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2007年08月31日

日刊ゲンダイのコラムが再開します

読者の方から服部先生のアドレスをお教えいただきました。直接お会いしたことがないので失礼かとも思いましたが、そのアドレス先へ件の質問状を送りました。
公人でいらっしゃる服部先生の真摯なご対応を期待する限りであります。お答えいただいた際は、ただちに全容をこブログに掲載させていただきます。
もしご回答いただけない場合は、先生へ送った質問状をこのブログで公開させていただくことを考えております。
さて、9/3(月)より、夕刊紙・日刊ゲンダイで「友里征耶の行っていい店、わるい店」が再開されます。月曜と水曜の週2回の掲載であります。
女性の方には無理かもしれませんが、男性の方、よろしければぜひご購入、そしご一読をお願い申し上げます。

2007年08月30日

服部幸應校長に関するその後の情報

先の服部校長に関する問題提起ブログは久々にウケました。多くの読者の方から、より詳しい情報などをいただきましたので、今日はその途中経過をまとめてみたいと思います。

1、「服部幸應」はビジネスネームであって、本名は染谷幸彦氏で間違いない。学位や褒章もこの本名で受けている。
2、「服部流割烹」17代家元である実妹も、服部津貴子氏と同じ「服部姓」になっている。
3、彼が理事長であり校長である「服部栄養専門学校」のHPには、服部校長の華麗なプロフィール、著書、マスコミ出演などが事細かく載っているが、肝心の学校の「沿革」、つまり何時誰が創立したかといったものが見当たらない。
4、服部家の出という人(小川隆氏)が、「服部家から出入り禁止になった染谷と言う人が、戦後勝手に服部を名乗って料理教室を開いている」といったネットサイトへの書き込みも見つけた。
5、服部校長は永禄4年(1561年)よりつづく服部流割烹家元の家系であり、その服部家は戦国の武士を対象にした料理を指南してきたと巷間言われて服部校長の箔付けに役立っているが、学校のホームページや所属の生島企画室のプロフィールではそのようなことが一切書かれていない。
などであります。
服部家の出の方の投稿は
http://www.hikoshima.com/bbs/heike/100354.html
にあります。投稿ナンバー17、20、23、28、30、33、46あたりを読んでいただくと、彼の言いたいことがお分かりいただけると思います。
戦国時代の藩の料理指南だっとも聞いたことがある服部家の末裔であるという服部幸應氏ですが、この投稿ではまったく服部家とは無縁ということになります。
どちらが正しいのか、本人に直接聞くのが一番だと思いましたが、校長のメールアドレスや連絡先がわからないので、とりあえず服部栄養専門学校の問合せ先(ヘルプデスク)へ質問メールを出しました。
質問内容は、
服部校長の本名は染谷幸彦か。
学校の創立者と創立年をお聞きしたい。
創立者は服部道政こと「染谷栄」氏ではないか。
服部家の末裔といわれる服部茂一(しげかず)氏とその甥の七郎氏と服部校長は血縁関係があるのか。
といったものであります。
TVなどマスコミに出まくっているだけではなく、政府機関の数多くの部会の委員に就任し、業界団体の要職にも多く就かれている服部幸應氏は、公人であると考えますので、学校側からの真摯な回答がくるのを待って、あらためてここにご報告したいと思います。
追伸
残念ながら、ヘルプデスクへ送ったメール(helpdesk@hattori.ac.jp)が跳ね返ってきてしまいました。
どなたかコンタクト先をご存知でしたら、ご教授ください。

2007年08月27日

これは大スクープか、それとも周知のことなのか、ガセネタなのか

相変わらずネットに繋がりにくい環境のままで更新が滞っております。申しわけありません。多分、今週はあと1回更新することができ、来週から通常通りの配信に復活できると思いますので、どうかご容赦の程、お願い申し上げます。

さて今日は読者の方の情報によるものです。かなり色々と調査されたようですが、完全に裏を取っているわけではないし、もしかしたら周知の事実かもしれないし(私とその読者が知らないだけ)、単なる調査ミスかもしれないので、断定せず問題提起型とさせていただきます。
それは、服部栄養専門学校の校長であり、TVタレントでもあるあのマオカラーの服部幸應氏の本名が「服部」ではないかもしれないとの疑問であります。
学校法人服部学園や所属の生島企画室のHPプロフィールでは本名として「服部幸應」となっていますが、実は「服部姓」ではない可能性が大きいというのです。
彼の経歴のなかで輝いているのが「昭和大学医学部博士課程学位取得」。しかし該当しそうな期間で、「服部幸應」と言う人の、いや「服部」とう姓での学位論文が見当たらないというのです。
別の読者の方からは、以前ジャニーズの若手タレントとの食べ歩きTV番組で、「自分の本名は『染谷』だ」と話していたとの情報も入りました。確かに「染谷」とう姓では学位論文が存在するんですね。
ネットで検索すると、染谷と言う人が戦後「服部」を名乗って料理学校を開いているというのもありました。服部校長のウリの一つに、「服部流割烹」の直系だというのがあります。こんなのが本当に実在しているのか、お弟子さんがいるのか知りませんが、現在は実の妹さんが家元だとのこと。しかし、もし校長が「服部」でなく「染谷」だとしたらどうなるんでしょうか。校長だけどこか養子に出たと言うことでしょうか。
あくまで本日の内容は、「服部では学位論文が見当たらない」、「以前に染谷と言っていた記憶がある」との2読者からの情報に基づいただけのものです。
「なんだ友里、そんな事誰でも知ってるぜ」、「友里よ、何デタラメ言っているんだ、服部は本名だぜ」、「本当だったとしたらこれは大スクープだ」など事実をご存知の方のご意見なりを賜りたいと思います。


2007年08月23日

最近訪問した店 短評編 16

今週からちょっとネットに繋がりにくい環境になってしまって更新が滞っています。申しわけありません。できるかぎりアップしていきたいと思いますが、環境が変わるまで今しばらくご容赦いただきますようお願い申し上げます。
さて、今回は夜再訪の「イル・カランドリーノ」、久々の訪問一見お断りの「世良田」、そして昼訪れた新丸ビルの「前川」の3店です。

イル・カランドリーノ
本店と同じレシピだという一番高い15000円コースに挑戦。しかし後で気がついたのですが、4500円からある他の安いコースは本店のレシピではないということでしょうか。この新丸ビル店は、イタリア食材などの輸入商社・(株)アークの関連会社が運営しているはずですから、アークが勝手なレシピで料理を出しているということなのか。
ワインリストは拘りを感じず充実しておらず、フランチャコルタが1万円などと高めの値付け。料理も量少なくCP感悪いまま、あっというまの2時間で終わってしまい、足りずに帰りに「こなから」のオデンで補充したほどでした。安めのワインを頼んで一人25000円を超えているのですからたまりません。
スカンピの串揚げに添えられた揚げ蕎麦みたいなスパゲッティのフリット。これでお腹を膨らませるのが狙いか。甲烏賊とジャガイモのピュレも小ポーション(しょっぱすぎで大量には食べられない)、トマトペーストのラビオリは小さいのがわずか3片、小さすぎて味わっていられません。サフランリゾットも量が少なく、イベリコのロースとは70度で24時間ローストをウリにしていますが、ただ長時間ローストすればいいって物ではない。肉の繊維質が壊れ、何の食材だがわからないほど食感がなくなり、肉の旨みも感じませんでした。
オープン当初と違って行列も出来なくなっている昼、夜。もし行くなら安めのコースがいいでしょうが、それだと誰のレシピかわからないか。

世良田
昨年訪問しているので電話で簡単に予約が入りました。平日でも満席で、カウンターは2回転させていますが、予約はそんな先まで埋まっていないと考えます。
後輩を連れての訪問でしたが、素材(野菜含めて)の大きさ、レバーの旨さに感心しておりました。私は元来それほど焼き鳥を食べるタイプではないのですが、〆のソボロ丼も含めて美味しかったです。今回はワインを持ち込んだので(持ち込み料3000円)、結構食べても1万円までいきませんでした。普通の焼き鳥屋よりは高いのは仕方ないか。

前川 新丸ビル
オープン当初は昼でも4500円以上の蒲焼、3000円以上の鰻重が主体で客が入っていませんでしたが、鰻鍋はじめ定食を2000円前後ではじめていくらか客が入るようになったみたいです。
天然鰻は「要問合せ」とメニューにありますが、当日では間に合いません。あらかじめ電話で要請し、本店からわけてもらえる時に初めて食べられるそうです。
4725円の蒲焼を頼みましたが、野田岩より硬いのはいいんですけど、脂があるわりに旨味に欠けるような坂東太郎。タレは辛めで白い皿で温めていないのですぐかば焼きが冷めます。湯煎している野田岩を見習っていただきたい。
これじゃ、定食以外で食べる客いません。CP悪すぎです。確か浅草の本店は炭火でなくガスだと「ダンチユー」にあったと記憶していますから、この店もガス焼きなんでしょうね。
取材でなければ、夜の訪問はないでしょう。

2007年08月17日

最近訪問した店 短評編 15

猛暑が続いています。北極海の氷が観測史上最低のレベルだそうです。温暖化対策が各国の思惑で進んでいないようですが、将来(といっても数十年後という話もあります)大変なことになってしまうかもしれません。その時はもう世にいないから、と各国の首脳、そして国民が目先のことだけを考えているとしたら、その代償は計り知れないと考えます。と言いながら、私も冷房をなるべく入れない(といってもこの猛暑では無理)とか、車を使わないとかしていますが、外食で「マイ箸」を持ち歩いているわけでもなく、何をやっていいのかはっきりしません。アメリカを巻き込んで、世界はもっと真剣に対策を練らなければならないのではないか、欧米は「マグロ」や「クジラ」の数を心配する前にもっとやることがあるだろ、と私は叫びたい。
さて、本日は夏が稼ぎ時の鰻屋「野田岩」とパリ祭の特別メニューを食べた「メゾン ポール ボキューズ」、そして夏には関係ありませんが新丸ビルの「笹岡」です。いずれも昼に訪問しました。

野田岩
しかしこの店の経営者の頭の中がわかりません。街中の鰻屋は「丑の日」のあるこの7月が絶好の稼ぎ場。嬉しい悲鳴をあげているはずですが、野田岩は「丑の日」が嬉しくないのか、わざわざこの「丑の日」に臨時休業するのです。今年は月曜日でしたが立派に休業。他店が必死に頑張っているのを傍で見ながら、「俺んちは普段から儲かっているからいいんだ」とばかりの態度、嫌味というか性格が悪いというか。フレンチがクリスマス イヴにわざわざ休業するようなもので、考えられません。
ほとんど入手していないのに「天然ウナギに拘っている」、「冬は養殖ウナギを出している」とあたかも冬以外は天然ウナギを出しているように偽る「天然偽装」を以前から問題視していましたが、ホント、嫌な考え方をする店であります。
それでも客が連日絶えず、「丑の日」に営業しないでもいいほど稼いでいるのですから、マスヒロさんなどを使った「天然偽装PR」の効果は絶大であります。
当日は白焼きと筏、中串の天然鰻とうな重(養殖)を仲間とシェア。白焼きは肉厚薄くフニャフニャ、パサパサでまったく美味しくないというか旨みなし。箸で食べる際かなり崩れました。筏、中串は時期や獲った場所の問題なのか、脂の乗りが悪く旨みもない。マスヒロさんはじめ色々なライターが「天然ウナギはみな美味しい」みたいなことを唱えていますが、天然より養殖の方が安定していて美味しい場合が多いんです。アメリカ牛、和牛はじめ人の手をかけたものが野生牛(こんな牛いるか)よりおいしく感じるものがあるはずです。何でも天然がうまいという「天然神話」を私は信用しません。

メゾン ポールボキューズ(元シンポジオン)
昼でしたが夜のメニューである「パリ祭特別料理」(12000円)を食べました。
オマール海老のサラダ仕立 トリュフ風味 ソース・オロールは何のことはない、オーロラソース、つまりサウザンアイランドがかかっているだけ。トリュフも気がつかないほどの少量。トリュフのスープ  スペシャリテだそうですが、味が濃い割にトリュフ自体の風味が決定的に欠けています。真鯛のロースト ポルトガル風 はしょっぱいだけのトマトベース。傑出さをまったく感じません。牛ほほ肉の赤ワイン煮込みもペッパーきかし過ぎなだけ。
エシレのバターは400円追加ですし、なんかすっきりしません。週末のバンケットがメインターゲットなのでしょうが、「ボキューズ」の名に釣られてわざわざ訪問するほどの価値があるか疑問であります。

笹岡 新丸ビル
恵比寿で評判だった和食との触れ込みですが、主人は「菱沼」の出身ですからどうなんでしょうか。
恵比寿の店は営業していないようで、笹岡氏は双子の兄(弟?)と新丸ビル店を切り盛りしていました。
3500円のコースはほとんど造り置き。造りのカンパチ、カツオは金額通りのもので山葵は×。
ゴマ豆腐、豚の冷シャブ、コショウダイの南蛮漬け、カボチャやコンニャクの煮物とまったく凡庸。恵比寿の地で安めの和食を提供して人気だった店に多くを期待するのは酷でしょうが、わざわざ目立つ新丸ビルへ移転して何がしたかったのか。かえって料理長の腕を公の目に晒すことになり、マイナスになってしまったかもしれません。日本酒、焼酎の選択肢がなく、ワインをメインにしている営業方針も問題です。

2007年08月13日

「まっくろう」も1年持たずコンセプト変更か

風水が悪いからか、それともただの偶然なのか、店オープン、店閉店、新店オープンを繰り返す建屋が結構目につきます。当然ながらそのような店は普段から客が少ない。西麻布近辺を歩いていると、そんな場所がなんと多いことか。
中華、ダイニング、スープ屋からついに博多チムそば屋になったビル。相変わらず客が入っていません。その近くの小さなオーガニック料理店、以前はイタリアンでしたがやはり閉店してしまいました。地域が悪いということではないでしょう。西麻布4丁目付近では、「鳥よし」や「すゑとみ」、「アッキアーノ」など割と流行っている店が多いからです。特に「アッキアーノ」は狭い階段で3階まで登らなければならずその立地条件は最悪のはず。かたやチムそば、オーガニックは1階ですからはるかに条件がいいはずです。
やはり風水が問題なのでしょうか。
私は両店とも訪問したことがありますが、風水を問題にする以前の、店のコンセプトに問題があったのではないかと考えます。安ければ良いというのではなく、やはり料理店は「料理」を主役にコスト対効果を客に充分感じさせなければだめではないかということです。安かろう、悪かろうでは客は来ません。

さて、本日の本題。やはり西麻布4丁目、日赤通り近くのバブル的な建屋。私の記憶でも、1階、地下と店が定着せず何回も交代してきました。1階部分は今はドッグカフェとして何とか耐えているようですが、問題は地下部分です。昨年このブログでも取り上げましたが、江川卓氏、アーネスト・シンガー氏の祝いの花が届いてオープンした「まっくろう」。六本木で接待族、業界人などに人気だった同名店(ウシオ電機の関連でした)の関係者を中心にした創作料理店と聞きましたが、1年持たず内装工事に入ってしまいました。なんでもあのやはり業界人に人気の「アッピア」が入るとの噂です。もともとこの「まくろう」もアッピア系ではないかといった話もありましたから、子供の不振にいよいよ親が乗り出してきたといったところでしょうか。
キャンティの流れをくむ「アッピア」、パフォーマンスだけで私は好きではないイタリアンですが、今でも予約困難な店だと聞いております。恐らく分店を出してもその勢いは落ちないはず。世に業界人は沢山いらっしゃるからです。オープンして数か月後、この「第二アッピア」が盛況を維持しているか。もし閑古鳥となっていたのなら、風水の存在を私は信じることにします。
また、「オーグードジュール」の分店「ミノビ」も1年と数ヶ月でコンセプト変更して、創作和食から気軽なフレンチになったこともここにお知らせします。シェフが退職したというのが理由のようですが、それならなぜ同じ創作和食を続けなかったのか。今度のシェフは「メルヴェイユ」のスーシェフだった人らしいですが、やはり創作和食は不評だったのでしょう。

2007年08月10日

最近訪問した店 短評編 14

すみません。原稿仕上げてアップするのを忘れていました。

毎日暑い日が続いています。全国的にお盆休みに突入しますが、私は何の予定も立てておりません。
巷では、友里もマスヒロさんみたいにランチやB級にシフトしてきて懐が苦しいのではないか、裁判で負けて大きな負債を負うだろう、といった話があるようです。確かに今まではあまり昼食をとっていなかったのでランチのことを書かなかったのですが、最近は昼も食べているので書いているだけであります。確かに苦しい家計ではありますが、夜もしっかり訪問していますのでご安心ください。
去年の8月は「グルメバトル」の原稿で昼夜大変でしたが、今年は9月から再開する「日刊ゲンダイ」のコラム準備くらいですから、結構暇というか楽ですね。
あとここで中間報告をさせていただきたいことがあります。今年初め、新著の話があるとアイデアを募集させていただきました。色々と斬新なプランをいただき、編集者と掲載店の検討に入ったのですが、編集側の都合で一時中断しております。このままボツになるか、復活するか、少なくとも年内の出版はないと思いますので、ここに報告させていただきます。
さて、本日の3店、ランチが2店と日本一予約が難しい鮨屋が1店です。

四川豆花飯荘 新丸ビル
シンガポールにある「四川料理店」の日本進出だそうです。以前フリで13時ころ行って断られたくらい一見盛況のようでしたが、ちょっとした仕掛けがありました。
11時のオープンと同時に店前で待っていた客が入ろうとすると、レセプションのスタッフがいちいち名前と人数を聞いて台帳に記入します。店内は客ゼロなのにですよ。しかもすぐ案内しないで入口の椅子に座らせて待たせるんです。準備ができていないわけではありません、店前に無理に「行列」をつくって人気があるということをアピールする「行列偽装」ではないかと考えます。
店内はかなりの大箱。2800円から5500円くらいまでのコースで、エビチリ、トンポーロ、麻婆豆腐などが出てきます。いずれもディープではない上品な味付け、でも麻婆豆腐も適度に麻、辣がありまして、まずまずでしょうか。
この店の特徴は280円必ずとられて供される「八寶茶」。紅なつめ、クコ、菊花、氷砂糖、百合根、龍眼、ジャスミン茶、プーアール茶の混合で、1メータくらいある長い注ぎ口の急須を振り回すパフォーマンスで注いでくれるのです。勢いよく注がれたお茶はテーブル上へ飛沫がとぶほど。しかし、あの長いものを振り回して、いつか客に怪我人がでるのではないかと思うのは私だけでしょうか。
話のタネに一回は行ってもいいかも。その後に夜も訪問済です。

レストラン大宮 浅草 新丸ビル店
訪問した時期はまだ結構盛況で行列が12時過ぎもできていましたが、現在はだいぶ落ち着いてきたようです。開店とほぼ同時に、デミグラスの限定ハンバーグが売り切れたようで、マスヒロさんと同じタンシチューを頼みました。マスヒロさんは味に深みがないといったマディラソースでしたが、私にはかなり下町チックで味が濃く感じるもの。深みがなくても彼には好みだと思うんですけど、化学調味料が彼には足りなかったんでしょうか。

あら輝 上野毛
非常に久しぶりの訪問です。いつのまにか夜2回転営業になっておりました。一か月以上前に、知人が予約を取ってくれての訪問、結論から言わせていただくとそんなに気合い入れてわざわざ出かけるほどの鮨屋ではありません。
ツマミが7種ほど、握りが10個以上出てきましたが、全員がほぼ同時に右から左へツマミや握りを供されて食べるので、客は養鶏場の鶏みたいな感じです。
星鰈、蒸し鮑、馬糞ウニなど質もそれほどのものではない。酢飯はよく言えば無難、はっきり言えば普通、特徴なくちょっとネバネバしていて、私の好みではない。握りは手数が10手ほどかかっており見た目はいじり過ぎ。洗練さを感じませんでした。
最後の有名なチョモランマ、昔はなかったと記憶していますが、ただの中トロ部分を3個分使った大きな手巻きみたいなもので、質も大したことありません。
ほとんどが常連客なのでしょうか、ネットにもありましたが店内はサロン化していて、客の主人やタネ、握りへの称賛が不自然なほどしつこい。酔いが回り過ぎたのか、「こんなに美味しい鮨は初めてだ、感動した」と突っ伏して涙ぐんでいた男性客もいましたから腰を抜かしました。
このレベルでなんと大げさな。一人2万円弱と昔と比べるとかなり高くなっておりますが、銀座の繁盛店と比べて何ら傑出したものを感じません。
地元の客も結構多いと思うのですが、感動して絶賛している人たち、銀座の「小笹寿し」や「くわ野」、
など有名店へ行って冷静に食して判断したことがあるのか。この店ごと銀座へ持って行ったら、完全に埋没すると私は考えます。勿論2回転営業も挫折するでしょう。
全国から客が訪問するとの話も聞きますが完全な「過大評価鮨屋」。上野毛という「立地の妙」があるだけ、わざわざ一か月以上待って訪問するような鮨屋ではないと考えます。


2007年08月08日

レミーのおいしいレストラン

先週末に映画を2本見てきました。「トランスフォーマー」は予告編とはまったく違って宇宙からの侵略者の恐怖感のないただのロボットとの友情を絡めた少年冒険もの。それなりに時間を楽しめましたが、昔の変身ロボットアニメを見ているようなものでした。
そしてこの「レミーのおいしいレストラン」。映画館内は子供連れが多かったですが、内容はある意味大人も楽しめるというか、飲食店への真面目なメッセージが込められていると私は思いました。
映画評論ではないので内容その他は省きますが、今は亡き天才シェフ・グストーが発する次のフレーズが頭に残りました。
「真の情熱があれば誰でもシェフになれる」。映画では主人公のネズミがシェフになるのですが、私はこの言葉は今の料理業界への問題提起ではないかと考えます。日本だけではないと思うのですが、この業界、「真の情熱」も持っているシェフがなんと少ないことか。換言すれば、「金儲けに情熱を注ぐシェフ」がなんと多いことか。
映画でもグストー亡きあと店を仕切っている料理長(悪役)が、「グストーブランド」を利用して、冷凍食品、中華食品、ブリトーなどのファストフードの販売に血眼になっている様が描かれておりました。アメリカでも儲けに奔りすぎる料理人や経営者が目立っているのでしょう。
最終的には主人公(ネズミ)と準主人公(料理の下手なシェフ)とその恋人が、ネズミと人間のための小さなビストロ「ラタトゥーユ」をオープンしてハッピーエンドになるのですが、ラタトゥーユを食べた超辛口の料理評論家が「料理を楽しむのを忘れていた」と感激した場面は考えさせられるものがありました。
不当な金儲けなどの邪心のない純粋に料理が好きなシェフの料理を食べると心が洗われるということでしょう。この友里でさえ料理を楽しめるようなシェフが増えてくることを期待するばかりです。(実際は私はその場ではたいてい仲間と楽しんで食べているんですけど)
しかし、この映画の監修、吹き替えを石鍋裕シェフが担当、応援レストランとして提携している店の中にクイーン・アリスがあるのは何かの間違いではないか。完全なミスキャストであります。
質を一切無視した多店舗展開を続けるクイーン・アリスグループ。中華、ヴェトナム、イタリアンから最近は日本料理にまで進出し、地方のホテルの披露宴コース料理のプロデュースまで請け負って稼ぎまくっているこのフレンチシェフに、天才シェフ・グストーのいう「真の情熱」があるとは到底思えません。エンディングにある「ビストロ・ラタトゥーユ」とはまったく重ならないのです。
画龍点晴を欠くというのでしょうか、せっかくよいメッセージをもった良質なアニメを造ったのに、配給会社の安易な戦略がちょっと残念でありました。

※芝浦工業大学教授・古川修氏との訴訟経緯ですが、先方の書面がエライ細かく沢山出てきたのでまだ読み切っておりません。近いうちに骨子をアップさせていただきたいと思います。

2007年08月07日

医者もスポークスマンに成り下がってしまったか

友里は料理人や店経営者の口上を垂れ流す「スポークスマン」として店宣伝に励んでいる自称料理評論家、自称レストランジャーナリスト、グルメライターたちを問題視し糾弾してきました。しかし、まったくの力不足で今尚この「宣伝屋」は飲食業界に跋扈しております。
そして今度は、世間よりもっと尊敬を受ける可能性のある「医師」がスポークスマン化している情けない姿を昨日今日とTVで見てしまったのです。
朝青龍の自宅謹慎問題、連日TVのワイドショーなどで取り上げられ、コメンテーターたちは辛口の批判をしております。自宅謹慎数日で精神的に参ってしまうくらいなら、引退してモンゴルへ帰れとの意見、私も同感なのですが、世には捨てる神あれば拾う神ありというのでしょうか、いやお友達による援護射撃で朝青龍側は巻き返しに必死のようです。
昨日は朝青龍と親しいという神経内科が専門ではない医師が「鬱の一歩手前だから療養のためモンゴルへ返したほうがいい」と自宅謹慎を解くよう世論に訴えておりました。
そして本日朝、TV朝日の独占インタビューということで、朝青龍の主治医と自称する「平石貴久医師」が朝青龍の普段の人となりを話して世間の同情を買おうと画策しておりました。
「実際は気の優しい繊細な青年なんだ。人の噂もすごく気にするくらいだ。私には絵文字入りのメールを送ってくれたりする」とのこと。いかにも本当は好青年であり、反省しているのだから許してやってくれ、みたいな強烈な援護射撃であります。
でも、これって医師として許されるんでしょうか。友里的に斬らせていただければ、平石医師の発言は医師としての「守秘義務違反」であります。自分の患者の病状ではないにしても、精神状態や性格を他人にばらしていいものなのか。医師として仕事上知り得た「個人情報」のはずです。また、昨日の「お友達医師」ははっきり「鬱の一歩手前」と病状を公開していました。これも完全に「守秘義務違反」であります。
医師は患者の都合の悪いことはよく「守秘義務」だからと発言を拒否する場面を見ますが、患者の都合のいいところだけを世間に公開するのはまさに「守秘義務」を盾に取った「自分勝手」、「良いところどり」ではないでしょうか。こんなことをして世論を自分に有利に誘導しようとしている朝青龍側の戦略に非常に憤慨する友里でありました。
だいたいこの平石医師がやっているクリニック、何で有名だかご存知でしょうか。あのやはり悪役でバッシングされている清原選手も通っていたと記憶している六本木の「ニンニク注射」で有名なクリニックであります。HPではなぜか、野球選手のサインボールを飾っているところも載っておりました。どう考えても、「医は仁術」をモットーにしているクリニックとは思えません。「医は錬金術」と言ったほうが似合いそうであります。
しかし、高校出たてのダルビッシュもあの松坂も自宅謹慎に耐えたはずです。数日間で音をあげる横綱なんて、土俵に復帰しても「ノミの心臓」と言われてなめられるだけだと考えます。どんなに「お友達医師連」が援護射撃しても、もう力士生命はある意味終わったも同然ではないでしょうか。

2007年08月06日

私物化は首相だけではなかった

「私を取るか、小沢をとるか」と吠えて見事に敗れたのに居座る安倍首相、批判の嵐の中「続投して私の使命を果たしたい」と誰も頼んでいないのに勝手に居座ってますます事態を悪化させています。日本は「王国」だったのか、もう、風を読めないだけでは説明できない領域へワープしてしまった安倍さんですが、日曜の朝番組では「小さい時に庶民生活をしらない人はリーダになれない」といった珍説まで飛び出してその考えられない挙動を解説しておりました。
しかし私の周りには、小さいとき普通の人だったのに私物化にはしる人がいるようです。今日は知り合いから相談された一企業と一弁護士の話ですが、飲食業界だけではなく如何にこの日本が自分勝手、いい加減な体質になってしまっているかの実例として紹介します。

株主で取引先でもある会社が、ある東証の上場会社の最高幹部役員達が個人的感情で経営判断をしていることに対する問題提起をしたと思ってください。週刊誌や夕刊紙が注目しない知名度の低い会社なので上場しているといっても実名をあげませんが、実力役員が株主や会社、社員の利益を考えず個人的感情で重要事項を判断していると考え、公正な第三者の判断を仰ぎたいと裁判所に申し立てたのです。
ところが相手方(上場会社)の代理人として現れた弁護士を見てビックリ。なんと「顧問弁護士」から兼任で就任したその会社の「監査役」なんですね。ご存知のように非常勤の社外監査役といっても「監査役」の職務は、会社の業務執行を株主から委託された「取締役」の職務を「監視・監督」することであります。事によっては取締役と毅然たる態度で対峙しなければなりません。株主代表訴訟をするまえにまずは「監査役」に取締役の是非を問うくらいですから。
それなのに、その「監査役」がホイホイと、自分が監視・監督しなければならない「取締役」の依頼・指示を受けて「取締役の代理人」になってしまうのですから、コンプライアンスも何もあったものではありません。「顧問料」に加えて「監査役報酬」も貰って、株主の利益と相反するかもしれないのに役員に尻尾を振る「弁護士監査役」。これでは、原稿料や印税をもらいながら飲食店や料理人と利益的に結びついて読者を裏切っているグルメ評論家・ライターたちと同じではありませんか。グルメライターの原稿料や印税は料理人や飲食店から出ているのではありません。同じく、「監査役の報酬」は、特定の「取締役」が個人的に出しているものではなく、株主や社員のものである「法人」が出しているのですが、この弁護士も「勘違い」しているんですね。癒着は料理人とグルメライター間だけではなく、監査役とその会社間にもあったということです。
弁護士と言えば社会的信用もある職業。更なるノブレス・オブリージュを求められる立場だと思うのですが、「矜持」を捨てて「お金」と上場会社の監査役という「名誉」に奔った弁護士とそれを唆した取締役たち。本当に知的レベルが低いというか、こんなことが平然と行われている現実を見逃している社員や株主も問題ですが、金儲けに奔って「真実追及や公平性」を捨てた弁護士はよりひどいと言えるでしょう。
政府トップや飲食業界だけではなく実業や法曹界の一部も公の利益を考えず私物化しているという一例でありました。
色々聞いたところ、上場会社での顧問弁護士の「兼務監査役」、結構あるそうなので実業界自体のコンプライアンスが問われるところを考えます。

2007年08月04日

最近出版されたカレー本

知人のススメで「水野仁輔の本当は教えたくないカレー 東京最好の100店」(ブルース・インターアクションズ出版)を購入しました。実はこの友里、結構カレーが小さい時から好きでして、ラーメンは食べませんが小腹がすいたときたまにカレーを食べたりしています。
知人が関係している店が100選に選ばれているのですが、この本のタイトル、ちょっと長すぎないか。出版社の社名も長すぎ。紹介するのに大変です。
しかし「水野仁輔」なる名を知らなかった友里は、彼が参加しているというユニット「東京カリ〜番長」も人生で数回聞いたことがあるかどうか。カレーファンには有名なのでしょうが、それほど知名度あるとは思えず、堂々と本のタイトルに自分の名前を入れる自己顕示欲に脱帽しました。
なんでもグルメを気取る自称食通の放送作家・小山薫堂氏とコラボで東京タワー内に「東京カレーラボ」をオープンしたそうです。推奨店が疑問の連続の小山薫堂さんとつるむような人ですから、私はあまり信用できないんですけど。

さて、その「死ぬまでに食べておきたいカレー100店」、予想通り私が行ったことある店は数店、ほとんど聞いたことにない店でした。行ったことがあるのは、「嶮暮帰」、「カーマ」、「えすと」、「東インドカレー商会」くらいであります。
驚いたのは「キッチン ボン」。31位にランクインですが、私はここにカレーがあることを知りませんでした。シャリアピンステーキに限らず、ボルシチ、アワビのサラダにまでたっぷりニンニクを使う「ニンニク洋食屋」ですから、恐らくカレーにもたっぷり入っているのでしょう。
ここに挙げられた100店ですが、そのカレーは業務用のカレーパックを使用している店が結構あるのではないでしょうか。著者は洋食屋やホテルのカレーはくどくて苦手と書いてありますが、そのホテルのカレーはほどんど業務用を使っているのではないか。ホテルの名を冠するクッキーも実は専業クッキー会社のOEMだったりすることと同じ構造であります。同じ業務用でも価格にかなり差があるそうで、やはり高いものは美味しいとか。一般のカレー店は、売値を考えてその業務用カレーのランクを決定し採用、店独自の特徴を入れ込む工夫をしているようです。ベースを業務用に依存するか、仕上げにだけ使用するか、それはその店のポリシーでありましょう。
実際、その100選に選ばれた知人のカレーショップでは、仕上げに安めの業務用のパックとルウを添加して、日本人好みの「まったり感」と「辛味」を出していると言っていました。
カレーのプロであろう水野仁輔氏においては、その辺の業務用パックやルウの使用状態なども解説してカレー業界の内幕を述べていただきたかったと考えます。
それにしても食材業者やお店の宣伝マンといえる「やまけん」さんが大絶賛している「インディアンカレー」が載っていなくてホッとしました。並んで食べていらっしゃる方には申し訳ないですが、トレンドから外れたシーラカンス的なカレー、勿論セントラルキッチンでのパック詰めで運ばれてきているはずであります。
また最近は「オムライス」まで出してきた「ラ・ソース古賀」もでてきません。小麦粉のトロミが苦手な著者には合うカレーだとおもうのですが、値付けが高いから選から漏れたのか。
一時流行ったバーのカレーも固形のルウを大量に使ったものがほとんどとのこと。業務用のパックやルウをまったく使っていない街場のカレー店ってあるのでしょうか。

2007年08月03日

最近訪問した店 短評編 13

「進むも地獄、退くも地獄」とよく言われますが、安倍首相の場合は退いた方がはるかに楽なのではないか。思うような人事権が残っているとは思えず、手足をもがれたも同然の立場でなお首相の地位に留まりたい執着心はどこから生まれてくるのでしょうか。
「改革を進めていきたい」と何とかの一つ覚えを唱えていますが、誰も頼んだ覚えはない勝手な言い分であります。ここまで自己陶酔というか、わがまま言い切ってしまって、安倍さんも完全に「勘違い」してしまったと言えるでしょう。50歳過ぎはもう若いとは言えない歳だとおもうのですが、今回の彼の愚行のおかげで、年寄りが復活してしまうといった時代逆行が心配です。
さて、今日の3店はフレンチ、イタリアン、鮨であります。数年ぶりに訪問したフレンチはどう変わっていたか、犬養裕美子さんお気に入りのイタリアンは本当に美味しいのか、自分の名字を店名にして独立した鮨屋はどうなったでしょうか。

コム ダビチュード 池尻
中目黒の店から今年池尻に移転。黒本で取り上げた後、当日訪問が満席と何回か断られてすっかり足が遠のいておりました。中目黒では順調だと思っていたのですが、釜谷シェフのブログを読むと結構いろいろな事があっって大変だったようです。
新店はだいぶキャパを絞った大きさ。「野菜の煮凝り」、「牛ほっぺの赤ワイン煮」などおなじみの料理も並んだプリフィクスコースは健在ですが、ちょっと価格が上がったのではないか。何より驚いたのは、ワインリスト。昔はアルザス、ブルゴーニュなどかなり充実したワインがリーズナブルにリストに並んでいたのですがその面影がまったくありません。種類も少なくまったくこだわりを感じないワインのラインナップになっておりました。「釜めし」なるフレンチ風ご飯が800円で用意されていますが、CP含めて料理に以前の勢いを感じませんでした。
うーん、結構気に入っていたフレンチだったのですが、どうなっちゃったんでしょうか。シェフには以前以上のモチベーションを取り戻していただき、頑張っていただきたいと切に感じた夜でした。

イル・リストランテ・ネッラ・ペルゴラ 広尾
犬養裕美子さんが四葉のクローバーをつけて最高評価しているイタリアン。7000円のプリフィクスコースが主体ですが、個室では1万円のお任せコースしか頼めません。タプナードやカスレなど南仏料理みたいなものもあり、パスタを除けばフレンチかと思うような料理が並んでします。
頼んだ料理がたまたまだったのか、スペシャリテといわれる「花ズッキーニとジロール茸のヴァポーレ」、そして「サマートリュフとサマーポルチーニの手打ち麺」、「仔羊のカラーブリア風」は普通の質と調理でまTったく驚きがありません。期待が大きかっただけに拍子ぬけしました。
ワインもトスカーナ物がリストの4ページを占めるなどコンセプトがよくわからないラインナップ。高い「カーセバッセ」がいくつもありましたのでレアワイン好きにはいいかもしれません。適度なワインを飲んで一人1万5千円以上かかる地元色をそんなに感じない南仏系イタリアンでした。

赤坂さいとう
「赤坂かねさか」から斎藤氏が独立したというか、場所を変えず店名を変更して再出発。しかし、仕入れ先は変わらず、主人も変わるわけではなく、支払額も含めて「かねさか」時代と全く同じでありました。
この店の良いところは、昼営業しているところでしょうか。場所的なこともあり、オークラで打ち合わせ後、「久兵衛」へ行くくらいならちょっと歩くがこちらだろう、といった使い方ができます。
結構常連が多いようで、「お決まり」ではなく「お任せ」を昼からお酒飲みながら頼んでいる客も目立ちました。キャパ小さいですが、一人客には居心地が良いかもしれません。

2007年08月01日

ミシュラン予想を続けるマスヒロさんの狙いは何か

「おとなの週末」の「食べ歩き手帳」をはじめ最近のマスヒロさんは、今秋発売されるミシュラン東京版に星付きで掲載されるであろう店を盛んに予想しております。
「トロワグロ」は2つ以上だろう、「アンティカ ・・・ポンテ」も掲載される、「小十」も間違いない、「ラムゼイ」も1つ以上だと空手形を乱発、勿論自分と関係の深い「ジョエル ロブション」にも太鼓判を押しています。そういえば過食のオコチャマとの関係が深い「カンテサンス」も挙げていましたっけ。でも親会社である出店し過ぎの多店舗展開会社「グラナダ」、環境的には厳しいので掲載されてもグループ全体の救世主になれるかどうか心配です。
最近のタレントと見間違うほどマスコミ露出の激しいミシュランガイド総責任者のナレ氏の勘違いを見てしまうと、果たして「ミシュラン 東京版」が厳正、公正さを保てるのか疑問なのですが、仮に広く伝えられているようなイメージ通りの信頼できるガイドが出来てしまったら、我が国のグルメ業界は大変なことになるのではないかと考えます。
それほど信頼できるガイドができたなら、もう他のガイド本だけではなく、ヨイショライター、似非料理評論家、似非フードジャーナリストは必要とされないからであります。これ1冊持っていればオッケーとなり、彼らの活躍の場はなくなるのではないか。
ではそのような自分の仕事を奪う可能性のあるミシュランガイドをマスヒロさんはなぜ取り上げるのか。掲載予想をするのか。
私が思うに、バンバンあからさまに予想してミシュラン出版時の話題性を無くしてしまおうとの狙いがあるのではないでしょうか。巷で評判の良い店を前もって大量に挙げてしまえば新鮮さはなくなります。
ミシュランとしても独自性が薄れ、何かマスヒロさんの予想をマネしたと思われるのも癪だと無理に外すことを考えるかもしれません。店側も面白おかしく予想されるのを嫌がって掲載拒否をミシュランへ通達するかもしれません。
発売されたミシュランを手にとって予想が当たっていたら、「さすがマスヒロさん」と彼の株が上がり、予想がはずれたら、「私の予想を見てミシュランは変更した」とエクスキューズでき、ミシュランの新鮮さも打ち消せるなど、このマスヒロさんの「予想事業」は彼の商売にとって一石二鳥以上の効果があると考えます。
しかしミシュランは掲載する店へはあらかじめ通達しますから、マスヒロさんの予想を見るまでもなく当たりをつけた店に個人的に聞けば掲載されるかどうかわかる話なんですね。私も実際、ある店の方から掲載されるとの話を聞きました。結構ネタは漏れているんです。
しかも調査員の一人がロオジエの元マネージャーだとか業界ではバレバレですから、私はこの「ミシュランガイド 東京版」、そんなに凄いものができるとは予想しておりません。写真付きで奇麗な装丁かもしれませんが、そこらに氾濫する宣伝ガイド本と大差のない出来ではないかと考えます。