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2007年10月31日

名刺販売までやりだした、日本フードアナリスト協会

先日久々にお気に入りに登録しておいた「日本フードアナリスト協会」をクリックしてみました。
http://www.foodanalyst.jp/index.php
相変わらず講習料、入会費、年会費の収入を得るためフードアナリストの養成、認定に力を入れているようですが、肝心の格付け作業がほとんど進んでいません。
この協会の運営委母体である「アテナイオス株式会社」の格付けサイトを見ても、有名店、人気店の掲載がほとんどなくまったく充実されていない。そして一番の問題点は、始まって1年経つというのに掲載店の店データだけで「アナリストレポート」が書かれていないということです。これだけフードアナリストを粗製乱造しているのに、なぜレポートが掲載されていないのか。
http://www.athenaios.com/

彼らの言う店から頼まれて書くという「依頼格付け」(有料)もわずか一軒だけしかないのではないかといった話も漏れ聞いております。
ある大手マスコミも、あまりに胡散臭い団体なので取り上げるのをやめたとも聞きました。
そろそろうたい文句である、

当会は、業務提携先であるアテナイオス株式会社の目指す企業理念および事業ドメインに基づき、<食>に関わる仕事についている方には、さらにステップアップできるチャンスのご提供や実際の業務委託の依頼を、また資格認定により飲食店格付け業務の透明性のある公正中立な勝手格付け業務と依頼格付けに伴う業務委託を、さらに当会を通じて自己表現につなげたり当会が提供する<食>を通したソーシャル・コミュニティ・ネットワークへの参加をしたい方々…など、さまざまな場を提供したいと考えています。

を実現しないと、お金ばかり徴収されているフードアナリストの暴動がおこると思うのですがいかがでしょうか、横井さん。結果が全然でていません。
しかし、今どき、主宰者である横井さんやアナリスト達のような何らポリシーも経験もなさそうな人たちに飲食店がプロデュースや格付けを依頼するでしょうか。

そして最近はアナリスト受験者が減ってきたからかわかりませんが、既存のアナリストを対象に新たな商売を始めてきております。
フードアナリストの認定書を入れる額縁(4000円)、食卓賢人倶楽部所属のフードアナリストであることを記したカラー印刷名刺(5000円)などを認定者に販売しようとしているのです。
私の常識では恥かしげもなくこんな名刺を出せる人がいるとは思えませんが、横ちゃんは何を考えているのでしょうか。何ら自慢できない認定書を立派な「額縁」に入れて家に飾る人がいるのでしょうか。
アナリスト認定者から搾りとるだけで彼らに何か還元しているのか。1年経ってもこの協会の収入が受験希望者や所属アナリスト以外からないとしたら、それはこのフードアナリスト養成というビジネスモデルがまったく確立されていないということです。フードアナリストたちに何ら還元することができないならば、フードアナリスト養成事業は早晩行き詰るはずであります。
もうそろそろ、「あなたもフードアナリストになれる」といった誘いにひっかかる甘い人がいなくならなければならないと思うのですが、相変わらず訳のわからない投資話やマルチに騙される人が絶えないこの日本。この活動実態のないフードアナリストという資格にひっかかる人もまだまだでてきそうで友里は誠に心配であります。

2007年10月29日

ミシュランガイド総責任者のナレさん、料理人以上に勘違いしてまっせ

日刊ゲンダイからあのミシュランガイド総責任者のナレさんが朝日新聞(10/20版)で「勘違い発言」をしているとの連絡を受け、早速その記事を送ってもらいました。読者の方からは、先週発売の「女性自身」で林真理子女史との対談が載っているということでそれも早速購入。11/22に発売する「東京版」の宣伝のため、最後の追い込みとマスコミ露出に精を出しているようです。
この2つの記事を見て私は、どこかのリゾートホテル事業より注目されるミシュランガイドへ転職して舞い上がってしまったナレ氏を再確認したのです。

まず朝日新聞。いかに自分の顔が東京の飲食店業界に売れているかを自慢したいらしく、「席に着いてしばらくしたら、外出していたシェフがあわてて戻ってきてあいさつしてくれました。おかげで料理はどれもおいしく素晴らしいものでした」
何を偉そうに発言しているのか。虎(ミシュラン)の威を借りているだけの、ただの雇われ責任者。そのシェフは自分に敬意を示しているのではなく、ミシュランに頭を下げているだけというのがわかっていない。ミシュラン辞めたら、もう誰も相手にしてくれないということがわかっていません。しかもこんな話を自慢すること自体、知性や教養、礼節を感じません。
だいたい3月に開かれた東京版制作発表会に日仏のシェフを呼んだのも勘違い。
尻尾を振って駆け付けた吉野シェフ、平松シェフも料理人のプライドというものがないのか。本来ガイド本や評論家の評価は冷静にそして真摯に受け止め、それに対処するだけでいいと思うのですが、良い評価をもらったら売上が上がるからといって、ガイドブック側へ媚びへつらって恥ずかしくないのか。

そして制作発表に出たシェフの店、最初から星を確約した裏取引があるのではないか。わざわざ出演して星がつかなかったらそれこそ恥さらしになります。ということは密約があるとしか考えられません。昨年の段階で調査員は、「ロブション、ガニエール、デュカスの店は3つ星をはずせない」と話していたと漏れ聞いているくらい出来レースの感があります。東京版だけではなく、フランス版もこの程度のいい加減さなのでしょうか。
NY版が12万5千部売れたそうで東京版はこれ以上の成功を期待し、自信があるとも書いてあります。しかし、全盛期の「東京いい店うまい店」(文藝春秋社)でも5〜6万部のはず。東京の飲食店ガイド本は都外ではかなり売れ行きが落ちると聞きました。東京の店に関心のある人が他県に少ないということでしょう。単なる店データに星やスプーンの数の列記、せいぜいスペシャリテと内装の写真だけでは、そうは興味を示す人がいるとは思えません。

また、女性自身には、東京版では懐石、天婦羅、寿司、蕎麦など日本の料理店が全体の6割を占めていると開陳しています。和食系に5人のうち3人がフランス人(外人)という構成で、まともな評価ができるのか。マスヒロさんや犬養さん、そしてオコチャマの3人がパリへ乗り込んでフレンチのガイドブック出すようなもので、フランス人は誰も相手にしないと思うんですけど。
また、日本人調査員はプロではない人を9ヶ月フランスで訓練しただけで東京の野に放ったようです。どれだけ経験があるのか知りませんが、店にワインがないので近所へ買いに行ってから和食と合わせて飲んでいた、なんて漏れ聞いた情報を分析する限り、たいした調査員ではないと思います。
林女史との対談で、ナレ氏は「すきやばし 次郎」について、威圧感(結局はサービス)は星に関係ないと話しています。それはフォーク/スプーンマークで表示するので、星数はあくまでお皿の上だけの判断だとか。
それならなぜ身分を明かして食材の入手経路や厨房を調査する必要があるのか。お皿からだけでは判断できないからではないか。ナレさん、まったく言うことが矛盾しています。
吉兆や金田中は「一見のお断り」ということで掲載しないような発言をしています。しかし、吉兆、金田中の店には、誰でも予約できる店もあります。というか紹介制の店の方が少ない。それらの店を最初から除外しているのか、それとも載せないのには他に訳があるのではないか。
一般客の立場をとるならば、客の座っている時間や態度で請求額を変えるということを公言している不明朗会計の「次郎」は掲載するに値する店なのか。日本人はともかく、外人はこの不明朗会計を一番嫌うはずです。
「次郎」は今後外人には明朗会計にし、急かして食べさせないとの言質を取ったのか。日本人にだけ不明朗会計を続けるということなのか。
またほとんどの人が東京最高の割烹と認める「京味」、こちらもコース価格ははっきりしていません。季節の食材によっても大きく異なるはずです。

私は「次郎」や「京味」の掲載の有無がミシュランを信用できるかどうかの分水嶺になると考えます。日本人みんなが褒めたたえ(友里など一部を除いて)、日本一と煽られている「次郎」を、不明朗会計などを理由に掲載しなければ、私は少しはミシュランを見直すのですが、過食のオコチャマ以上に鮨がわからないと思われる外人3名に経験の少ない素人日本人調査員2名、そして本来のコンセプトを捨てて営業至上主義に突っ走るオリエント急行やリゾートホテルのマネージメント専門のナレ氏にその勇気があるかどうか。
すでに東京で高い評価を受けている店を主体にそのまま掲載し、フランスの有名フレンチの日本支店に甘い評価をするならば、内容が読み物としては楽しめないこのガイド、買っても全然役に立ちません。ぜいぜい人から借りてきてチョイ読み程度のもの、10万部以上なんて難しいと思うのは友里だけでしょうか。
私は皆さんに問いたい。これでもミシュラン東京版を信用しますか、買いますか、と。
あの伊藤章良氏がミシュランに問題提起していることを読者の方から教えていただきました。ミシュラン東京版は、フランス本国のレストラン本店の日本進出の後押し、販売促進だと大胆に発言しています。
http://66frogs.com/frogs2007/eatout/eatout07_10.html
彼にしては珍しいシビアな問題提起ですので、ぜひお読みください。

2007年10月27日

「店評価コラム」を更新しました

朝からTVのワイドショーは「亀田」一辺倒であります。昨日の長男の謝罪会見が何度も放映され、コメンテーターが発言を繰り返す。いくつかのチャンネルを流し見していたのですが、その中で違和感を覚えた番組がありました。ちょっと甘すぎるのではないか。
亀田家を担いでいたTBSではありません。フジテレビなんですが、金平会長の判断、対応を高評価、亀田兄弟が協栄ジムに入っていて良かった、なんてコメントもありました。でも今回の事件で共栄に移籍したのではなく、何年も前から所属していたんです。今までの暴走を止められなかった責任を問う声がないのはいかがなものか。若い女性のコメンテーターは、長男の父思いの発言を聞いて「感動した」とまで言っていました。この底の浅い、上辺だけで判断する「純粋な人」が存在する限り、亀田家は将来も安泰だと感じました。
しかしこの手の「純粋な人」たちの存在が、日本フードアナリスト協会、日本フードジャーナリスト会議、そしてマスコミ露出の過大評価店などを延命させている一番の原因だと思います。
TBSが手放した後の亀田家を他の局が虎視眈々と狙っているといった噂を聞きました。今日の緩いフジテレビの亀田家扱いは、その布石なのかと穿った見方もしてしまいます。

さて、「店評価ブログ」にこの夏銀座の更なる激戦区へ移転した「銀座 奈可久」と、中国料理に造詣が深いと言われている勝見洋一氏と「さとなお」氏が褒めている新橋の「四季ぼう坊」をアップしました。
大味好きな「さとなお」氏の褒める店にうまいもの少なし、は定説ですが勝見氏はこの店をなぜ褒めているのか、昼夜訪問した友里にはおおいに疑問を持持ちました。
お暇な時にお立ち寄りください。

2007年10月26日

ミシュランガイドの立派なHP見ましたか

友里が楽しみにしている「ミシュランガイド 東京版」の発売日が11/22に決まったと聞きました。ということは既に取材や星評価も終わり、印刷の準備をしている頃でありましょう。
現段階で調査員やカメラマンと名乗る人の訪問がなかった店は、とりあえず今年のガイドで星が付かないと考えた方がいいかもしれません。
11/19にはシェフなど店関係者を呼んで出版パーティーをするようですが、何を考えているのか。評価対象と評価側が癒着している様を世間に見せてしまってミシュランの権威を落とすと思わないところが、総責任者ナレ氏の大きな「勘違い」であります。

先日読者の方から、ミシュランガイドのHPが立ち上がっているとのメールをいただきました。
http://www3.stream.co.jp/www09/michelin/guide/main.html
早速チェックして、その立派さに感心しました。かなり凝った造りです。この東京版にかけるミシュランの意気込みだけは感じますね。
さて、その中の「コンセプトムービー」なるものを見て、自分のミシュランガイドに対する知識不足を知りました。
皆さん、各国を対象にしたすべてのミシュランガイドの年間発売部数はどのこらいかご存知ですか。
私は無茶苦茶売れているメガヒット本だと思っていたのですが、その総数は年間80万部を突破、累計で3000万部突破だそうです。
世界100カ国以上に発売しているといいますから、単純計算では一国で年間わずか8千部。友里の「シェフ板 悪口雑言集」と大差ないではありませんか。
実際はフランスやイタリアなど欧州の国で集中的に売れているのだと思いますが、世界的に販売していてその知名度からするとこの部数は意外に少ないと感じたのです。平均単価を2千円と仮定したら、総売り上げは16億となります。元はタイヤの販促ツールだから利益を考えていなかったのかもしれませんが、NYや東京のようにドライブに向いていない、つまりタイヤが減らない都市にまで進出してくるからには、出版事業の採算性も捨てられないのではないでしょうか。
日本でのこの手のガイド本では、文藝春秋社の「東京いい店うまい店」が部数を減らしたといっても3万部は刷っていると聞いたことがあります。ということは、今回のミシュランブックも売れて3万部か。いや世界に売れるだろうとの意見もあるでしょうが、世界の3つ星レストランシェフは和食に使う調味料や調理法に関心があるとしても、海外の一般人が和食に興味があるのかどうか。
写真があるとはいっても、今さら「ロブション」や「ガニエール」の写真を見るためにわざわざ2200円出して買うことはないのではないか。掲載されるのはほとんど知られている店でしょうから、知り合いから借りるなりして「星チェック」すれば事は足りると考えます。
仮に5万部(国内3万部、海外2万部)売れたとして、売上総額は1億1千万円ですから、その手間暇(英文・和文の両方を出さなければならない)や調査員5名の報酬や飲食代の経費、宣伝費、出版費などを考えると採算性ある事業だとは思えません。調査員が手弁当で参加しない限り経費倒れになるんではないかと心配してしまいます。
もっともあの食より商売が好きそうな総責任者ナレ氏のこと、10万部くらい売れるとソロバンをはじいているのかもしれませんけど。

2007年10月24日

夕刊フジで日本フードアナリスト協会の宣伝を見つけた

10/17付(16日発行)の夕刊フジを何気に読んでいて見つけたネタです。
6面が「全面広告」(欄外に小さく表示)になっていたのですが、「日本フードアナリスト協会」への突撃レポート、Q&A形式でかかれているので読者は「取材記事」と勘違いしてしまいそうでした。
「フードアナリストは日本で初めて認められた“食・食空間”を評価・分析する専門家」とありましたが、単に商標登録しているだけの私的な資格ではないか。
公に認められた資格のよう受け取れるあらわし方ですが、私企業であるアテナイオスを運営母体にした団体が勝手に発行している資格のはずです。
メリットを聞かれての答「正式にフードアナリストと名乗れます。」には
笑わせてもらいました。こんなの名乗っていわゆる外食好き、食通を自任する人たちが一目置くとでも思っているのでしょうか。しかもこの資格、かなり乱発しているようです。
今尚フードアナリスト希望者を宣伝で募集しまくって、代表の横井氏はどんな将来的なヴィジョンがあるというのか。何千人も乱造して、その活躍の場を全員に与えられるのか。発足して1年は経つはずですが、店からの有償での「依頼格付け」はわずか1件と漏れ聞きました。しかもその店の実名は公表しないとか。もう一つの収入源とうたっている専門誌、雑誌への執筆依頼も所属のアナリストに来ていないのではないか。フードアナリストを何千人も抱えて、彼らに仕事の場やメリットを与えることができるとは思えません。飲食店や出版社などからの依頼による収入があるとも思えません。
つまりこの協会は、宣伝に釣られたフードアナリストを希望する人の受講料、教材費、受験料、登録料、年会費といった受験希望者やアナリストからの上納金で成り立っているだけとしか考えられないのです。そしてジャブジャブ宣伝費を使っているだけ。
ちょっと考えれば胡散臭いビジネスモデルだとわかるのですが、こんな協会のカモ募集に、広告収入を得るとはいえマスコミが加担してしまっていいのでしょうか。いずれは会員(アナリスト)が落胆するのは目に見えています。なぜ他の媒体が問題視しないのか、友里は理解できません。

2007年10月22日

村公一氏は本当にカリスマ漁師なのか

おそらく日本一有名な漁師になってしまったのではないでしょうか、鳴門の村公一さん。
彼が提供する鱸や鯛が日本一かどうかは誰も立証できないと思いますが、「ダンチュー 6月号」だけではなく「情熱大陸」というTV番組でも大々的に紹介されてしまいましたから、一漁師としては正に画期的なことだと思います。
昔は徳島中央卸売市場に出していたらしいですが、現在は飲食店などへ直接販売しているとのこと。市場での卸値の倍以上で売れると言いますから、ホント、いい商売しています。
しかしその経緯をダンチュウなどで見てみると、案の定お決まりの「仕掛け人」が存在しているんですね。村さんの場合は徳島の地酒専門店「おおさかや」の主人と「悦凱陣」という醸造元の社長といった日本酒の関係者であります。
この「悦凱陣」、純米吟醸無濾過生酒で有名なようです。
この仕掛け人となった「おおさかや」に村公一さんを紹介したのが、吉兆で修業し徳島の名店?と一部の仲間内で言われている「虎屋 壺中庵」の主人です。日本一の和食と過大評価していた副業ライターもいましたっけ。
村さんが直接出荷している都内の店は、「岸由」、「カンテサンス」、「出雲」、「新八」、「こびき」、「レ・ブランドゥ」など。勿論徳島の「虎屋 壺中庵」にも販売しているようです。
「岸由」、「こびき」から言えるように、インパクトの強い純米吟醸無濾過生酒を主に置いている店が多いことがわかります。そして上記の多くのお店、誰かさんが盛んに推奨していたのを覚えているでしょうか。
そうです、村さんを「カリスマ」と絶賛しているあの芝浦工業大学の古川教授さんが褒めている店がかなりの確率であることにも注目してください。「岸由」、「こびき」、「レ・ブランドゥ」、「虎屋 壺中庵」などなど。確か「悦凱陣」も親しい、いやお好きなお酒ではなかったでしょうか。自分の好きな日本酒や親しい人が扱う魚や鴨を仕入れている店を主体に紹介しまくるスタンスの副業ライターです。
村さん、純米吟醸無濾過生酒メーカー、酒屋、飲食店、そして古川教授たちの密接な関係がわかるというものです。

ここで読者の方から面白い情報をいただきました。
その方も村さんのことが気になったらしく、徳島中央卸売市場に問い合わせをしたそうです。村さんの魚が欲しいと。
まず市場は個人の方や漁師が単独で魚を持ち込むことはできず、必ず二軒ある中卸を通じて競りにかけられるそうです。
二軒の中卸に「今話題の村公一さんの鱸を手に入れたいのですが・・・」聞いたところ、
「???そんな人は知らんなぁ???」というもの。
ま、TVや雑誌の企画物ですから、所詮現地ではこんなものだと思います。現地ではなく、東京でしか知られていないというのはよくあることです。

また、以下に明石浦漁協のHPにある「魚の締め方」というページのURLを示します。
http://www.akashiura.or.jp/akashinosakana/simekata/simekata.htm
ほとんど村さんがやっているのと同じではないですか。「魚のストレスをとるため一晩水槽で生かす」という考えや魚の〆方、どうやら村さんの専売特許ではないようです。
また、「漁法」というところを見てください。
http://www.akashiura.or.jp/akashinosakana/gyohou/gyohou.htm
鯛、鱸など高級魚は「一本釣り」をしているようです。
でも村さん、TVを見る限り「刺し網」です。
網を使わず効率の悪い「釣り」を選ぶのは、魚をより傷めず確保するためなのは世間の常識です。
魚と会話ができるのか、村さんは「この魚は、養殖場から逃げ出してきたお父さんと天然魚のお母さんの間に生まれた子や」とか、「この魚は2週間前に失恋した」とか人前で話すとダンチューにありました。
これを聞いてマジで納得する人が子供以外にいるでしょうか。非常にカルトっぽい、いやはっきり言えば胡散臭い人です。
魚の〆方は明石と大差なし、漁法は高級魚(村さんの場合は高額魚といった方がいいか)にしては配慮のない「網」使用。魚のストレスをとるため一晩水槽でゆっくりさせると言っても、網使用による魚の傷みに鈍感では統一性がないではないか。傷ついた魚を一晩水槽で泳がしても、その魚は痛い思いを引きずるだけで意味ないではないか。
これで本当にカリスマ漁師、日本一みたいな漁師と言えるのでしょうか。これで倍以上の価格で取引していいものなのか。彼の提供する魚が他の漁師のとった魚を押しのけて、日本のトップレベルと言えるのでしょうか。
実力や実態に疑問ながら有名になった人には、その「仕掛け人」の存在と、根拠がないか、とうに知られている手法をいかにも画期的と脚色する「能書きの垂れ流し」が背後にあります。最近では亀田兄弟が浮かびますね。
私は村さんの鯛、鱸の質が悪いと言っているのではありません。ご本人も色々工夫されているようですから平均以上のレベル、いや上の部類の魚かもしれませんが、周りの仕掛け人に担ぎあげられて若くして勘違いしてしまったような様はいかがなものか。
いや、村さん以外に全国で頑張って日夜創意工夫している漁師のみなさんに対して、仕掛け人たちは村さんだけを持ち上げてしまって失礼になると思っていないのでしょうか。
この構図は、「すきやばし 次郎」が日本一の鮨屋と煽りまくられた経緯と非常に類似していると考えます。
もう一人いました、仕掛け人に祭り上げられて勘違いしてしまった人が。
ちょっと食べ慣れた方ならその底の浅さ、胡散臭さがわかってしまう「過食のオコチャマ」来栖けい氏であります。
食材の原産地の違いがわかると豪語していますが、虚しくないのか。恐らく気軽に親しい人にホラふいてしまって引っ込みがつかなくなってしまったのでしょう。何しろあの「入船」が「日本一の鮨」と判断した舌の持ち主です。本当の鮨の旨さもわからない人が原産地を当てることができるはずがありません。
だいたい、海外の経験がないのに原産地云々言われても誰も信じませんぜ。
マスコミで不自然に取り上げられている「自慢話」、「能書き」や「伝説」、まずは疑ってかかる必要があるでしょう。

日本一有名な漁師になってしまった村公一さん、マスコミや仲間内の副業ライターが煽っているように本当に「カリスマ漁師」なのか、彼の出荷する魚が他の漁師(産地)のものとそんなに質が違うのか、飲食店関係者、漁業関係者、流通業界関係者の方からも本音のご意見をうかがえれば幸いです。


2007年10月20日

「店評価ブログ」を更新しました

本屋でミシュラン特集を掲載している「Invitation」(ぴあ)という雑誌を見つけて購入してしまいました。予想どおりと言っては何ですが、あまり参考にはなりませんでした。
星を取る店を予想しているのですが、調査前から3つ星を約束されているという「ガニエール」はさておき、「アロマフレスカ」が挙げられているのには驚きました。確かイタリア修業歴のない原田氏の料理、イタリア風創作料理だと思うのですが、イタリアンの部門で星を与えるのでしょうか。それとも「和風料理」というジャンルをつくるのか。日本で料理を修業した経験のないフランス人がパリでやっている和食と同じで本国の人なら引いてしまうと思うんですけど。
イタリア風創作料理としては悪くないですが、この店にイタリアンとして星を与えてしまっては、時間とお金を投入して何年も本場で頑張った料理人は複雑な思いをするのではないでしょうか。唐辛子やニンニクが嫌いな「カノビアーノ」といい、この手の店が「イタリアン」として表に出てしまっていいのだろうかと疑問に思ってしまいます。
それにもまして驚いたのが「各界の美食家」と紹介されていた業界人。過食のオコチャマに加えて、ネーミングがまったく実態と矛盾している「日本フードジャーナリスト会議」の主宰者である放送作家が堂々とコメントしていましたから、友里は「黒房下へもんどりうって転げ落ちる」ほどビックリ。「ぴあ」はやはり実態を知らないまったくいい加減なものだ再確認したのです。

さて「店評価ブログ」に、高いだけの居酒屋「東京バルバリ」と、流行っているけどバスク料理ではないビストロ「ラ・ピッチョリー・ ドゥ・ルル」を掲載しました。お暇な時にお立ち寄りください。

2007年10月18日

途中報告 友里征耶・今年のワースト10 その2

和食
山田チカラ 南麻布
エル・ブジで修業し山田氏は「旬香亭」グループでスパニッシュを造っていたはずなんですが、何と独立して創作和食に転向してきました。
主人は狭い厨房に籠りきりですが、でてくる料理は作り置きのようなものが多い。また、造りに供される醤油のヌーベはやめてもらいたい。ヒネたようになってしまっています。
10皿のコースで、トマトソース物が3皿あるのもいかがなものか。調理側としては楽なんでしょうけど。偶然冷蔵庫の中に、業務用のキューピー「凍結卵白」がストックされているのを見つけてしまいました。調理は主人一人で、業務用を多用しているのかもしれません。
客は業界人とタレントが多いようで、私が訪問した時も女優がいました。他にお菓子関係のライターらしき人もいましたから、それだけでも期待できないことがわかります。



鮨 たなか  西麻布
鉄板焼「天」、焼肉「綾小路」、鉄板焼「黒田屋」などを展開している「(株)テンスターズダイニング」が寿司に進出してきました。
カウンターが高く食べにくいし、BGMがジャズ系と最初から江戸前鮨とは一線を画するコンセプト。
岩牡蠣はまだゆるせるとして、毛蟹が出てくるのはいかがなものか。J.C.オカザワくらいしか寿司屋で毛蟹を必要としないでしょう。
アワビも生だけでしたし、まったく普通の海鮮系寿司屋でありました。
明細がでる明朗会計をとっているのは評価できます。
しかし、近所には「いのうゑ」、「廣瀬」、「和心」(現在は2丁目に移転して「藤森」)と支払額に対して寿司のレベルに疑問の店が存続している西麻布。激戦区ではあるようですが、寿司屋に要求する客のハードルはかなり低いのかもしれません。つまり客のレベルが銀座ほど高くないということかも。


その他

ぎたろう軍鶏 炭火焼 たかはし  五反田
この店が入っている雑居ビルを見ただけで、結果は想像できるというもの。
過食のオコチャマ・来栖けい氏はじめ経験少ないけどプライドだけ高い副業ライターも絶賛していますが、本当に美味しい焼鳥を食べた事があるのかと私は問いたい。
火力が弱い炭火台で「蒸し焼き」したみたいな焼鳥は、質もたいしたことなくまったく美味しくありません。
評判の親子丼もレバーもどうってことないものでした。


基順館 板橋駅
「おとなの週末」でも掲載していたので、紹介制の店ですが取り上げます。
この支払(1万5千円超)でこれだけ和牛ヒレが食べられるのですからCPだけを考えたら最高。ヒレ自体も上質。でも友里は再訪する気がおきません。
理由はビールがなく、酒は甘めの日本製ワインだけ。酒好きには非常につらい店なのです。
一日一組がウリですが、全然くつろげない。最初から最後まで主人の自慢話に付き合わなければなりません。和田金の社長がきて驚いた、嵐山の吉兆の主人が褒めた、政財界や高級官僚もやってくる、など主人のマシンガントークは最後まで衰えません。
いくらヒレがあっさりしているとしても、最初から最後までヒレ攻めされては飽きが来るというもの。主人はロースなど脂系の牛肉を否定しているようですが、途中に出た豚のスペアリブは非常に脂っぽかったのが不思議です。

インディアンカレー 丸の内
自称農産物流通業者、私的にはただの食材・居酒屋宣伝ライターにしか見えない「やまけん」さん。かなり知名度高く影響力があるのでしょうか、「東京バルバリ」など、彼のベタ褒した店は釣られた客で繁盛しています。
そしてこの「インディアンカレー」、HP制作にも関与するほど癒着、失礼密着しているようで、やはり絶賛しています。
しかし中身は何のことはない、古典的日本風カレーでありました。小麦粉入れ過ぎかトロミが強すぎ、色々な香辛料を使った複雑な香りや辛さはなく、辣油を使ったかのような直線的な辛さだけ。
厨房の狭さを見る限り、セントラルキッチンで大量に送りこまれたルーなんでしょうけど、居酒屋がホームグランドの「やまけん」さんならではの推奨であると考えます。
昼に時間がとれず近所なので仕方なく食べに行くか、といったカレー屋さん。わざわざ出向き、行列に並んでまで食べる店ではないと考えます。

2007年10月17日

途中報告 友里征耶・今年のワースト10 その1

今日からワースト10となります。ワーストといっても今年訪問した店の最下位から10店という意味ではなく、雑誌などマスコミ露出の割に期待を大きく裏切られた店など負の意味で印象的だった店であります。

フレンチ
ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ 六本木
180名のキャパを誇る、ヒラマツグループの美術館内「高額ファミレス」。
こんな大箱で支払額に見合ったまともな料理やサービスが得られるはずがありません。詰め込み過ぎでこれならその辺のファミレスの方がゆったり食べられるでしょう。冬にコートや荷物を預かるスペースがあるのでしょうか。
キャッチも問題。「ポール・ボキューズが日本に初上陸」のようなあらわし方をしていますが、正確には「ブラッスリーでは日本初」が正しい。銀座、赤坂アークヒルズと2回も「ポール・ボキューズ」を冠したレストランはありました。もう日本は懲り懲りと言っていたボキューズさんをヒラマツグループが説得して3回目の上陸になったと漏れ聞いております。

ラ キャンタン 駒沢大学
女性シェフのカウンタービストロ。かなり期待して訪問したのですが、料理は完成度低いものばかりでがっかり。ラタトゥーユ、シュークルート、トリップ、仔羊クスクスと深みのない味付け。調理スペースはかなり狭いですから「業務用」の調味料や出汁を使わざるを得ないのかもしれませんが、まったく薄っぺらな味わいでありました。
でも問題はシェフの態度。ホント、愛想が悪いんです。狭い店なので客が入ると顔というか目が合うのですが、会釈もなにもしない。勿論「いらっしゃいませ」の言葉もない。無愛想な顔のまま。嫌々造っているのかと思ってしまいます。また、カウンター上に脂がこびりついているのかベトベトしていたのも気になりました。
近くの「クワン」とはまったく異なる悪い食後感でありました。

イタリアン
イル・カランドリーノ トーキョー 新丸ビル
イタリアでは最年少で3つ星とったシェフの提携店。オープン当初は昼夜行列ができていました。
コース対応ですが、総量が少ない。また、カルボナーラ、サフランリゾット、
イベリコ豚のローストなどスペシャリテも量少なくたいしたものではありません。
特にメインのイベリコ、70度で24Hrローストがウリですが、肉の繊維質がなくなってしまって食感がなく、食材が豚だか何だかわからなくなってしまっています。旨みも残っておらずイベリコを使う意味がないと考えます。

ラ・ボスケッタ  白金
この店も大きく期待を裏切ってくれた店でした。「キオラ」時代の鵜野シェフの料理は好きだったのですが、ガラス食器販売会社とコラボで出したこの店は、コンセプト失敗ではないか。
コース制しかないのはまあ許すとして、7500円以上1万円台が2つと高いのはいかがなものか。その割に、少量ポーションの料理が7皿くらいしかでてきません。ハーブを利かせた繊細な料理ではなくなり、見た目とインパクトある味だけになってしまいました。
ワインリストもプア。イタリアワインはわずか42種。フランスワインの掲載ページの方が多いのですが、この意図がわかりません。


和食
井雪  銀座
東京で最高レベルに位置する割烹「京味」である程度任されていた人が昨年独立した店。食べ歩いている社長ブログなどネットでも絶賛されていたのでかなり期待していたのですが、これまたガッカリでありました。
まず料理が京味とはかなり変わっておりました。質は別にして食材のルートなどは同じようですが、調理がまったく違う。経費族、年配客を狙ってか、わかりやすい濃い味付けになっておりました。
主人や女将の接客にも疑問。羽振りの良さそうな客なら、初訪問でも掌スリスリ。また、遅くに入ってきた常連客には、カレーを振舞っていましたが、2万円以上支払う狭いカウンター割烹で、隣からカレーの匂いを漂わせて良いものなのか。現在はカレーなどまかない料理を出していないといった話を聞きましたが、手遅れか。
接客含めて修行店のオヤジさんを今一度見習ってもらいたいものです。

(つづく)

2007年10月16日

本日発売の「女性自身」

本日発売の「女性自身」に友里のコメントが掲載されております。福田首相(どうも未だピンときません)の訪問するお店に対して友里的に発言させていただきました。
このブログの読者と「女性自身」の読者がかぶるとは思えませんが、一読いただければ幸いであります。
「安定感」あるというのか、昔の名前で存続しています的な店が多いのは予想通りでした。
自分でも探すのが大変だったので掲載ページをお知らせします。158ページから2ページにわたって結構数多くのコメントが採用されています。
できました立ち読みではなくご購入いただければ、出版社としては有難いはずでよろしくお願い申し上げます。

2007年10月15日

星付き店予想でミシュランに貢献しているマスヒロさん

以前に用意していたブログネタをアップするのを忘れておりました。内容が賞味期限切れにならないよう、本日はそれをアップします。「ワースト10」は次回からにさせていただきます。

相変わらずしつこくやっています山本益博氏。「おとなの週末」の「食べ歩き手帳」などでミシュラン掲載予想を連発しています。
公平に色々な店を引き合いに出していればまだ見逃せるのですが、取り上げている店がほとんど彼の息がかかっていると思われる店ですから呆れます。マスヒロさんのアドヴァイスを素直に聞き入れる純粋な料理人の店や彼の覚えめでたい店がなんと多いことか。
「パッソ ア パッソ」、「イル カランドリーノ」、「青柳」、「レイ家菜」などなど。「食べ歩き手帳」ではこの他お気に入りで関係が深いと思われる「サカキ」、「キャンドル」をも取り上げています。
これらの店はほとんどこの「食べ歩き手帳」の常連。掲載回数をチェックしていませんが、かなりの宣伝効果があったと思います。
笑ってしまったのが「レイ家菜」での記述です。うまみ調味料に慣れた人には物足りなく感じるがこれが真の中国料理。ミシュランはMSG(化学調味料)が大嫌いなはずだから、この店に必ずや星をつけるに違いないと言い切っています。
おいおいマスヒロさん、MSGに関して否定的な事が言える舌をお持ちなんでしょうか。大好きな下町味の料理には必需品でもあり、何しろ週刊誌で大絶賛していた並木橋の「有昌」の「シイタケそば」は化学調味料まみれであったことに未だ気がついていないのでしょうか。
私が考えるに、マスヒロさんはMSGの有無がよくわからないのでしょう。恐らく「レイ家菜」がMSG無添加をマスヒロさんに説明したのでわかっただけ。でなければほとんどの人が大量投入とわかる「有昌のシイタケそば」に対してMSGの使い過ぎをコメントせず絶賛している理由がわかりません。
友里もわずかながら隠し味的にMSGを入れられたらわからないでしょう。また、廉価な店でもまったく使用するな、とは言っておりません。売値から使用食材や調味料、人件費に制限がある場合は入れざるを得ない必要悪(絶対に必要とは思いませんけど)だと考えております。全面的に頼り過ぎるな、MSGの入った半加工品を安易に使うな、高額店で手間暇やコストを惜しんで投入するのはいかがなものか、と主張しているだけであります。
マスヒロさんがMSGの無投入を店から聞いて強調しているのは、昔の「有昌」のコメントの失態を消失させたいからでしょうか。
それにしても、イマイチ盛り上がらない「ミシュラン東京版」。事あるごとに騒いでいるマスヒロさんはその宣伝に一役買ったミシュランの救世主と言えるでしょう。この友里も宣伝に一役買っているかもしれませんけど。

2007年10月13日

「店評価ブログ」を更新しました

昨日は「亀田惨敗」の話題でかなり盛り上がりました。朝のワイドショーでも結構辛辣に取り上げられている中、TBSだけ相変わらず「緩め」に感じたのは友里だけでしょうか。
今朝は一転してボクシング協会が亀田親子を処分、と更に盛り上がっております。
だいたいTV局は視聴率が取れれば何でもあり、といった業界のはず。やらせや過大評価、家柄偽装、何でもありの世界であります。跋扈している放送作家たちの胡散臭さというか実態を知れば、その底の浅さが誰でもすぐわかります。
亀田兄弟、特に次男の実力不足は冷静に考えれば充分予想できるはずですが、このTBS、もう一人底の浅い人にスポットライトを当ててしまって、本人を勘違いさせるといった愚挙に及んでいます。
その名は言わずと知れた「過食のオコチャマ」来栖けい氏。
彼の言動などを分析していきますと、地味な学生生活を過ごしてしまい、TVや雑誌で取り上げられて人生初めて注目されたので嬉しがっている様が想像できてしまいます。
ま、それはそのままこの友里にもあてはまるではないか、といったご意見もあるでしょう。
しかしこのオコチャマ、HPに堂々と書いてあるのでビックリしたのですが、今時マスヒロさんから「後継者」として名指しされて嬉しがって自慢する人がいたとは。まともな大人ではまず考えられません。
そしてあまりに底の浅い発言の連発、こう言っては怒る方もいるかもしれませんが、経験を積んで知識や教養ある人で彼の言動をまともに受け取る人はいないでしょう。亀田親子と同じく、キワモノに近い存在だと思うのですが、放送作家、自称文化人など業界人から利用されているだけだということを知らない本人が一番の悲劇なのかもしれません。

さて「店評価ブログ」に、高いだけだった神楽坂の天麩羅屋「天孝」をアップしました。レトロな雰囲気は良いのですが、それだけというのもいかがなものか。お暇な時にお立ち寄りください。

2007年10月11日

途中報告 友里征耶・今年のベスト10 その2


銀座 青空
青空とは主人の名前。「はるたか」と読みます。「すきやばし 次郎」で二郎さん、長男の次の3番手だった人が独立した店。近辺は「久兵衛」、「小笹寿し」、「くわ野」、「奈可久」、「椿」など人気店、評判店が集中している激戦区です。
「次郎」の悪い面を修正、数少ない良い面をそのまま保っているため、友里のお勧め店となりました。
酒飲みにも寛容でツマミの充実に努め、傲岸不遜な客あしらいも封印。客を追い立てるようなプレッシャーもなく、2時間はツマミと鮨とお酒が楽しめます。
勿論今まで仕込みをやっていたから基本的には酢飯、仕事は「次郎」とほとんど変わらないと感じるでしょう。タネ質も変わらないのではないか。それで支払は滞在時間を倍以上粘れて半額くらいですから、見栄を捨てれば「次郎」へ行く気はなくなりますね。

銀座 奈可久
泰明小学校近くから、激戦区の銀座8丁目に移転してきました。
移転後初めて訪問してビックリ。「久兵衛」や「くわ野」の並びにあるビルだったのです。
キャパも大きくなり、氷柱も立派に。若い衆も2人雇っていました。こうなると請求額が上がってCPの劣化が気になるところでしたが、ツマミに握り、オミヤに太巻き頼んで一人2万数千円と依然とさほど変わりません。
ツマミは洗練されたものになっていましたが、私は以前のような煮物など主体の方が好きです。定番の「蛸の桜煮」は相変わらずおススメです。


中国料理
四川豆花飯荘 新丸ビル
本店はシンガポールにある四川料理屋だそうです。
なんとかの一つ覚えのように、ただ痺れ辛いだけの味付けではありません。香も重視した料理で、それほど辛いもの好きでなくても食べられます。
ランチはコース(5千円くらいまで)でいいですが、夜はグループならアラカルトで頼んだ方が好きなものを食べられ、しかも安くすむと思います。
水煮牛肉や麻婆豆腐、坦々麺はまずまず美味しい。
お茶のチャージとして300円ほど請求がある「八寶茶」、パフォーマンスは面白いのですが、長い注ぎ口を振り回すので今に事故がおこらないかと心配です。

麒麟  甲南山手駅
関西の食通グループの食事会に飛び入り参加させていただきました。
まったくの街場の中華の雰囲気。
MSGを使用していないようでマスヒロさんのような嗜好の方には物足りなく感じるかもしれませんが、蒸し鳥、ピータン、中華風刺身、魚介類の炒め、水餃子、合鴨から揚げ、トンポウロといった街場料理は一つ一つは美味しい。
味付けに変化が少なく短調なのが残念ですが、かなり食べて飲んで8000円チョイですからCP良かった。


その他
鉄板焼 馨  西麻布
ちょっと引っ込んだマンション地下にある隠れ家的な鉄板焼店です。この手のコンセプトの店はCP悪いと相場が決まっているのですが、意外にホテルの鉄板焼より充実した内容でありました。
一番高い1万6千円コースには、前菜のほか黒鮑、伊勢海老もついてステーキが150グラム。勿論ガーリックライスも付いています。
ワインもノンヴィンシャンパーニュが8400円、他の白・赤ワインも安めの値付けでした。
個室もあるようで、業界人だけではなく接待にも使えると考えます。

2007年10月09日

途中報告 友里征耶・今年のベスト10 その1

7月頃に今年前半訪問したベストとワーストの10店を掲載すれば良かったのですが、すっかり忘れて10月になってしまいました。
今年もあと2か月半ほど。ほとんど大勢を決定したかもしれませんが、途中報告として友里にとっての今年のベスト10、ワースト10を4回にわたって報告させていただきます。
ベスト10の店といっても友里的には問題点があるのはいうまでもありません。世に完璧はありません。逆にワーストといっても真に悪いのではなく、雑誌などの宣伝に裏切られてしまった、期待が大きく外れてしまったということでリストアップした店もありますので、その点をお含みおきください。
では本日から2回は現在までのベスト10です。

フレンチ
アロニア ド タカザワ 赤坂
良い意味で大きく予想が外れた店です。デビュー前はあまり評判店、人気店、高額店の経験がないと思われる「過食のオコチャマ」来栖けい氏が絶賛している店だったのですが、下手な鉄砲も数うてば当たる、といったところでしょうか。
フレンチというより創作料理なのですが、一日2組とか怪しい営業形態の割に悪くはありません。ワインが日本物しかない、換気が悪く煙が充満する。支払はかなり高い、など問題点多いですが、話のタネに一回は良いでしょう。


イタリアン
トラットリア デッラ ランテルナ マジカ 目黒
ワインの安さ、地方色はないがディープ感ある料理で結構流行っている店。
バーニャ カウダ、ボリード ミスト、ラグーの手打ち麺、馬肉のステーキと頼んだ料理にはずれはありませんでした。ちょっと駅から遠いのが難点でしょうか。

リストランテ ダ ニーノ 乃木坂
ニーノさんが西麻布から独立した店。シチリア料理店です。
パスタ2500円以上、メイン3500円以上と安くはない店で、雰囲気も「リストランテ」と言えるものではないチープ感がありますが、料理は悪くない。トラパーニ風ペーストのショートパスタ、シチリア風ブイヤベースもなかなかでした。ワインを安いものにすれば一人1万数千円で終わります。


和食
建仁寺割烹 まとの  祇園
今年は時間がなく、京都の店を訪問する機会が激減してしまいました。
そんな中で連れて行ってもらったのがこの店。お椀はかなりインパクトある出汁、伊勢海老などを多用するなど私的には好きな構成ではないのですが、この食材、質を考えると、コース1万3千円は京都でもお得であります。

ハル ヤマシタ  東京ミッドタウン
神戸からでてきた創作和洋食店。本人は創作和食と思っているようですが、見た目も味わいもイタリアンっぽい和食です。
この店では、頼むコース価格で食後感が激変します。メインの違い、たとえばランクの違う神戸牛やイベリコ豚の違いで後はまったく同じ料理がでて6千円台から1万数千円まで変わる価格設定。
勿論、メインは神戸牛ステーキのある一番安いコースを頼んでください。高いコースでも結果はそうは変わりません。

(つづく)

2007年10月07日

「店評価ブログ」を更新しました

そろそろ秋冬の食材が充実してくる時期になってきました。9月になって、ある店から上海蟹の宣伝がきましたが、さすがこのご時世、友里は今年「上海蟹」を食べるのを控えることにします。もともとそれほど好きな食材でもなかったですし。
ポリチーニ、白トリュフ、丹波のマツタケなどキノコ類の時価はどうなっているのか。年々値上がっていますから心配です。今年は暑すぎて国内のマツタケが遅れていると聞きましたから、丹波物も高いんでしょうね。そして11月には松葉蟹やジビエなどが控えております。
どうか、良い質の食材をそれなりの価格で美味しく提供する「性格の良い料理人・経営者の店」で楽しんでください。
さて、「店評価ブログ」に2店を追加しました。
東京にはもっと上質な食材や調味料を使って美味しい和食を提供する高額割烹がいくらでもありますので、まったく「東京最高の割烹」になりつつあるとは思えませんが、この価格ならCP良い料理の「岸由」と「沈む鮨」がウリであるという評判店「はしぐち」です。
お暇な時にお立ち寄りください。

2007年10月05日

センスのない店名で損していないか

東京カレンダー11月号のある特集記事を読んで思わず引いてしまいました。
アサヒプレミアム生ビール〈熟選〉とのタイアップで紹介されていた寿司屋の店名があまりにセンスなさ過ぎだったからです。
まず初っ端をかざったのが「鮨 江戸時代」。麹町にある同名の寿司屋の2号店として築地にオープンしたようです。
うーん、このネーミングを見て行きたくなくなる人がいるでしょうか。高級感のない、廉価な居酒屋チェーンのイメージを与えてしまいそうです。
他にも「すし処 長崎出島」なんていう寿司屋もありました。長崎の食材を使った店のようですが、「肉じゃが」まであるようで純粋な鮨好きに向いているとは思えません。
掲載記事だけで勝手に判断するなとのお叱りを受けるといけないので、早速行ってきたのがこの築地の「江戸時代」であります。
東銀座から徒歩で5分くらい、近辺には「すし好」など気軽に食べられる寿司屋が多い激戦区でありました。
高級感はないですが、明るい店内は料理長(こう呼ばれていました)とスタッフ数人の割には結構大箱。
コースは3千円から5千円までで、突き出し、刺身、焼き物などの小料理の後、握り寿司が出てきます。
握りに行く前の小料理が結構ありましてお腹はかなり満足する総量。肝心の料理ですが、この価格ではまずまずではないか。手をかけて出汁を引いているわけではなく、驚くようなタネ質でもなく、冷凍物も紛れ込んでいたと思いますが、熟選に日本酒を結構飲んで7千円前後(5千円コース)。下手な回転寿司や行列のできる街場の寿司屋でもこれくらいかかりますから、それよりはましだと感じました。
客入りがいま一つな理由は何か。やや晴海通りより引っこんだ立地でありまして、フリの客はその手前の目立つ寿司屋に入ってしまうことが一番だとは思いますが、この店名も決して集客の助けになっているとは思えません。名は体を表すと考える人が多い以上、やはりネーミングには充分気をつけたいと考えます。
あの小野二郎さんも「二郎」では恰好がつかないから「次郎」にした、と何かの記事で読んだ記憶があります。ネーミングは料理や価格とともに大事な要素であります。

2007年10月03日

ミシュラン調査員は口が軽いのだろうか

友里のところにはいろいろとミシュランの調査員の情報が入ってきます。先日取り上げた学芸大学「S」では掲載が決まる前の訪問時から名乗ってしまったと聞きました。
フランスでも調査員は最後に名乗るとのご指摘メールを何通もいただきましたが、その前から名乗るのはいかがなものか。掲載を決めていない店で毎回名乗ってしまっては、業界中に顔が知れ渡ってしまうでしょう。覆面取材も何もあったものではありません。
また、和食に無理にワインを合わせることも避けていただきたい。近くの酒屋で購入してそのまま合わせて飲んでいる調査員がいるとしたら、それはまったくのノーセンス。和食だけではなくワインの知識にも乏しいと考えます。

驚いたのは掲載されるジャンルではない店での彼らの会話です。気を許したのか自分たちがミシュラン調査員であることを語っていたと近くにいたという人から漏れ聞きました。
何でも3つ星から「ロブション、デュカス、ガニエールははずせない」と言っていたとか。これでは結論が最初から決まっているではありませんか。
経営姿勢やサービスを除いて料理だけならロブションは3つ星に値すると私も思いますが、ベージュや最近のガニエールが値するのかは賛否の分かれるところのはず。ミシュランの常連・ビッグネームというだけで結論が決まっているとしたら残念であります。
だいたい、この時期に東京版を発売すること自体が疑問。ガイド本や評価本が氾濫している東京で、ミシュラン独自の評価を示すことが難しいならば、わざわざ買ってまで読む価値があるのかどうか。
巷の評判や他のガイド本、評価本と真っ向食い違う評価をする冒険はできないでしょう。和食や鮨の評価もしなければならず、そのジャンルでの彼らの評価力は広く認められていないからです。
さりとて今回漏れ聞いたようにビッグネームにすんなり3つ星を与える予定調和では他のガイド本とまったく違いがでません。
業界に伝わっている調査員の言動が本当なら、その資質は知れているというもの。
果たして「さすがミシュラン」というべき内容ある本が出版されるか、期待外れに終わるか、友里は発売日を楽しみに待っております。

2007年10月01日

過去のネット情報が消滅している服部幸應先生

タイミングが悪かったというか本人には最高だったのでしょう、安倍元首相の「無責任辞任」のおかげですっかり服部幸應先生の「家柄偽装」が埋没してしまいました。
実妹も含めて服部先生が各出版社から広く本を出していたこと、TVもNHKを含めて各局に出演していたこと、などからこの業界の暗黙の掟というか、問題視して後追いする雑誌やTV局が少ないことは当初からわかっていたのですが、日刊ゲンダイ、週刊文春、女性自身の1紙、2誌だけの掲載で終わったことは先生にとって願ってもないことであったと思います。
これらの記事の後だと思うのですが、ネットで服部先生の家柄偽装を示す物がどんどん削除されて読めなくなっているのが気になる点であります。
読売新聞で昨年11月に掲載されていた「カラスミ記事」、削除されているようで、「カラスミ」、「服部」、「読売」で検索しても出てきません。魚拓をとっていて良かった。
9/23のブログで書きました、アーカイブからの服部栄養専門学校の沿革、もう見られないようになっております。これも魚拓を取っていたのですが、文字化けからエンコードで変換できなくなってしまっております。一応紙に打ち出していたので証拠は残っているんですけど。
読者から教えられた2ちゃんの「料理家・服部幸應が名前と経歴を詐称?本人直撃」といったスレ、わずか数日で940チョイまでレスが付きましたが、1000にたどり着く前に閉鎖というか読めなくなっております。これまた不自然。
友里に関するスレではかなりの罵詈雑言が並べられているようですが閉鎖なくどんどんスレが更新されていることから、何らかの働きかけがあったとしか考えられません。関係者に「友里スレ」を閉鎖する手法をお聞きしたいものです。
そこで友里は絶対に消せない過去の記事を確認してきました。やはり読者の方から聞いたのですが、1990年に発売された月刊誌「月刊 専門料理」。有栖川の図書館で1月号から12月号まですべて閲覧してきました。
1ページつかった服部栄養専門学校の宣伝で、「服部学園は、戦国時代(1561年)古い伝統に培われて料理の教場として発足。依頼、明治18年(1885年)に家庭料理の教場として・・・」としっかり生徒募集の「釣り文句」に用いていたのです。服部先生の発言に「そのことを謳い文句に学生を募集した覚えはない」と週刊文春にありましたが矛盾しておりました。勿論1時間待ちましたがいくつかコピーしてきております。
仮に服部茂一氏から染谷栄氏(先生の実父)が料理学校を本当に継承していたとしても、茂一氏の先祖は1561年から料理の教場にたずさわっていたのでしょうか。茂一氏が普段からそのように触れまわっていたのでしょうか。
過去のネット情報などが消えてしまって一般読者の記憶からは消えてしまうかもしれませんが、先生はTV関係者などにかなり家柄自慢をしていたようですから、岸朝子氏など同業者の驚きとその記憶は無くならないと考えます。
一般読者より同業者、業界人に対して今回の報道は影響があったと考えます。