらうシェフをはべらした出版パーティーを開いて注目度を上げ、販売部数を上げたいのでしょうが、こんな見え透いた傲慢戦略に尻尾を振って駆け付けるシェフも情けないというもの。

11/19は平日の月曜ですよ。昼か夜か知りませんが、シェフたちにその間は店を離れろ、と強要しているようなものです。現に、「カンテサンス」は営業日なので最初は断ったそうですが、どうしても出席をとの要請で「臨時休業」にして馳せ参じるそうです。当日の予約を断ったのかどうか知りませんが、19日に行こうと思っていた客を無視し、ミシュランの傲慢さにひれ伏した岸田シェフやグラナダ社の志の低さにがっかりしました。所詮単なるタイヤ会社が発行するガイドブックではないか。
有名・人気シェフを周りにはべらして悦に入るナレ氏の姿が思い浮かびますが、ミシュランガイドの発足精神はこんな軽薄、傲慢、勘違いだったのでしょうか。

フランスからトロワグロも駆け付けると聞きました。他にも東京へ支店(提携店も含めて)を出している3つ星シェフ(たとえばガニエールとか)の多くが馳せ参じると思うのですが、プライド高いフランスシェフが3つ星もらえずファーストクラス使ってパリから来日するとは思えません。つまり駆け付けるフランス人シェフの関係店はどれも高評価であることが誰でも推測できます。
10/29のブログにも書きましたが、今回の東京版は日本語版と英語版のみ。
東京へ食べに来る外人は英語で充分との判断だそうですが、パリの3つ星店の主要客であるアメリカ人くらいしか対象に考えていないということだと思います。伊藤章良氏も言っているように、本国フランスには内容を見てもらいたくないのかも。

この東京版出版に際して星付きシェフの異常なまでの肩入れ(各プレス発表に同席するなど)は何なのか。お互い共存共栄をはかっているとしか思えません。
伊藤章良氏が言っているように、3つ星シェフの店に甘い評価をして本場物やミシュランなど格付けに弱い純粋な「カモ客」・日本人を取り込み、更なるフランス3つ星シェフの東京上陸を促すツールの位置づけではないかと思ってしまいます。
評論家、評価本の指摘に耳を貸す、その批評を真摯に受け止めることは店、シェフに必要でしょうが、媚びへつらう必要はありません。マスヒロさんへのペコペコ以上のミシュランへのご機嫌伺い、あまりに料理人としての矜持のなさに友里は誠に残念であります。
でもこうやってミシュランに問題提起すること自体、ミシュランの宣伝になってしまいますから、友里もナレ氏の術中にはまってしまって、ミシュランガイド拡販や3つ星店の更なる東京上陸に一役買ってしまっているのかもしれません。

2007年11月02日

特定の店を宣伝し過ぎだ、マスヒロさん

友里のネタ元である「おとなの週末」の「山本益博の食べ歩き手帳」。毎月かかさず購入して読んでいるのですが、毎回同じような店ばかりを取り上げているようでまったく新鮮味がありません。
マスヒロさんと親密だと思われる店、たとえば「キャンドル」、「パッソ ア パッソ」、「次郎」など毎回登場しているような印象をうけていたので、別に暇だったわけではないですが半年前まで遡って登場した店をチェックしました。
意外だったというか上記の常連店、毎月は登場していませんでした。
半年、つまり6回の掲載機会での集計での掲載回数は、
キャンドル(洋食?):2  レ・セゾン(フレンチ):2  青柳(和食):2
パッソ ア パッソ(イタリアン):2  吉遊(蕎麦):2
ミッシェル・トロワグロ:2  カランドリーノ(イタリアン):2
福臨門(中国 東京と名古屋を一くくり):2
と3回以上の店はありませんでした。
実にうまくお気に入りの店を振り分けているのがわかります。
しかし「食べ歩き手帳」といっても原稿料貰って公開しているわけですから、本来ならば「公平感」、「透明性」が必要、自分になびく店を3割3分の確率で取り上げて店宣伝していいものなのか。毎回10店前後の掲載で、半分近くがお気に入りの店というのはいかがなものか。
「先生」と崇めてくれる従順な店への訪問が多くて「料理評論家」と自称していいものなのか。
「キャンドル」と「吉遊」を除いて他の店は星予想をしてミシュラン側に圧力をかけようとしているように感じます。普通の舌を持っている人ならマスヒロさんの評価を鵜呑みにするとは思えませんが、ミシュラン調査員は経験や実力がなさそうだと業界から漏れ聞いていますから、結構マスヒロさんの推奨を素直に受け入れているかもしれません。
2ヶ月遅れて3割3分の確率で常連店が登場するこの「食べ歩き手帳」、私のように突っ込みネタを探すような人以外に毎月期待して待っているような読者がいるのか疑問です。


2007年08月01日

ミシュラン予想を続けるマスヒロさんの狙いは何か

「おとなの週末」の「食べ歩き手帳」をはじめ最近のマスヒロさんは、今秋発売されるミシュラン東京版に星付きで掲載されるであろう店を盛んに予想しております。
「トロワグロ」は2つ以上だろう、「アンティカ ・・・ポンテ」も掲載される、「小十」も間違いない、「ラムゼイ」も1つ以上だと空手形を乱発、勿論自分と関係の深い「ジョエル ロブション」にも太鼓判を押しています。そういえば過食のオコチャマとの関係が深い「カンテサンス」も挙げていましたっけ。でも親会社である出店し過ぎの多店舗展開会社「グラナダ」、環境的には厳しいので掲載されてもグループ全体の救世主になれるかどうか心配です。
最近のタレントと見間違うほどマスコミ露出の激しいミシュランガイド総責任者のナレ氏の勘違いを見てしまうと、果たして「ミシュラン 東京版」が厳正、公正さを保てるのか疑問なのですが、仮に広く伝えられているようなイメージ通りの信頼できるガイドが出来てしまったら、我が国のグルメ業界は大変なことになるのではないかと考えます。
それほど信頼できるガイドができたなら、もう他のガイド本だけではなく、ヨイショライター、似非料理評論家、似非フードジャーナリストは必要とされないからであります。これ1冊持っていればオッケーとなり、彼らの活躍の場はなくなるのではないか。
ではそのような自分の仕事を奪う可能性のあるミシュランガイドをマスヒロさんはなぜ取り上げるのか。掲載予想をするのか。
私が思うに、バンバンあからさまに予想してミシュラン出版時の話題性を無くしてしまおうとの狙いがあるのではないでしょうか。巷で評判の良い店を前もって大量に挙げてしまえば新鮮さはなくなります。
ミシュランとしても独自性が薄れ、何かマスヒロさんの予想をマネしたと思われるのも癪だと無理に外すことを考えるかもしれません。店側も面白おかしく予想されるのを嫌がって掲載拒否をミシュランへ通達するかもしれません。
発売されたミシュランを手にとって予想が当たっていたら、「さすがマスヒロさん」と彼の株が上がり、予想がはずれたら、「私の予想を見てミシュランは変更した」とエクスキューズでき、ミシュランの新鮮さも打ち消せるなど、このマスヒロさんの「予想事業」は彼の商売にとって一石二鳥以上の効果があると考えます。
しかしミシュランは掲載する店へはあらかじめ通達しますから、マスヒロさんの予想を見るまでもなく当たりをつけた店に個人的に聞けば掲載されるかどうかわかる話なんですね。私も実際、ある店の方から掲載されるとの話を聞きました。結構ネタは漏れているんです。
しかも調査員の一人がロオジエの元マネージャーだとか業界ではバレバレですから、私はこの「ミシュランガイド 東京版」、そんなに凄いものができるとは予想しておりません。写真付きで奇麗な装丁かもしれませんが、そこらに氾濫する宣伝ガイド本と大差のない出来ではないかと考えます。

2007年07月17日

飲食業界だけではなかった納入偽装

大型台風がやっと去ったかと思ったら新潟県中越沖の大地震、被災地の方々にはお見舞い申し上げます。わずか3年間で大きな地震が3回も起きてしまいました。
嫌なニュースが続いているのですが、一時大きな話題になったミートホープの牛肉偽装、中国の段ボール肉まん偽装など飲食ではない業界でも納入偽装が先週発覚したのには驚きました。
フジテックのエレベーターで強度不足の鋼材が使用された問題、今の段階ではフジテックと鋼材を納入したJFE商事ホールディングス(株)の子会社、JFE商事建材販売の間で事実認定が真っ向から食い違っています。
JFE商事側はミルシート(材料検査証明書)を偽造したことを認めながらも「フジテックと担当者レベルで合意があった」と主張、「まったくその事実はない」と反論するフジテックに責任転嫁をしようとしています。しかしこんな主張でJFE商事は罪一等を減じられると思っているのだとしたら、認識が甘いというかモラルがないというか、実に幼稚な言い訳であります。
JFE商事はエレベーターを使用する人たち、すなわちエンドユーザーのことを考えた事がないのか。万が一製造メーカーであるフジテックの担当者が認めていたとしても、ミルシートを偽造したということは対外的には納入鋼材を偽装したことになります。合意の上での納入なら、堂々とSS400ではなくSPHCのミルシートを添付すればいい。
これでは、「国産牛(オス乳牛)でいいけど納入請求書には『和牛』と書いてね。客には『黒毛牛』として売りつけるから」と飲食店の要求を飲んで客を騙す手伝いをする業者と同じではないか。(こんな事をする店や納入業者はないと思います。あくまで「例え」であります)
納入先さえ了解していれば、その先の客を騙しても罪にならないというのか。
「ミルシート」を偽装して違う材料を納入するということは、ミルシートの添付で材料を確認するという我が国の検査システムを根底から覆す行為であります。大会社ならいざ知らず、中小規模の会社では検査設備も人員もなく、納入材料の正誤の判断ができないからです。こんなことを輸出でも行っていたら世界中から総スカンを食らうでしょう。
JFE商事は「ミルシート偽装」を認めた瞬間にもうこの事件の罪からは逃れられない、コンプライアンスも世間常識も何も持っていない会社であると言っているようなものだと考えます。

しかし私も数十年前まで理系の仕事をしていて機械装置の材料をなどに関わっておりました。たいした経験はありませんが、JFE商事の言うようにSS400は市場流通量の少ない鋼材なのでしょうか。SS400は「一般構造用圧延鋼材」と言われ、その名の通り鋼構造物にごく普通に使われている材料だったはずです。どちらかというと広く普及していて安い部材。一時はトン当たり軽く5万円を切っていたと記憶しております。私の浅い知識では、問題となっているSPHCという材料の方が知名度や流通量が少ないと思っておりました。両材料の価格差もトン当たり数千円あるかどうか、ミルシートを偽装するリスクをおかしてまでコストダウンする意味があるとは思えません。

どの業界にも言えることですが、矜持を捨て無理な儲けに奔る人、店、会社が絶えない現実。不明瞭な事務所経費の領収書も出さないで逃げ切る代議士といい、規模が大きな会社には社会奉仕、社会への還元が求められるのに、この国には「ノブレス オブリージュ」というものがないのでしょう。こんなことでは、「美しい国、日本」など絵に描いた餅、永遠に拝むことはできません。

2007年06月23日

おとなの週末 7月号

愛読書というのかネタ探しで毎月読んでいる「おとなの週末」を昨日購入しました。以前も述べましたがこの雑誌、なかなか面白い企画をたててくることがあるので個人的には読むのが楽しみなんです。一応覆面で取材しているところも評価できます。
考え直していただきたいところは、一般読者ではなく料理人や店に接近し過ぎた書き手をまだ重用している点。マスヒロさんは私のネタ素なので読んでいますが、より癒着が激しいと思われる門上さんは関西担当とあってほとんど読みません。今回無理して読んでみましたが、相変わらず「さ々木」や「嵐山吉兆」の主人など料理人との会食自慢が書かれていました。声をかける門上さんもどうかと思いますが、ホイホイ乗ってくる料理人も友里は疑問。最近は名古屋にまで進出してしまった「京都吉兆」ですが、創業者である湯木貞一翁の考えたコンセプトから外れてしまっている、かなり勘違いしてきてしまっているように感じるのは友里だけでしょうか。
さて、今月の特集はマスヒロさんの大好きな「丼もの」特集です。親子丼、かつ丼、天丼などを覆面で編集者や契約ライターが採点、かつ丼担当は4週間で5キロ以上も太ってしまったようで、その仕事ぶりには頭が下がります。体重管理のため食べても昼は野菜もの主体がほとんどの私には無縁の「丼もの」なのですが、写真をみていて無性にかつ丼が食べたくなりました。天婦羅コースの〆で食べる小天丼以外、ここ10年は丼ものを食べた記憶がないので病みつきになったら大変です。

最後にマスヒロさんの「食べ歩き手帳」について。珍しく辛口連発です。犬養裕美子さんとおなじく方向転換したのでしょうか。銀座「吉兆」のお椀、出汁が濃すぎると苦言。下町的な濃い味好きなマスヒロさんでしたが、嗜好も転換したのか。ミッドタウンの「ダノイ」が気軽なランチ価格でない、「方寸MURATA」のビーフシチューは旨みが乏しい、新丸ビルの「萬鳥」のランチ(1200円)は浅草本店までの電車賃が込みになっていると皮肉り、ミッドタウンの「淡悦」の厨房機器は手垢にまみれている、新丸ビルの「大宮MARUNOUCHI」のタンシチューも味の深みに乏しい、など日頃の宣伝スタイルが見えません。スタイルを変えたのか、たまたま彼に媚売らない店を多くとりあげてしまったからなのか、結論は8月号に持ち越しです。
それにしてもミッドタウンの人気店、「ユニオン スクエア」や「ボタニカ」へ予約なしで訪問して「満席」と軽くあしらわれたことを根に持ったのか、「わざわざやってきた客に対する礼儀が乏しい」と批判していました。言葉や対応は丁寧であったそうですからこれ以上何を求めるのか。彼が絶賛する店ではこの「言葉」や「態度」の悪い店があるのをお忘れか。「次郎」へは客がわざわざ頭を下げて1週間前に足を運んで予約しろ、とまで言っているのですから、正にダブルスタンダードです。
「わざわざやってきたこの『山本益博』に対する礼儀が乏しい」というのが本音であると考えます。一般人は皆予約なしの場合、ミッドタウンの人気店では断られていますから、まさに「特別待遇」しなかったことを批判しているとしか思えません。これを根に持って誌面でこんな批判をしたら、彼に屈伏して他の予約客を断って入店させてしまう店がでてくる可能性があります。彼は覆面ではなく顔をさらしての取材ですから、これでは「圧力」いや「ペンの暴力」とも言えるのではないでしょうか。
最近は天下のマスヒロさんを特別扱いしない店が増えてきているのかもしれません。飲食業界にとって大変良いことだと考えます。彼のこの威圧的「特別待遇要求」に屈しないことを真に友里は望みます。

2007年05月30日

悪い冗談だろ、横川毅さん

読者の方からの情報です。まずは東京レストラン・トレンド&グルメニュース「フードスタジアム」の4/5付けの記事ををご覧ください。
http://www.food-stadium.com/column/interview/62/index.html
すかいらーく創業者4兄弟の末弟、横川紀夫氏の次男である横川毅氏(あのレストラン評論家と自称していた横川潤氏の従弟でしょうか)が、「BANQUE(バンク)」というワインバーをオープンしたというただの宣伝なのですが、長々と氏の生い立ちからオープンまでを綴った店宣伝記事、最後に友里として見逃せない記述がありましたのでここで斬らせていただきます。
我慢してなんら検証のない口上垂れ流しの宣伝文句を読んでいくと、突然、

「NINNJA勤務の時から懇意にしていた山本益博さんと面白いワインの店をやろうと話してたんです」

という毅氏の発言が出てきます。おいおい、悪い冗談というか、こんな事書いてしまっていいのだろうかと思わずのけぞった友里。問題点は2つあります。
山本益博さん。ワインに詳しい人なんですか。ワインをよくたしなむ人なんでしょうか。お酒に強い人でしたっけ。
何しろ、ロマネ・コンティの古酒に若いラ・ターシュを混ぜて飲んだ事を自慢してしまったほどの「ワイン音痴」な方です。人とは違うことをした、しかも高いワインでやったので自慢できると考えたのでしょうが、世のワイン好きに受け入れられない暴挙とは読み切れなかった人。こんな人が絡んでいると言った瞬間から、ワイン好きは一斉に引いてしまうということがわからないのか。本人はマスヒロさんの名を出すことによって宣伝になると思っているのでしょうが、足を引っ張るだけで完全な見込み違い。センスのなさを露呈したと言っていいでしょう。
また、「ニンジャ」時代から懇意にしていたとのことですが、その懇意とはどうような内容なのか。マスヒロさんは、大人の週末など彼の掲載記事で「ニンジャ」の料理を何回も絶賛していました。ただのサプライズ料理なだけの料理を絶賛している不自然さに疑問だったのですが、その理由がわかりました。
「懇意」にしている店を絶賛してしまってよいのか。評論家を自称していますが、そんな情実評価でいいのか。評価対象と懇意になること自体、マスヒロさんはまったくのモラル違反であります。
そして横川潤さん。叔父、伯父、従兄弟たちが飲食店業界にどっぷりつかっていて、自身がまっとうなレストラン評価を下せると思っているのか。たとえば、「BANQUE(バンク)」をシビアに評価できるか。いや、競合するであろう他のワインバーを冷静に評価できるのか。
この業界は本当にいい加減であるということがおわかりいただけると思います。

2007年05月07日

最初の威勢の良さはどこへ行った、横井裕之さん

いやー、これほど逃げ足の早い人だとは思いませんでした、日本フードアナリスト協会・代表理事の横井裕之さん。
友里がブログ(http://www.tomosato.net/blog/2007/04/post_146.html)で取り上げた当日に、すぐさま彼のブログをすべて削除してしまったのには驚いたというか笑ってしまいました。
しかし世にはしっかり保存していらっしゃる方がいるものです。まずはその逃げ足はやかった横井氏のブログの問題部分の控えをお読みください。
http://yaplog.jp/e46m3/archive/314
東海テレビや一般人であるブロガーに対して訴訟を検討していると、身内の認定フードアナリスト向けに虚勢をはっていましたが、本当に訴訟する気があるのか。
実は「名誉毀損」、「侮辱罪」、「著作権侵害」で訴訟をおこすと内容証明を送りつけたそのブロガーへの対応も腰砕けになったようです。
どこの記述が「名誉毀損」、「侮辱罪」、「著作権侵害」に当たるのか、具体的に示してくれとのメールにまったく横井裕之さんは無回答。しびれを切らして、最後は電子内容証明で4月23日に送付したのにもかかわらず「受け取り拒否」されてしまったそうです。何とも情けない人ですな、横井さん。こんな弱気な対応をしたら、更に追い討ちをかけられるといったことがおわかりになっていないようです。リスク管理もかなり甘いのではないか。詳しくは以下のブログをお読みください。
http://umaiumai.blog59.fc2.com/blog-category-15.html
横井裕之氏をググってみると、日興証券勤務の後「独立系金融アドバイザー」として活動、オールアバウトのガイドもやっていることが直ぐわかります。しかしその経歴から、果たして「食」に深い興味があったのかどうか。単なる「お金を生み出す事業」としてこのシステムを考えたのではないかといった疑問が沸いてきてしまいます。
飲食店のオーナーが首になるといった前代未聞の珍事を心ならずも披露してしまった嶋啓祐氏。彼もオールアバウトのフレンチガイドです。
要は私のブログでも書きましたが、他に本当のオーナーがいただけの自称オーナー、いわゆる「オーナー偽装」なんですが、来栖けい氏といい、このオールアバウトには胡散臭い人が何人か潜り込んでいるようです。選定基準が甘いというか、契約料が安いのでまともなガイドを募集しにくく、応募ガイド側の売名行為に利用されているのかもしれません。
振り上げた拳をこのまま身内のフードアナリストの前でも降ろして尻尾を巻いて逃げるのか、横井さん。それとも、東海テレビ、やくみつる氏といったマスコミを相手に堂々と初心を貫徹して訴訟をおこすのか。
この経緯をみれば、日本フードアナリスト協会がどんなところなのか、賢明な方はおわかりになると考えます。私なら近づきません。
似たような名前で、似非グルメの放送作家が主宰している「日本フードジャーナリスト会議」があります。
http://blog.livedoor.jp/foodjournalist/archives/2007-04.html
飲食店関係者やヨイショライターに参加を集って何が「ジャーナリスト」なのか。これも悪い冗談というか胡散臭い団体であります。横井さんと同じく、主宰者は果たして最近まで「食」に興味があったのかどうか。俄グルメではないか。この団体も主宰者自身の仕事利用のために造り上げたものであると私は考えます。


2007年04月06日

飲食店を勧めるのに本当に「勇気」が必要なのか

またまた「さとなお」さんにやられてしまいました。読者の方から教えていただいたのですが、4/3の「さなメモ」で暗に友里批判に近いものを「さりげなく」されております。
http://www.satonao.com/
店を褒めて紹介するには勇気がいる。その理由は、もしイマイチだったら読者から舌力やセンスを疑われるからだとのこと。反面、けなすのは非常に簡単。駄目だ、皆が褒めるがいまいちおいしくない、と言えば、舌力や経験があるように演出できるからだということです。けなすのは簡単、褒めて勧めるのは度胸がいると堂々とおっしゃっています。
「イマイチ」は私が連発する数少ないボキャの一つでありますし、「皆が褒めている店を美味しくない」というのは友里くらいですから、私への当てこすりなんでしょう。こんなスタンスの人は、他には緩めの批判ですがJ.C.オカザワ氏くらいしかいません。はっきり名指しすればいいと思うんですけどね。
店に対して問題提起する、味に疑問を投げかける行為(友里がやっていることです)に勇気がいるとは思いませんが、「褒めて勧める」ことにこれまた勇気がいるとは到底思えません。
犬養さん、大谷さん、来栖さんはじめ数え切れないライターが店に対してほとんど問題点を挙げず褒めて読者に勧めています。犬養さんに憧れて、北海道から上京してきてスープカレーの店の紹介記事をかいてデビューした若い女性にスポットをあてたTVを見たことがあります。
これだけ誰でもできること、ほとんどの人がやっている行為に「勇気」が必要なのでしょうか。
いや、そんなことが問題ではありません。自分のやっていることに対して、「勇気がいる行動」と自慢することがみっともない行為だと自覚できない「さとなお」さんが私にはおかしく感じます。ええ格好しい、というのか、「ナルシスト」としか思えません。なんで、わざわざ「勇気がいる」なんて自慢するのか。
店を褒めて薦めたら、読者以外はみなハッピーになります。批判記事を受け入れる読者層は少ないのですが、褒め記事は売りやすいので出版社は笑顔。勿論褒められた店は客が増える可能性がありますから大喜びです。損する可能性があるのは、真に受けて訪問して期待はずれとなった読者くらいです。この数多い読者が実は「サイレント マジョリティー」であるため、ライターたちにフィードバックされていないだけ。実際は「あいつ本当に味がわかっているのか」とバンバン思われているんですが、そのことに気づいていないわけです。訪問して貴重なお金と時間を無駄にしている読者が本当は数多くいるということがおわかりでない。もし、「美味しくないぞ」と文句が来たとしても、「料理の味の嗜好は『人それぞれ』」と逃げられます。「自分のことを理解してくれる人にだけ発信している」とも言えるわけです。
実際最近は、「ただの大食漢で大味好きな人」といった話もたまに耳に入ります。「濃い味好きだ」と言っていた料理人もいました。私も「味の濃い料理好き」なだけだと思っております。世間で結構センスなどを疑われているんですけど、ぜんぜん気にしていないではないですか。これは勇気がいるのではなく、能天気なだけ、図太いとも表現できるかもしれません。
料理人から、「あんたの家族が心配ならも謝罪しろ、筆を折れ」、「いい所に住んでいるね。放火してやろうかと思った」と脅迫にも思える言葉を直接受けてもスタンス変えない友里は単なるバカかもしれませんが、少なくとも「褒めて勧める」だけの人より「勇気がない」とは思えません。それでも、自分のやっていることが「勇気のいる行動」なんて、恥ずかしくて口に出せないものです。矜持を大事にする人なら決して発しない言葉であります。なんでこんなに自慢したいものなのか。
私は密室でのやりとりやクレームが嫌いなので、今回自分のブログで反論させていただいた次第であります。判断は読者にお任せするのが友里の主義であります。

2007年04月02日

またまた意味不明なことを言っている

読者の方が「マスヒロさんがまたまたおかしなことを書いている」とクラシック音楽の月刊情報誌「モーストリー・クラシック」を送ってくださいました。
今年の1月にブルゴーニュを訪問し、ロマネ・コンティで有名なメーカー、DRCを訪問したのは「大人の週末」にも書いてあったので知っていたのですが、そこではDRCの当主との「珍妙なやり取り」を自慢されているのです。まずは5月号の91ページの一部を引用させていただきますのでお読みください。

1月下旬から2月にかけて、フランスのブルゴーニュへ出かけた。ブルゴーニュは世界的ワインの名産地、その中心であるコート・ドール(黄金丘陵)の村を北から南まですべてまわってきた。ブルゴーニュのみならず、世界最高のワインとして君臨するのが、コート・ドールのヴォーヌ・ロマネ村にあるロマネ・コンティである。このロマネ・コンティの酒倉でオーナーのヴィレーヌさんとワインの試飲をしたときのことである。かつて飲んだワインの中で、最も印象が深く、これぞワインの頂点を極めたりと思えたのが1929年のロマネ・コンティで、もう神業としか考えられない味わいだった。音楽にたとえるとしたら、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の伯爵夫人のアリア(カヴァティーナ)ではなかろうか、という思いに至った。そのことをヴィレーヌさんに伝えると、すかさず「どちらの幕のアリアでしょうか?」と切り返してきた。そこで「第2幕冒頭のアリアのほうです」と答えると、「なるほど」とあいづちを打って下さった。わたしは、そのことを「ロマネ・コンティとモーツァルト」と題してエッセイに書きましたというと、「次回は、是非それをフランス語に訳されてお持ち下さい」と、再会を約束して下さった。本当に、ワインと音楽は人と人を結びつける不思議な力がある。
 真冬の朝もやの中、コート・ドールの葡萄畑を車で走りながら聴いていた音楽はブラームスの交響曲とピアノ協奏曲で、風景と音楽が見事にまでに重なった。演奏から黄金丘陵のどこまでも続くなだらかな大地を思い出させてくれるのではないだろうかと思うのが、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、ハンブルク北ドイツ交響楽団による2夜にわたるブラームス・チクルスである。聴きながら、ブルゴーニュの赤ワインの香りが立ち昇ってきたら言う事なしである。

話を振られたヴィレーヌさんも返答に戸惑ったのではないでしょうか。でもそこはフランス人、「どこの幕か」と無難な切り返しでうまくおさめられたようです。しかし、マスヒロさんは「リップサービス」というものが世にあることをご存じないのでしょうか。どう見ても、「訳文をすぐ送ってくれ」ではなく、「次回に持ってきてくれ」は、ぜひ読みたいという意思の表れではないことがわかります。次の訪問なんて何時になるかわからないからです。こんな「やり取り」も自身の権威付けとして自慢される山本益博氏の強心臓にまたまた脱帽しました。
読者の方も「音楽好きの人が読んでもちんぷんかんぷん、ワインのマニアが見ても何の事か分からないただの独りよがりとしか思えないと私は思います。」とのコメント、いつもの事ながら私もマスヒロさんはワインに詳しくない、くらいしか読み取れない文章だと思います。
それにしても、彼はDRCの当主、ヴィレーヌさんにあの銀座「アルバス」での話をしたのでしょうか。
確か、かなり古い「ラ ターシュ」(DRCが造っているロマネ・コンティの次の位置づけの赤ワイン)に若いワインを混ぜて飲んだことを自慢していたはずです。ヴィレーヌさんが聞いたら、怒るか卒倒するような愚挙、ワインマニアには考えられない行動なんですが、それを自慢げに誌上で書かれていたところも、マスヒロさんのワイン知識のなさを示していると考えます。
人には得手不得手があります。不得意なことに首を突っ込むとボロがでます。「それじゃ友里よ、味について書くのはやめろ」と突っ込まれると困りますけど・・・
他にも何人かのライターが該当するのですが、お酒をほとんど飲まれない方がワインのことをあれこれコメントするのは読んでいられないものがありますね。クラシック音楽に詳しくない友里ですが、マスヒロさんも本当に詳しい人なのか、疑問であります。

2007年02月27日

悪い冗談としか思えない、日本フードジャーナリスト会議

読者の方からのメールで知りました、「日本フードジャーナリスト会議」。昨年の秋に発足したそうで、HPは準備中のようでブログを見つけました。
http://blog.livedoor.jp/foodjournalist/
何の集まりかというと

テレビ、出版、新聞、WEB、作家、ライター、ジャーナリスト、編集者、カメラマン、フードコーディネーター、グラフィックデザイナー、コンサルタント、PR広告代理店、各社広報担当者、飲食経営者〜等々の出会いと研鑽の場です。

とのこと。
おいおい悪い冗談もいい加減にしてくれ、と思いませんか。日本の飲食店に関連したマスコミで、「ジャーナリズム」なるものが存在していると思っているお人好しがいるとは思えません。
フードジャーナリストと「肩書き偽装」している犬養裕美子さんを筆頭に、冷静な判断をせずヨイショ、店煽りにに徹しきっている人しか居ないではありませんか。対象としているメンバーはすべて店側の視点に立った「回し者」の職業の人ばかりであります。
そして「特別セミナー」で講演した、また講演予定の講師陣も冗談の一言。記念すべき第一回がなんと森脇慶子氏ですから。料理人との仲の良さをブログなどで自慢しているヨイショライターに、「ジャーナリズム」の何を求めるのか。以前と違って店側へハンドルを切ってしまった「料理通信」の編集長や、シェフやパティシエに寄生して本を出版して彼らを勘違いさせ増長させた罪作りなヨイショ人、浅妻千映子氏とその勘違いしたご当人の辻口博啓氏も登場、4月には何を言いたいのかさっぱりわからない横川潤氏も控えているようです。
反面教師の役割なのでしょうか、彼らのようになってしまっては「ジャーナリスト」ではないということを示したいのか。飲食店関係者やマスコミ関係者が集まってじゃれあっているだけの集まりが「日本フードジャーナリスト会議」とは傍ら痛い。
飲食店関連では一番「ジャーナリズム」に近いスタンスと自負している友里に入会の誘いがこなかったので僻んでいるのではありませんけど。
しかし、この会議の主宰者も「放送作家」。数が多ければ良いってものではないのは犬養裕美子さんの「舌」で証明済みですが、放送作家って名が売れる前にも「食」に興味があったのでしょうか。小山薫堂さんも飲食店のプロデュースに血眼のようで、「放送作家」という職業は、「ジャーナリズム」とは対極に位置するものだと考えます。
自称するのは自由でしょうが、「日本飲食店アオリスト(煽りスト)会議」の名称の方がぴったりだと最後に付け加えさせていただきます。。


2007年01月17日

新刊「シェフと美食の王様」について その2

今日はヨイショ系ライターが、なんら考えもせず、検証精神も持たず、料理人の口上を鵜呑みにして垂れ流している問題点を一例をもって挙げてみます。
この本では「ナリサワ」との会談が巻頭を飾っており、その次に「シュマン」と「エノテカノリーオ」が続くのですが、両店のシェフが「肉の焼き方」に対して正反対の主張をしているのに、それを問題視せずそのまま紹介しています。
「シュマン」の児玉シェフは、「肉を焼くのは、すべて自分でやります」と「火入れ」を肉料理の大事な要素に挙げています。
反面、「エノテカノリーオ」の斉藤シェフは、メイン料理は店一番の「新人」に担当させていると発言。「良い肉や素材を使えば、焼き方の技術などすぐに覚えますからね」と続けているのです。
フレンチとイタリアンでは調理法が多少違うでしょうが、最近は境界がなくなりつつあります。「焼き方」が肉料理の重要事項として自ら焼き上げるシェフ、かたや素材さえ良ければそんなに技量は必要ない(誰でも直ぐに覚えられるということ)と「一番の新人」に任せているシェフ。
二人と直接対談しているはずなんですが、来栖けい氏はこの相反する主張にまったく反応しておりません。行きつけの寿司屋の主人からの口上を鵜呑みにし、フレンチ、イタリアンでもシェフのいうことを「素直」にフンフンとうなずいて、なんのポリシーも意見ももたず、検証もしないで、ただただ「素晴らしい、美味しい」を繰り返す王様、もとい、オコチャマ。また、これをそのまま載せた出版社の編集担当も、料理に関してはまったく一家言持っていないという事です。

彼を支持する「食通の大人」が存在するとはとうてい思えませんが、未だに露出しているということは、それを許す読者や視聴者の「質」を問われる事になるのではないか。そうでなければ、料理番組に露出するお笑いタレントの延長線上との位置づけとしての認知しかないということでしょうか。
このような底の浅いライター、百戦錬磨の料理人たちが手玉にのとるのは朝飯前、尊敬しているようなフリをして実は内心軽んじ、うまく宣伝に利用されてるということをそろそろ自覚するようオコチャマにアドヴァイスさせていただきます。

2007年01月16日

新刊「シェフと美食の王様」について その1

最近相次いで週刊現代と週刊ポストが巻末の店紹介企画を終了してきました。それぞれ山本益博氏、梅谷昇氏が担当していた「店ヨイショ系」紹介記事でしたが、この友里にとっては貴重な情報源でありまた、ブログのネタ素でありました。相談したように時期を同じくして掲載終了になってしまい、ネタ不足で悩んでいたのですが、読者から教えられたこの本、自称「美食の王様」、一般通念「過食のオコチャマ」と言われている来栖けい氏の新刊は、突っ込みどころ満載とのことで早速購入したのです。
「最高のシェフ11人」という根拠がはっきりしませんが選ばれた11人のシェフとオコチャマの対談がメインで、後半は参考にならない食材や調理別の料理ランキングでページを稼いでいます。
出版関係者から以前聞いたのですが、よほどの著名人・有名人同士でなければ売れないというのがこの「対談本」だそうです。隙間のあいた字配列で、あっという間に読みきってしまう本でして、シェフの垂れ流す口上を素直に受け入れるオコチャマの発言は、まったく底が浅く一般読者にとって参考になりません。今回の企画は、この売れないだろう本の問題点を取り上げることにより、料理人だけではない勘違いしたライターの存在を浮かび上げる事ができると考えます。
私がブログで取り上げた事によって、宣伝になったとJCオカザワ氏は反論のほか、一食奢る度量を見せてくれましたが、果たしてオコチャマはどのような反応をするか。ヨイショ系ライターのお約束、批判は完全無視となるのでしょうけど。

まずは成澤氏との対談から。成澤氏の100人に100人好かれようとは思っていない、好きな人だけ来てもらいたい、との発言を受けて、オコチャマは、

「好きじゃなかったらもう来なければいいだけのことなんですよね。批判や悪口を書いても、それは好みの問題ですから、意味がないとボクは考えています」

まるでこの友里を槍玉にあげるために謀ったような話のふり方。しかし、まったく彼の発言は理論的に破滅しています。
情報をいただいた読者は、この発言のように飲食店に対して批評や評論を封印したら健全な発展を阻害してしまう、とオーソドックスな意見でありましたが、私は友里的に斬り返してみます。
批判や悪口(私のコメントは悪口とは思っておりません。あくまでシャレで拙著のタイトルに使用しただけです)がその人の「好み」の問題というならば、ヨイショしたいと思う感情や美味しいと感じることも人の「好み」ではないか。
好きじゃなければ来なければいいという発言は、そのまま「好きだったら、黙って一人で通っていろ。自分の変な好み、センスをもとに、本や雑誌で他人に言いふらすな」と。
なぜヨイショの場合だけ本や雑誌に書いてよく、批判は公表してはいけないのか。頭には読者ではなく「店・料理人」しかないのでしょう。
私は言いたい。「あなたたちヨイショライターが黙って店へ通っているだけなら、私は店評価を雑誌、本、ブログで公開しませんよ」
個人的に親しい人の店を何回も無理に取り上げて宣伝する彼のスタイル。今はその変わった風貌と若さという物珍しさでいくらか声がっかっているようですが、こんな底の浅い話しかしないなら、そのうち飽きられてしまうと私は考えます。
だいたい、お酒も飲まずに一人で5皿も6皿もフルポーションで食べている男性が、隣の席にいることを想像してみてください。気持ちのいいものではありません。
黙って店へ通うのも控えて、他人から見えないところ、個室かデリバリーでその胃袋を満たしていただきたいと思います。

2007年01月11日

悪口(批判)はその場で言え

良く料理店関係者が友里に向かっていう言葉であります。ネットの掲示板でもそのような書き込みをよく見かけます。彼らにとっては、勝手に本、夕刊紙、ブログでネガティヴな事を書かれることが気に入らないのでしょう。先の「脅迫料理人」も「岩の陰から石を投げている」と言っていたそうです。
確かに、雑誌、マスヒロさんや犬養さん、大谷さん、古川さんなどヨイショライターの甘い絶賛記事になれた料理人、店関係者は、ペンネームで正体がわからない友里の辛口評価(といっても『しみづ』をはじめ結構正体は知れ渡っているようですが)が受け入れがたいのでしょう。
しかし、以前から私は主張しているのですが、友里は原則、マスコミなどに「ヨイショ」で取り上げられた店だけしか評価の対象にしておりません。会員制、紹介制でマスコミやネットへの露出を嫌っている店は訪問しても取り上げておりません。「竹慈庵 なかだ」や「喰切り 江ぐち」は、「紹介制」と称しながら東京カレンダーなどマスコミに露出している「紹介制偽装」の店なので取り上げたまでであります。

一般読者、一般客にとって、何ら断りもなくマスコミ、自称料理評論家、フード・レストランジャーナリストが料理人や店へ擦寄り「ヨイショ」、「過大評価」している現実。彼らが自ら「癒着している」、「シビアに評価していない」と開示して記事を書いているならわかりますが、出版社と組んで勝手に「店宣伝」しているだけ。読者の知らないところで店、書き手、出版社が握手しているのですからひどいものです。
両刃の剣というのでしょうか、読者に開示せず勝手に「ヨイショ・宣伝」してもらった店は、逆に本、夕刊紙、ブログで「勝手に」批判されても仕方がないでしょう。。
良いところ取りは甘いというもです。ヨイショはいくらでも受け付けるが「批判」は嫌だ、というのはまったく子供じみた発想です。了解しない批判が嫌なら、マスコミでのヨイショ宣伝も断ればいい。一般読者は、お金を払って雑誌を購入しています。ヨイショライター、似非料理評論家たちが、読者を無視して「勝手」に「癒着」、「ヨイショ」、「過大評価」を世間に発表しているのです。そのことを料理人たちはどう釈明するのか。
読者が了解しない「ヨイショ記事」に勝手に出ている料理人、店が友里に「勝手に批判された」と騒いでいる現実。懐が浅いというか、視野が狭いというか、ホント、「自分勝手」な人が多い業界のようです。
実際、このような料理人や店にダイレクトに問題点を指摘しても、勘違いしているのですから聞く耳もたないことでしょう。
ヨイショ、過大評価、店宣伝されているのですから、批判されて文句をいう筋合いはないと私は考えます。
また、私は掲示板の匿名投稿をしているのではありません。出版社、新聞社、そして友里と文責は明確であります。掲示板と違って正面からの抗議は誰でも簡単にできるのです。その際は、我々は真摯に対応させていただいております。しかし、そのケースはなぜか不思議に「稀な数」だということを最後に付け加えさせていただきます。

2007年01月01日

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ「友里ブログ」をよろしくお願い申し上げます。

昨年は「鮨処 しみづ」の置手紙挑発事件にはじまり、誰でも知っている有名人気店の料理人からの脅迫と色々なことがありました。この業界には、後先考えないで思いついたら直ぐ行動をおこしてしまうタイプの人が多いのでしょうか。
私の勤務先を知った「嬉しさ」のあまり手紙を書いたとあったのに、清水氏は私の訪問を歓迎するどころか予約が一杯でないのに「満席」と入店拒否にでてきました。フェアドマとは違った「満席偽装」であります。それでは予約があればいいのかと、たまたま知人のグループの急な欠員に加わって入店を試みた昨年末もただ「帰ってくれ」と言うばかり。
では、なぜわざわざ手紙を置いていったのか。「嬉しい」と書いた手紙を残して友里に何を期待したのでしょうか。
来るな、顔を見たくない、という内容の手紙なら、その後の清水氏の対応は理解できるのですが、「嬉しい、ご指導を仰ぎたい」と書いているのですから、その後の彼の頑なな態度が理解できません。
友里は正体を知られ多勢で押しかけると手紙で書かれたら、反撃できずビビって小さくなり、それを親方や弟子、そして同業者に自慢したかったということでしょうか。
まさか友里本人が直ぐに訪ねてくるとは思っていなかったのでしょうが、そうは世の中甘いものではない。かえって恥をかいたというか、自分の狭量さを公開してしまった結果となりました。
人の会社には勝手に来て手紙を置いていったのに、自分の店へは客としての入店も拒否する、というのではあまりに自分勝手。手紙の置き逃げで事が済むと思っていたのではリスク管理が甘いというものです。

また、家族に危害を加えんばかりの脅し文句を言った有名料理人。立会人と3人での会談との約束を破り、その有名料理人の誘いに乗ってホイホイ友里との会談場へやってきた勘違い洋食系料理人。会ってもいいが論破した内容を公開するぞとの通告に、会わずに帰ってしまったのは拍子抜けでしたが、友里の想定内でありました。
家族に対する脅迫をし、約束を破って会談事実を漏らして助っ人を呼んでどうしたかったのでしょうか。勢い余って、また私の気を引きたいがために「脅迫」のようなことを口走ってしまったと後から全面謝罪してきましたが、やはり後先考えない言動は私には理解できません。

いずれもマスコミやマスヒロさん、犬養さん、大谷さんなどがその人格も含めて「絶賛」している料理人たちです。彼らの「人を見る目」はどうなっているのか、無いのではないかと思ってしまいます。
手紙を置きっぱなしにしないでしっかり意見交換する、議論する、ディベートしたかったというならわかるのですが、後は逃げっぱなし。思わず「脅迫」してしまったが本意ではなかった、ではまったく戦略なき行動だったと言えるでしょう。

この4年近く、私は飲食店業界、フード・レストランジャーナリストたち、自称料理評論家、似非食通の業界人・文化人たちの「煽り宣伝・料理人ヨイショ」に問題提起してきました。
今年はそろそろまともに正面きって彼らと論争が出来ればと思っております。まったく聞き流して反応しない、もしくは変な「脅迫」をするというのではなく、自分のやっていることが正しいと思っているなら、友里と正面から論争をする度量を今年は彼らに期待したいものです。

2006年12月22日

下手な反論で語るに落ちた、J.C.オカザワ

いやー、こまめにチェックしているんですね、JCオカザワ。松嶋シェフのチューブ山葵使用を取り上げたブログに関して、「友里はまた勇み足」とすぐさま勝手に持論を展開して反論してきましたが、両方を読み比べていただけれ彼の矛盾がお分かりいただけるはずです。
「本山葵」は脂っこいものに合わないと自覚しているなら、なぜ、数千円の寿司屋で「本山葵」を求めるのか。この価格の店で扱うマグロは高額鮨屋の質では当然なく、特に中トロ、トロは脂っぽい。地中海だかの「蓄養物」を扱っている場合もありますから脂も多すぎるでしょう。また、他のタネも、当然「天然」は扱えず「養殖物」が主体ですからこれまた高額鮨屋より「脂っぽい」はず。
ね、完全に自己破綻していますでしょ。脂っぽいタネしかない数千円の寿司屋で「本山葵」を要求するのは意味がないんです。
私は確かにデパ地下の刺身にチューブ山葵を使っているといっていますが、それはそれで充分だからであります。誰かさんと違って、添加物が大量に入っているのに気がつかずに「美味しい」と絶賛しているわけではありません。このレベルでは必要にして充分だと考えているだけです。

また、JCは、「化学調味料」に関しても、ラーメンなど汁物限定しか認めないとエクスキューズしていますが、みなさん、ぜひ「グルメバトル」の「桃花林」のところを読み返してください。立ち読みでもかまいません。JCが絶賛して掲載を決めた中国料理店です。
しっかり汁物以外の料理を食べているんですよ、JCは。この店の料理はある程度の舌をお持ちの方ならすぐわかるほど、ほとんどの料理に「化学調味料」を使いすぎています。店関係者も認めているのを友里征耶は漏れ聞いているくらいです。
後で「喉が渇いた」とことを「味付けがしょっぱすぎたから」と書いていますが、それは大量に「化学調味料」を「気がつかず摂取」したからなんですね。語るに落ちるとはこの事を言うのでしょう。

しかし私もお世話になっていたQ事務所。先日も3日にわたってJCの友里征耶批判の掲載を許可し、今回もすばやく掲載。
私の時は、「もう辞めましょ」と古川修さんへの反論やJCからの回答の掲載を拒否したんですけど、方針を変更したのでしょうか。
AKIKOさん、伊藤章良さんなどダイレクトにクレームが来て対応に苦労したそうで、「さとなお」さんの純粋な読者からのクレーム対処も大変だったと聞いたことがあります。古川さんもお怒りになったのかもしれません。
私は批判されて反論はしますが、掲載やめろとかクレームつけることをしないと公言しております。
要は、クレームつけてくる相手への批判掲載には敏感に、気にしない相手にはまったく掲載オッケーというダブルスタンダードに徹しているのでしょう。
円満退社だと思っていたのですが、それとも「友里だけは例外で何回も批判して良し」の方針なのかもしれません。
今後もブログのネタになります。JCだけではなく、ぜひ思い込みの激しい突っ込みどころ満載、料理人や生産者の口上垂れ流しヨイショ副業ライターの古川修さんにも批判していただきたいと思います。

2006年12月19日

「東京いい店うまい店」は使えない 1

拙著「グルメバトル」とほとんど同時期に2007〜2008年版を出版した「東京いい店うまい店」。飲食店ランク付け本としての歴史は40年とかなり古い本であります。当初から執筆人の覆面制を強調した「匿名取材」をウリにしています。顔が割れた取材では、一般客の目線を確保できないと巻頭で宣言していますが、果たして内容は一般客、一般読者にとって為になる、使い勝手の良い本なのでしょうか。
答えはノー。私は毎回購入しておりますが、食に造詣の深い著名ライターを含めて40人ほどの探偵が一夜漬けでない知見を披露していると自慢していますが、私に言わせると「ガイドでもなく店評価でもない中途半端な本」でしかない。
1967年から続いているのですから正に「継続は力なり」でしょうが、その継続に敬意を払いながらも昔ながらの(愛)読者としていくつかの問題点を挙げて改善を提案したいと思います。

今日はまず評価とコメントが矛盾しているという点について。以前も問題にしたことがありますが、この本は味、値段、サービスの3項目に関して、2つ星から5つ星までの4段階評価をしております。味に関していえば3つ星から5つ星の3段階。つまり、最低の味の店が3つ、最高の味の店が5つ星の評価であります。
味が3つ星の店は、取り上げた店の中で最低ランクに位置するわけでして、その中には「小十」、「キオラ」とちょっと首を捻るものがあります。反対に5つ星店には「ブノワ」、「かどわき」、「京星」などが挙げられております。
味わいの感想は人それぞれですから、こんな評価の本があってもいいのでしょうが、問題はそのコメントであります。読者としては、3つ星の店は、料理のどこが良くないのか、どういう点が評価できないのか、当然期待するのですが、この本は昔からまったくその説明をしておりません。どの店のコメントもよく言えば前向き、はっきりいえば無難な応援文に終始。星のランクを見ず、コメントを読んだだけでは3つか5つかまったく判断できない内容なのです。最低ランクの店を褒めまくって読者に何を伝えたいのか。
どういう理由で最低ランクにしたか、最高ランクにしたかを公開しない評価本なんて、信じられるでしょうか。評価基準を明確せず、問題点をまったく記していない「自称 評価本」。まったく使い道がない本と言私は考えます。
大手出版社がこんな「緩いガイド本」を隔年で出し続けて読者は何も文句を言わないものなのか、私は不思議でなりません。
まじめに批評しているのですが、こんな事を書いてしまうと「文藝春秋社」系列の雑誌からのオファーはまったく来なくなるでしょうか。度量を期待してオファーを待つのはむなしいものです。

2006年12月04日

文句言うなら本くらい読んで来い

つい最近、私と膝詰めて話し合いたいという料理人と、中立の立場であるその店の常連(私の知人でもありますが)の立会いのもと深夜話し合いを持ちました。
特定されることを避けるため、店名やジャンルは敢えて書きませんが、マスコミにも頻繁に登場する人気料理人。どうせクレームだろうとは予想していたのですが、彼の話はまったく私の想定外のものでした。

彼の主張を簡単に記してみましょう。
私の本やブログは読んだことない、と前置きしておきながら、「私の周りには『友里征耶はどんな奴だ』と探っている仲間がたくさん居る。落合さんの誕生パーティーには150人も集まるんだ。あなたは・・・(具体名)に住んでいますね。子供を含めて家族の顔も知っている。こんな事を続けていたら、お子さんがどうなると思っているんだ。料理人は色々いるんだ。子供に何をされるか心配なら、まず謝って今後こんな活動をするのを辞めることだ」

おいおい、こんな事、第三者の立会いの前で言ってしまって大丈夫なのか、と私はまず彼の脇の甘さに驚きました。どう聞いても、子供に危害を加えられたくなかったら謝って引退しろ、という立派な「脅迫」であります。証人になりえる立会人の前で堂々と非合法に脅すその神経というか非常識に驚きましたが、それと共に呆れたのが「本やブログを読んだことない」とのフレーズです。
私の書いたものを読みもしないでよく文句言ってくるな、と。店の事をネガティヴに書かれているとの常連からの情報で頭に来てコンタクトしてきたそうですが、これってありか。
文句つけるなら、せめてその部分だけでも最低読んでくるべきではないか。友里征耶が店で食べないで本やブログで評価するようなもんではないか。そんなことしたら、烈火のごとく怒るだろうに。
本くらい立ち読みしてでも、私のスタンスや性格を理解していたならば、乗り込んできてこんな恥かかされなかったと思うんです。威勢よく脅したはいいが、私の反撃で尻つぼみになって黙り込んでしまったからです。
また、勝手に名前使われた「ベットラ」の落合務さんにも迷惑がかかるというもの。落合さんまで私の家族に対する脅迫に加わっているようにも受け取れる発言内容だったからです。まさか、レトルトでも儲けて絶好調のあの落合さんが現状の生活捨ててまで、売れない友里への「脅迫」に加わるとは思えません。

「グルメバトル」に書いてありますが、料理人は自分のバックに大勢いるんだということを示して圧力をかけたがるようです。「しみづ」の清水氏もそんなことを私向けの自筆の手紙に書いてありました。立会人の前、自筆の手紙と、どうやら料理人は証拠を残すことに無頓着のようです。

私の写真をグループ店内に張って何時来てもわかるように手配していると電話で言っていたので、「盗撮ではないか」と迫ると、「友里さんが偶然店前を通り過ぎたとき、雑誌社が取材で店構えを撮った写真に写ったので貰っただけ」となんとも子供じみた言い訳をしてきました。「そんな写真なら私の顔がはっきり判るはずがない、見せてみろ」、「なぜ住んでいるところを知っている。住所なんか教えていないぞ。お宅の店は客を尾行するのか」、「子供の事を出して脅すのは立派な刑法で言う『脅迫罪』が成り立つことを知っていて発言しているんだな」、「私の個人情報を他の料理人に漏らしているようだが、それは営業上知りえた情報なので『個人情報の漏洩』になり店の信用問題になるぞ」と迫ったら、ダンマリを決め込んでしまいました。反論できません。もう少し、社会通念を備えてから、マスコミに登場すべきではないでしょうか。

なぜ彼は高飛車に脅してきたのか、彼の口からやっと訳がわかりました。以前も店を批判したライターを呼びつけて謝罪を勝ち取ったそうなのです。
本人が自慢して言っていたのですが、あの「大谷浩己」さんを呼び出して一発かまして〆上げたとか。それに味しめて、私に談判して謝罪させようとしたのでしょうが、彼に尻尾を巻いた大谷浩己さんほど私はヤワではなかったということです。
しかし、髭生やして体も態度もデカい大谷さんですが、呼びつけられて尻尾を巻いたとは情けない。
ここでやっと私は長年抱いていた疑問が解けたのです。
「東京最高のレストラン」、大谷さんが仕切っている役に立たない似非評価のガイド本ですが、いつの間にかこの料理人の店を掲載しなくなってしまっていたのです。埋没どころか今でも超人気店でマスコミに頻繁に登場しているのに不思議だったんですが、大谷さんが締め上げられて触れなくなったんですね。これほど大谷さんが「ヘタレ」で、そして出版社も逃げ腰の会社だとは思いませんでした。大谷さんにしては珍しくかなり厳しくこの店を批判していたのですが、締め上げられて自分の発言を封印してしまったようです。

アンチ友里征耶の方々は、この経緯は友里の一方的なもので信じられないと言うでしょう。事実をそのまま書いたのですが、話し合いの最後でもし私に言いたいこと、また反論があるなら、いつでも原文そのままブログに掲載するとその料理人へ通達しております。私が握りつすことを心配するなら、立会人を通して提出してくれ、とも言ってあります。でも2週間ほど経過しましたが、未だその申し出はありません。

現在、料理人の店経営者は全面的に彼の言動に対して謝罪されていますので、今の状態に変化がない限り、今後も店や料理人の実名を公表することはありません。
しかし私は言いたい。文句つけるなら、せめて私が書いたものをじっくり読んで来い、と。私が食べずに書いたら怒るでしょ。
また、彼らの言い分に「勝手に悪く書かれた」というものがあります。マスコミやヨイショライターの持ち上げで勘違いしてしまった典型的な発想です。
一般読者は、自分たちの了解なく勝手に「べた褒め」された記事内容を金払って読まされている現状をご存知ではない。ヨイショライターや雑誌社に、読者は「料理人や店との癒着」、「不必要なヨイショ」、「べた褒め」、「過大評価」を許してはいないのです。
彼らが、勝手に「褒められた」ことは容認し、勝手に「悪く書かれた」ことだけに怒るのは「いいところ取り」ではないか。勝手に書かれるのが嫌ならば、べた褒め、辛口に関係なく拒否するべきでしょう。私はマスコミに露出していない店、取材を拒否している店については入店してもコメントはしていません。料理人はもう少し相手のことを、住所や家族など個人情報ではなく、主張やスタンスの調査をして勉強してから文句なり脅すなりしてきてもらいたいものです。

2006年11月20日

そろそろ潮時ではないですか、マスヒロさん

何年にもわたって連載されていた週刊現代での山本益博氏の店紹介。1年毎にタイトルを変えてはいましたが、評論とはかけ離れた「ヨイショ」の店宣伝文でした。今年に入ってから、取り上げる店がB級、スウィートに偏ってきたなと思っていたら、年半ばには掲載終了。貴重な友里のブログネタが一つ減ってしまったのは残念でしたが、一般読者にとっては無駄な情報で混乱させられなくなりますので良かったと考えます。
さて、未だマスヒロさんが力を示しているのが「大人の週末」という雑誌です。最近はマスヒロさんの特集企画はないようですが、相変わらず「365日食べ歩き手帳」として2ページ使ってダラダラと店訪問を書き綴っています。
私は毎月欠かさず読んでいるのですが、この「手帳」も最近かなり傾向が変わってきたたというか、末期症状ともいえるものが目立ってきました。
いくら自分がプロデュースして集客が芳しくないからと言って、「リョウリ ゲンテン」を毎月取り上げるのはいかがなものか。あまりの不振なのか、ランチに半額の「丼もの」まで供するようになったようですが、これは飲食店としてはやってはいけないコンセプト変更です。彼が関係している「れい家菜」もじりじりと安いコース価格を出してきていますが、客側にたって考えているとは思えません。客単価下げるということは不振だというのが丸見えですから、そんな店へいきたいとは思わないのが一般的なんです。
その他掲載する店がめっきり低額化してしまいました。カレー、洋食が占める割合が高すぎます。また、もうネタがないのか、同じ店を繰り返し訪問し行数稼ぎする姿もみっともない。親子丼の「縁」という店へは、1ヶ月手帳で3回もの訪問を書いています。都度、店へアドヴァイスし、店側が自分の事を認めてくれたといった自慢も忘れていません。
反面、「新亜飯店」では、指摘を軽くいなされたのが気に入らなかったようで、「日本人は何も言わないで帰ると思ったら大間違いですよ」と珍しく攻撃的なお言葉を発しています。
しかし私はそのままこの言葉をマスヒロサンへお返ししたいと思います。「店や料理人、出資者と癒着して一般読者を欺く『ヨイショ』、『煽り』の過大評価の店宣伝。日本の読者が何も言わないで貴方の書いた雑誌や本を今後も買うと思ったら大間違いですよ」と。
店側も、マスヒロさんの取材を受けて無理な「店宣伝」されたら、かえって営業に差し障るのではないか、といった疑問をもって凛とした態度で彼にのぞんで頂きたいと思います。
デビューして数十年。あまりのスタンス変更がもう自身ではわからなくなっているのでしょうが、そろそろ「大人の週末」も潮時ではないでしょうか。

2006年11月16日

「おせち」まで進出してきたか

皆さんは正月におせちを食べますか。私はまったく食べたいとは思わないのですが、日本の伝統と言うか家族の教育上の問題もありまして、我が家では用意しております。優雅に海外で新年を迎えられれば、この「造り置き料理」を食べることはないのですが、この3年、外食率が倍増してしまいわずかな依頼の原稿料ではとうてい補填できず大赤字。正月は家にじっとこもるのが慣例になりました。
だいたいこの「おせち」、昔は正月休みで食材が買えず、また飲食店もやっていないので造り置きで凌ぐためのものとしては便利でしたが、今は元旦でもファミレスはオープンしているはずです。焼肉屋なんか、満席で行列が出来ていました。ホテルも年中無休ですから肉系だけでなくスシも食べられるようですが、街場のスシ屋でも、奥沢の「入船」は大晦日、元旦も営業している本当の意味での年中無休店。ほかのタネはさておき、マグロだけをつまむのでしたらいいかもしれません。

さて、いつものようにイントロが長くなってしまいましたが、我が家は「出来合い」のおせちです。家で一々造る手間を惜しみ、コスト的にも歩留まりが悪いので、一見無茶高く見える百貨店経由の「おせち」を頼んでいます。しかしなぜ一気に大量生産できる造り置き料理がこんなに高いんでしょうか。上は20万から最安値で2万円前後。勿論参加することだけに意味を感じる我が家は当然「最安値もの」です。

家人が選んでいたカタログをみてぶったまげました。吉兆、金田中などのビッグネーム、百貨店の食堂オリジナルなどはわかりますが、聞いたこともない和食屋が競って出品しています。ここまでは許容範囲内。
驚いたのはフレンチやイタリアンの店が進出して来ていることです。
石鍋さん、脇屋さん、陳さん、植竹さん、落合さんなどなど。多店舗展開やレトルト食品進出など利にさといこの人たちは、「おせち」が儲かる商売だと気づいたのでしょう。そして極めつけと言うか、キワモノが「XEX」と「アロニア ド タカザワ」でしょうか。
アメリカ和食でなぜ鉄板ステーキなんだ森本さん、ワイズに身を寄せてよかったねクオモさん、料理長なんかいるような店ではないぜ「An」の谷川さん(初めて知りました)、世に売れる前にプライベート会社をなぜ造れるのか本の経歴と実情が違うようだぞ辻口さん、などなど。
写真では、森本氏の鉄板ステーキは確認できませんでしたが、辻口氏のマカロンやバリスタチャンピオンだかがブレンドしたコーヒー豆までついている「XEXプレミアムおせち」は、10万5千円ですよ。
彼らの店の普段の料理が美味しくないのに、このようなはったりに感心し、マスコミのつくった過大評価を信じて購入する人がいるのでしょうか。
一日2組しか入れていないイタリアンのポッと出のシェフのおせちに5万円も払う人がいるのでしょうか。
以前からよい商売しているなと思っていたこの「おせち料理」。やはり膨張主義、儲け主義の料理人や運営会社の格好の標的になったようですが、わざわざ彼らの懐を温める必要はありません。こんな暇あったら、(実際クオモさんや辻口さんは何もやっていなくてロイヤリティだけもらうんでしょうけど)、自分の店の料理を工夫して客に満足感を与えるようにしてもらいたいものです。
私はあらためて考えました。こんなシェフ、料理人、運営会社だけが悪いのではなく、これを企画する百貨店、そして購入するお人よしの客もいけないのではないかと。
客側がしっかりした目と舌をもてば、このような人たちが跋扈することはなくなると思います。

2006年10月23日

本当にネタ不足のようだ

「店評価ブログ」に先々週掲載の日刊ゲンダイのコラムを3つアップしました。お暇なときにでもお読みください。

さて、掲題の件。友里特有の「自虐ネタ」ではありません。最近、私が書いた週刊現代の記事、「行ってはいけない10店」のイントロでちょっと日頃の店癒着振りを紹介させていただいた山本益博さんのことであります。しっかり目を通されているようで、憤慨されていたとか風の噂で聞きました。
今月発売の「大人の週末」の「食べ歩き手帳」を読まれましたか。相変わらず8月某日と2ヶ月前の店訪問日記をダラダラと書いて原稿料を稼いでいるようですが、こんな時期遅れの訪問日記、意味あるのでしょうか。「菊乃井」では穴子、鱧、鮑、冬瓜など季節感溢れる料理を食べたと自慢していますが、今は10月ですからね。全然読者には参考になりません。
でも、それより問題なのは取り上げている店であります。
「すぱいす」、「えすと」という小さなカレー屋は、もう何回登場したでしょうか。グラナダ経営の「カンテサンス」も最近はかなり力を入れて宣伝しています。ここまで執拗に取り上げると、下山社長に頼まれたのではないかと勘ぐられる危険があるでしょう。
そして今回私がひっくり返ったのは、西麻布の「キッチン ヌノ」。ここは千円以下でランチが食べられて周辺に勤める人には重宝な店ですが、何の変哲もない洋食屋です。麻布十番の「エドヤ」のようなレベルの洋食を出す店ではありません。そのハンバーグが逸品だったとヨイショしていたのですから、唖然としました。欄外には「予約できる」とありましたが、夜でもこの店を予約して行く人がいるとは思えません。
最近はかなりハードルを下げて、たいした店でもないのにベタ褒めするマスヒロさん。傑出した料理や店がそうそうあるわけではなく、完全なネタ切れなんでしょう。このベタ褒め、ヨイショ記事のスタイルを変更しない限り、今後は益々内容がない店紹介となると考えます。
それにしても、白金台の中華へ行って帰り際、またまた主人にスープのことでアドヴァイスしたと自慢しております。1200円の定食のスープが800円のランチと同じものだといった、取るに足らないつまらないアドヴァイスをする前に、あの並木橋の「有昌」で食べたとき、「あまりにシイタケそばのシイタケに化学調味料を使い過ぎている」と言うべきではなかったか。
誰が食べても使い過ぎがわかるほど大量投入しているその「シイタケそば」をベタ褒めしているのですから、彼は化学調味料の有無、多少がわからない、珍しい舌の持ち主なのかもしれません。

2006年07月02日

犬養さんへの突っ込みネタを久々に見つけた

最近、犬養裕美子さんの店や料理人を無理に持ち上げた記事を目にすることがありませんでした。
よく考えてみれば、彼女のホームグランドは女性誌主体。友里が普段読む雑誌で出くわす機会はほとんどないのです。何か物足りない日々だなと思っていたのですが、読者の方から、「エル・ジャポン 7月号」に突っ込み満載の犬養ネタがあると連絡をいただき、この女性誌をはじめて購入しました。

若手シェフの注目店を7軒紹介する企画でありますが、書き出しに「今、最も女性から信頼されるレストラン・ジャーナリスト」と犬養裕美子さんが紹介されています。確かに男性で彼女の店評価というかヨイショ記事を信頼している人はほとんど居ないと思うのですが、女性で信頼している人が多いと言い切ってしまっていいのでしょうか。私が考えるに、「女性誌を出版している会社の編集者」だけが、何を間違えたか彼女を信奉、仕事を依頼しているに過ぎないと考えます。というか、彼女に執筆依頼すると雑誌が売れると勘違いしているのでしょう。未だにジャイアンツ戦が視聴率とれると勘違いしているTVマンと同じです。
いや、もうそんな化石のTVマンは絶滅に瀕していると思いますけど。
彼女はTVの番組にも出ているようですから、俄グルメの放送作家にもウケがいいのかもしれません。そこそこレストランで食べなれた方であるならば、男女に関係なく彼女の発言はおかしいと感じられるはずです。最近はまったく言わなくなりましたが、何万軒も訪問して食べたとの自慢話、数学を勉強された方ならば、男女を問わずそれが如何にいい加減な戯言かお分かりになるはずです。
今回の記事では、持ち上げた7人の料理人の正当性を示すため変な理屈をこねております。
「若く経験不足を感じているので、彼らは自分で素材を選び、考える意欲にあふれている」、と。
素材を探すこと、手に入れることに努力を惜しまない、多くを勉強しようと時間もお金も惜しまない、と力説しています。
いやに前のめりしすぎた記述。若くない料理人は、素材探求も勉強も若い彼らより怠っているというのでしょうか。そんなはずがないことは、雑誌の編集者や放送作家でない、賢明な男女を問わない読者の方にはご存知のはず。老若関係なく、あくまで個人の考え方、性格によるものです。若くなくとも日々精進している方はいらっしゃいますし、若くても天狗になって精進していない料理人は決して少なくないのです。
また、犬養さんは、「彼らが修業してきた店より高い料金はつけない。それが師匠に対する礼儀だから」と力説しています。彼女は、お気に入りの「メゾン ド ウメモト上海」の修業先、「シェフス」へ行ったことがあるのでしょうか。単品料理が主体で、最高でも上海蟹シーズンの蟹ミソチャーハンや蟹が5千円前後。「ウメモト」のように最高3万円近くするコースを出す店ではありません。
素材を考えるなら、わざわざオフシーズンにまで「冷凍蟹ミソ」を出す必要があるのか。いくら科学が進歩したといってもそこは冷凍物。年中単価の高くできる「蟹ミソ料理」を出したいだけの浅知恵であります。

この雑誌ではもう一つ面白い読み物がありました。「美食の王様」もとい、「美食のオコチャマ」の来栖けい氏が、この「ウメモト」で出版記念パーティを開いたときの様子を書いています。しかし、このパーティには、彼が本でイチオシしているメーカー関係者が参加しているんですね。商品も提供しています。
彼が昔からHPでも推薦文を書いて販売に一役買っていた「ルセット」。めでたく「パン本」では第一位にランクしていますが、ここの女社長はわざわざパーティへ参加し、挨拶までしていたと聞きました。
完全に官民癒着というか、店・ライター癒着の構造。若さゆえに、祭り上げられたらその喜びが忘れられなく歯止めが効かなくなるようですが、「美食のオコチャマ」を信じる人も男女を含めた読者にはほとんどおらず、放送作家や似非グルメ作家、そして女性誌の編集者くらいしかいないということをここに付け加えさせていただきます。