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2007年07月30日

日経夕刊「プロムナード」より

これだけ負けたらかえってすっきりしたのではないでしょうか、安倍・自民党。しかし、当のご本人はまったく空気が読めていません。老若男女を問わず、安倍さんの「頭脳」に疑問をもっての結果だと思うのですが、「続投宣言」とかまったく世間の評価を感じ取らない「裸の王様」状態になっております。
他の自民党議員たちも、党の要職や大臣が欲しいからか表だって総裁批判をしていません。人事につられて権力者に尻尾を振る様は、味がわからないくせにと内心バカにしながらも自称料理評論家やフードジャーナリスト、ヨイショライターに媚びうるマスコミ露出大好き料理人に通じるものがあります。
化学調味料大量投入の「有昌 しいたけそば」を絶賛したマスヒロさんを挙げるまでもなく、彼らの舌が一般客より劣っていることはままあるんですけどね。

さて、読者の方から7/27付日経新聞夕刊のコラム「プロムナード」を紹介されました。長谷川櫂氏(俳人)が、日本の料理評論家やグルメ評論家の「顔出し」を批判しています。友里の主張と同じく、顔を広く知られたら特別料理を出されるだろうし、食事代を請求されない場合もあるかもしれない。そんな関係でまともな批評ができるか、料理ジャーナリズムの堕落のはじまりだと。TVや本、雑誌で顔をさらし、バラエティ番組の常連になってしまっている人の多さの絶望したとのことであります。
まさに指摘の通り。この考えが広く認知され、そのような露出好きライターが早く駆逐されることが、「料理ジャーナリズム」(こんなものがあるのかどうか)の復活への処方箋だと考えます。
料理とは異なりますが、「虎屋」の研究主査の中山圭子氏は、他店の菓子も食べてコメントすることもあるので顔を知られないようにしているというエピソードを紹介していました。まったくそのとおり。願わくば世間に知られた「中山圭子」が本名でないことを願うばかりです。

2007年07月29日

ブートキャンプ、無事終了

皆さん、体形維持にどのような努力をされていますか。歳をとるにつれて「基礎代謝」が減ってくるのでしょうか、若い時と変わらない食生活をしているとドンドン体が緩んでくるように感じます。
過食のオコチャマを例に出すまでもなく、いくら食べても太らない人と違って気を抜くと太ってしまう友里は、世間の見栄えを気にして体形維持に努力してきました。
スポーツジムでの筋トレ、有酸素運動、スポーツなどで何とか基礎代謝を維持し取得したカロリーを消費して太らないようにしてきたのです。しかしここ数か月、長年の無理がたたったのか、もう歳だからか、ある部位を痛めてしまって充分な運動ができませんでした。
食事やお酒のペースはなかなか抑えることができないので、ちょっと下腹部が緩んできたかなーと気になってきた今月初め、TVの通販番組で長時間宣伝していたのがこの「ビリーズ ブートキャンプ」でありました。

痛めた部位も治りかけていてまた運動を始めようと思っていたので、7日間で腹筋が割れシェイプアップできるというキャッチに飛びついたのはいうまでもありません。2週間後に送られてきたDVDをすぐさま始めたのは先週末でありました。
もともとエアロビや筋トレをしていたので大したことないと舐めてかかったのが間違い。最初の2日間の「基礎編」でさえビリーズバンドを使ってついていくのが精いっぱい。翌日からは筋肉痛との戦いも増えました。
早3日目で「ブートキャンプ」からの「脱走」を真剣に考えたのですが、かろうじて踏みとどまれたのは「キャッシュバック」の存在のおかげでした。7日間の体重、ウェスト、体脂肪率の変遷を記録して送ると「5千円」がバックされるというこの権利を行使したいがため意地になってなんとか卒業することができたのです。「応用編」を終え「腹筋編」の頃には筋肉痛もとれ30分チョイと時間も半減してかなり楽。もともと腹筋だけは毎日鍛えていたので楽勝とは言わないまでも結構平気。最終日には2回やってしまったくらいで、無事「卒業」することができました。
効果はどうだったか?キャッシュバックのための記録をまじまじ眺めての感想は、「ほとんど変化してないじゃん」。
劇的な効果があるとのうたい文句でしたが効果は人それぞれ、とういか始めた段階での体形によって変化率がかなり変わるのではないでしょうか。
緩んできたとはいっても体脂肪率が標準の下限に近かったので、7日間たってもまったく変化なし。体重も変わらず(かえって筋肉がついて増えたかも)、ウエストもひいき目に測定して1センチ減ったかどうか。
鏡の前の姿をナルシストよろしく眺めてみると、ちょっと横腹が締まったかなという程度。もともといくらか割れていた腹筋は、その割れ方がちょっと深くなったといった程度でありました。
早朝に時間を割いて頑張ったのに、結果がこれだけかとがっかりしましたが、7日間で劇的に変化すると期待すること自体甘いというものでしょう。たった7日で劇的な効果が得られるならば、「継続は力なり」という言葉は死語になってしまいます。
7日で一応卒業ですが、このあと何もしなったら元に戻るのは当たり前。結局効果の出た人でも同じエクササイズを続けていかなければならないのですから、「7日間で劇的にダイエットできる」かのような宣伝はやり過ぎではないでしょうか。
これだけ頑張っても効果は限定的、しかも筋トレやエアロビの経験がない人、少な人にはかなり過酷なプログラム。購入しても長く利用し続ける人は稀ではないでしょうか。購入する前に、まずは知人から借りてきて1回試してみるのが賢明であります。

2007年07月27日

最近訪問した店 短評編 12

以前ちょっと触れたあの多店舗展開会社の経営、やはりかなり苦しいそうです。イタリアンにとどまらずフレンチなど欧州料理から中国料理、和食などジャンルを広げ過ぎたのが原因か、店舗数が多すぎるからか、所詮素人経営だったからか、マスヒロさんがミシュラン東京版での星付き予想をしている店をいくつか擁している会社だけに今後も目が離せません。ある店舗はオープンから赤字だそうで、売却先を探していると聞きました。
屏風は閉めても広げ過ぎても倒れるということでしょう。
さて今日の3店ですが、前回と同じく2店はランチでのコメントです。最近友里もランチが多くなってきたじゃないか、山本益博氏と同じで経費削減か、と言われそうですが、昼夜訪問して最終的に評価したいとの思いからの途中経過と考えていただければ幸いです。「串の坊」はもう夜の再訪はないと思いますけど。

田吾作寿司
やく1年ぶりの訪問。友里の言うあの「奇怪な」創作寿司を食べてみたいとの知人のお供であります。
アスクユーのレビューでも、あるレビュアーが疑問を呈していた「酢飯」。やはり私も「変」だと再確認しました。練馬の地でオープンした当初、あまり集客が芳しくなくて考えたのがインパクトあるタネを一緒に握る(巻く)創作寿司だったそうです。
ある鮨屋の主人(JCお気に入り)に、「アンキモと奈良漬を一緒に巻く、海鼠腸とホッキとアオヤギを一緒に巻く」と話したら、目が点になってしまいました。味の強いタネを一緒に使うという発想は、普通の鮨屋では思いつかないのでしょう。今回も私には疑問の巻物でありました。
カツオをはじめ他のタネ質もきわめて普通の街場店に近く、アスクユーでの高評価がまったく理解できません。

ル レモア
ランス・ヤナギダテの3店目。新丸ビルの比較的小さな、ビストロ的なお店です。今回は「東京カレンダー」など雑誌で紹介されていた2皿を昼に食べました。
ニース風サラダ 
なぜだかSTAUBの鍋の中に入っています。ツナ、ゆで卵、オリーブ、、アンチョビ、トマト、ジャガイモんどが入っていますが、どうってことない味で量が少ない。写真ではもっとポーション大きく見えたのですけど。
鶏とキノコのソテーとジャガイモ  グランメール風
同じくSTAUBの鍋を使った蒸し煮。ハーブと塩がかなり強い訳は、肉質の低さを補うためか。まったく鶏の旨みを感じません。美味しくない。もう少し鶏の質を上げていただきたいものです。
パンは硬くて噛み切れず、これで昼に3200円は高すぎるというもの。ランチで10%のサービス料請求も納得できません。

串の坊 六本木ヒルズ
オープン当初はこの店も行列でした。対面の「サルヴァトーレ」もかなりの行列でしたが、今は土日でもこの両店、簡単に入れます。
1500円 串8本、2300円 10本、3100円  12本とランチとしてはかなり高め。いずれも野菜スティックと塩昆布茶漬けかご飯と赤だしがついています。
どこの「串の坊」でも味わえる串揚げ。わざわざ六本木ヒルズまで食べに行くものではありません。レンコンの用意がなかったのですが、セントラルキッチンから間に合わなかったのでしょう。
ヒルズに勤めている人が帰りに立ち寄る程度の店でありました。


2007年07月25日

特定ビール会社の宣伝をしている自称料理評論家

またまた読者の方からの情報です。雑誌「料理王国」で山本益博氏がアサヒスーパードライの宣伝をしているのはけしからんという内容であります。
早速最新8月号を購入した所、10ページ目に「青柳」の鮎とこのスーパードライの相性の良さを強調した「宣伝コラム」を確認しました。1ページ使ったアサヒの宣伝ページなのですが、ワインなど飲料を含めて世間へ発信している自称料理評論家が、自分の稼ぎため一企業の宣伝をしてしまっていいものなのだろうか。
家にあった「料理王国6月号」の12ページでは、マスヒロさんが有料でプロデュースしたといわれている「リョウリ ゲンテン」の桜エビの天婦羅とスーパードライの相性の良さを力説しておりました。ここまでして収入を増やしたいのかマスヒロさん。
ドライの宣伝スペースでちゃっかり自分が関与した料理店まで便乗宣伝しているのですから呆れるばかりであります。
しかしビールの宣伝にマスヒロさんを起用したことは、アサヒにとって良かったのだろうか。マスヒロさん、門上さん、過食のオコチャマ・来栖けい氏はじめヨイショ系ライターたちに下戸やお酒に弱い人が多いのは周知の事実。たいしてお酒を飲まない、飲めない人がいくら「うまい」といっても説得力があるとは思えません。スイーツが得意でない、ほとんど食べないこの友里がパティシエやデザートを絶賛しているようなものです。
不得意な酒類の宣伝を安易に引き受けるマスヒロさんはなぜそこまで稼ぎたいのでしょうか。

2007年07月23日

芝浦工業大学教授・古川修氏の損害賠償請求事件 6    古川教授、趣味の範囲なのだから経験の少なさを恥じることはない

芝浦工業大学システム工学部教授、古川修教授が友里征耶を相手取った名誉棄損等の訴訟に関する次回期日の被告準備書面を先週末に提出しましたので、その内容を公開させていただきます。
被告側としましては原告と違って急いでいるわけではないので、今回の書面はまだまだ緩い内容のものであります。今の段階では手の内をすべてさらす訳にはいかないからです。

1、「癒着ライター」の部分に関して
癒着とは物と物とが接着することを意味する言葉。被告・友里は、原告・古川修教授が特定の料理人、食材供給者、生産者、飲食関係者らと個人的に懇意になり、いわば持ちつ持たれつの関係にあることに関し、「癒着」状態であると論評したまでである。
原告・古川修・芝浦工業大学教授は、鳴門の漁師「村公一」氏、鴨の養殖生産者「西崎ファーム」を再三再四絶賛している。
しかし、原告・古川修教授は「村公一」氏が獲った鱸と村氏以外の漁師が獲った鱸との客観的な比較をすることなく、原告の主観に基づいて「カリスマ漁師」と称し、あたかも「日本一の漁師」であるかの如く取り上げ、西崎ファームが養殖生産する「バルバリー鴨」と一般的に定評のある「シャラン産の鴨」と具体的な比較検討をすることなく「最高の鴨」であるかの如く絶賛している。
他方、原告・古川修教授は村公一氏と個人的に食事をし、正月には個人的に特別な食材を送ってもらう等一般読者らが希望したとしてもかなえられない特別待遇を受けている。西崎ファームの西崎社長とも人間的に極めて懇意な関係にあることを再三表明している。
このような原告個人と格別に懇意な人間関係を前提とした特定の食材供給者・生産者について絶賛する原告・古川修教授のスタンスに対し、被告友里は「癒着」状態にあると論評したものである。原告と被告友里との飲食ライターとしての基本スタンスの違いに基づく論評である。このような意見表明が名誉毀損云々の問題となり得ないこと、被告友里に悪意がないことは言うまでもない。

2、「井の中の蛙」について
原告・古川修教授は「銀座こびき」の料理をかねてより絶賛している。更に、原告が主宰し原告のブログ読者らが参加した「超美食会」という食事会の会場に選定した際においても、銀座こびきの料理が最高レベルである旨を絶賛した。
しかし、「銀座こびき」を訪問したことがある者であれば、銀座こびきの料理が最高レベルである、との点には疑問を抱くはずである。和食を提供する飲食店のレベルの区分け方について定説があるわけではないが、使用食材の単価の点も考慮したうえ、例えば、「料亭」「割烹」「居酒屋」「食堂」という区分けをした場合、少なくとも銀座こびきの料理は、「料亭」「割烹」の区分けには属さず、「居酒屋」で提供されるレベルの範疇と考えられる。
被告友里は、「居酒屋」の範疇に属すると思われる料理をあたかも「高級割烹」の範疇であるかのように絶賛する原告のスタンスに対し、大いに疑問を持った。被告友里は、原告自身が居酒屋レベルと感じる料理をあえて高級割烹と持ち上げるような人格の持ち主とは考えなかったので、原告がこれまでに訪問した経験のある割烹の料理のレベルが銀座こびきの料理のレベルとさほど差違がなかったということに由来するものと考えた。被告友里は、原告個人の料亭・割烹への来訪経験が本業飲食ライター・評論家等に比べると少ないことについて「井の中の蛙状態」と論評したものである。

原告の料亭・割烹への来訪経験がさほど多くないことは、小滝橋にある「岸由」という店との懇意な関係を示しつつ、「岸由は東京最高の割烹になりつつある」旨絶賛することからも伺われる。東京都内には「岸由」と同等以上の質の料理を提供する和食店が数十軒を下らないことは議論の余地がないと思われる。「銀座こびき」と同等以上の質の料理を提供する店も数え切れないほどである点も異論はないと思われる。

以上のような事情を踏まえて、被告友里は「井の中の蛙状態」と論評したものである。
原告・古川修氏の本業は機械工学を専門とする大学教授であり、国土交通省主宰の公的委員や学会等の要職をも務める中、あくまでも趣味として飲食関係ライターとして著書を出版し、ブログを公開している原告にとって、本業飲食ライター等に比して来訪した和食店の数が少ないことや割烹訪問経験の少ないことは何ら恥じるべきことではない。
ましてや原告の名誉が毀損されるようなこともあり得ない。

最後の一文、本業は大学教授なので高級・高額和食店への訪問回数が少ないこと、本物の割烹や懐石料理店の経験が少ないことをなんら恥じるべきことではない、という文言は正に名文であると自画自賛します。本当に素晴らしい高級店を知らない身で、「こびき」や「岸由」をあたかも東京の最高店の如く絶賛しているのですからこれは「井の中の蛙」と言わずなんと評するのか。

読者の方からは、「本当に古川さんは名誉を棄損されたと考えているのか。それならば、本業である芝浦工業大学の『学長』を証拠調べで呼び出し、友里が日刊ゲンダイで書いたことが芝浦工業大学教授の名誉を棄損することなのか、普段から本業をおろそかにして日本酒メーカーや食材メーカーとの人脈形成に勤しんでいる姿、出張の合間に飲食店や酒蔵を訪問する余裕をブログに公開するほど遊び呆けているとしか思えない姿を自慢していることの方がもっと芝浦工業大学教授としての地位を落としているのではないか、こんな副業に力を入れすぎるなど呑気なことをしているから友里に揶揄されただけではないか」、と尋問したらどうかといったアドヴァイスをいただいております。
名誉の毀損を証明することは、毀損していないと証明することと同様に難しい問題であります。
ここはアドヴァイスのとおり、友里の記事が本業に芝浦工業大学教授としての名誉を棄損したのかどうか、それとも本業より副業の日本酒、食材、飲食店関係者との人脈形成に力を入れ過ぎている古川修氏の行状が大学教授として真っ当な行為なのかどうか、「学長」に聞いてみたいところであります。
芝浦工業大学「学長」・平田 賢氏はこんなつまらない係争に、自大学の現役教授が原告として関与しているとは夢にも思っていないことでしょう。

2007年07月20日

最近訪問した店 短評編 11

西麻布近辺、最近も店が変わったりリニューアルしたりと動きが多いようです。
驚いたのはヒラマツグループの「レゼルヴ」、変な多皿料理のコース専門だったはずですが、この6月に「レストランひらまつ レゼルヴ キャーヴ・ド・ひらまつ」としてリニューアルしておりました。シェフは池田氏ではなくなり、総料理長として平松氏がHP上に載っております。コンセプトは「ワインを着こなす」とか訳のわからないもので、料理もアラカルト中心、コースも前菜、魚、肉と普通の皿数になっておりました。友里は池田シェフ時代の多皿料理を評価していなかったのですが、他の客にも不人気だったのかもしれません。
さて、本日の3店のうち2店はランチだけの感想です。

鮨処 すゞ木
久々に夜訪問。いつものようにツマミは10種ほど出てくるのですが、ほとんど毎回重複。ちょっと飽きがきてしまいます。シラウオポン酢、ボラ白子、カラスミ、塩辛、イクラとほとんどが自家製のようですが、それほど唸るものと感じないのは、単なる慣れなのか、元々のクオリティの問題なのか。
握り系では今回初めてカリフォルニア巻きなるものが出てきてしまいました。江戸前の鮨屋と思っていたのですが「なんでも有り」のようです。
結構飲んで食べて1万数千円。何とも言えないCP感なのですが、今回は数人で訪問しましたがまったく身内同士で会話ができなかった。主人と女将の腕自慢に他店批判はますます健在で、かなり疲れて帰路に就いた友里一行でした。

毛利サルヴァトーレ クオモ
週末に映画を見てからランチで訪問。どこのサルヴァトーレでもやっているランチブッフェですが、同じ六本木ヒルズ内ウェストウォーク5階のサルヴァトーレより安いので、どうせ入るならここでしょう。
前菜ブッフェとスープで1900円、前菜ビュッフェとパスタで2300円ですが、前菜が冷たいもの6種ほど、温かい前菜もポトフなどいくつかありますのでこの前菜ブッフェだけで充分。前菜をしっかり食べればスープだけでお腹一杯になります。
ワインやビールもグラス600円ですから、週末のランチでは利用しやすい。肝心の味は価格に見合った「それなり」ですので、深く追求しないでください。

札幌 たる善
札幌出張の“ウラ”目的地(!?)的名店が登場!!のキャッチで颯爽と新丸ビルに登場しましたが、最近は行列も出来ていません。私がランチで入店したときは結構並んだんですけど。
ランチはイクラ丼、3色丼(イクラ、ウニ、ずわい蟹)が3000円、握りは
2900円から5250円まであります。
サーモンやボタン海老に昆布の佃煮を使った軍艦までありまして、食べ終えた感想は、「ただの海鮮系寿司」。例え札幌へ出張に行ったとしても、私なら絶対本店へ食べにいかないです。
回転すしほど安くはないし、この内容では高いというか魅力を感じないというか。今後は厳しいのではないでしょうか。

2007年07月19日

芝浦工業大学教授・古川修氏の損害賠償請求事件 5 友里の援軍なのか

芝浦工業大学システム工学部教授・古川修氏が友里征耶を相手取っておこした名誉棄損などの裁判経緯ですが、次回の期日迄に若干の準備書面を提出する予定です。ただし、まだ提出前ですので戦略的に掲載することができないことをご了解ください。提出した後に骨子をアップする予定であります。

しかし世には古川修教授に対して、この友里と同じような問題点を感じる人がいることを知り大変心強く感じました。先日も紹介した鮭野夢造氏のHPは、古川修教授に対して「どう見ても中途半端なグルメで似非日本酒通としか思えない」と糾弾キャンペーンを張っています。サイトのポリシーは、転載禁止でリンクを張るならトップページからとなっておりますので、ここに転載できません。よって、その「久しぶりの号外 新・辛口批評」への入り方、読み方をご説明します。まずは、
http://sakenomuzo.ld.infoseek.co.jp/
を開いてください。そしてその読みにくいトップ画面を送っていき下方の左側にある「辛口批評」をクリックします。7月9日更新と書いてあるところです。次の画面に変わりましたら、表題を入れて3行目の文中の「移動」をクリックすると古川修教授批判文(長文)の画面がでてくるはずです。
かなり綿密に古川教授のコラムや人脈を調べられたようで、係争相手の友里にとっては大変参考になる有難いもの。古川教授への突っ込みどころが満載のようで、どこまでが裁判で活用できるか、これからじっくり検討するつもりです。
この批判文で笑ってしまったのは、居酒屋メニューとしか思えない料理を出しているのに古川教授が素晴らしい「京懐石」だと絶賛している名古屋の「京加茂」、初めて訪問した時自分の著書を何十冊も購入してくれていて感激した旨をコラムでアップしているそうです。でもこれって、バーターではないですか。
利益享受をうけた店を絶賛し続ける姿勢にまったく公平性を感じません。また、利益享受を自慢げにコラムに書く古川教授、脇が甘いというものです。

飲食店に自分の好みの日本酒や親しい人が生産する鴨、懇意な漁師の魚をバンバン紹介していると思える古川修教授。本業である芝浦工業大学の教授としての対外活動より、日本酒、食材、居酒屋・和食関連の人脈造りの方が熱心に見えるのは友里征耶だけでしょうか。これほど趣味の世界にのめり込んでいることを公開してしまって、芝浦工業大学関係者や卒業生はどう考えるか、人ごとながら心配であります。
古川教授がQさんのところのコラムで最終回間際に、今迄取り上げた飲食店などをすべてリストアップしてワンコメントを書かれたのは、万遍無く店を紹介していると示したい友里征耶への訴訟対策だとの鮭野氏の指摘、私も同感であります。
しかし、単発登場ではない、かなりの回数執拗に登場した飲食店は、だいたい「西崎ファームの鴨」、「村公一さんが獲った魚」、そして「秋鹿」、「宗玄」、「神亀」など自分の著書で取り上げた日本酒を取り扱っている店なんですね。
鮭野氏は古川教授の反論や抗議をお待ちのようですが、この友里征耶よりキツイ表現にみえる古川教授への「批判文」、古川教授の代理人の方も私のブログをチェックされていると思うのでこの鮭野氏の批判文をご存じのはずですが、このまま古川教授は鮭野氏の問題提起、批判文をスルーされ続けるのでしょうか。

最後に皮肉を書かせていただくと、化学調味料を添加する「三倍増醸酒」を否定した「神亀」を推薦する古川教授。しかし自身が贔屓にして絶賛するいくつかの「居酒屋」は、この化学調味料なしではやっていけないのをご存知なのか。
このネタを仕入れるためアマゾンから、「闘う純米酒 神亀ひこ孫物語」(平凡社)を購入しました。日本酒の知識は一般人レベルの友里としては、大変勉強になりましたが、日本酒の蔵元と日本酒ライターは結構ズブズブの関係だということもわかりました。
その女性日本酒ライターと古川教授は飲み友達だとコラムで公言されていましたっけ。お友達のズブズブ先の蔵の酒を絶賛し飲食店に推薦している「公平とは思えない構図」がお分かりいただけると思います。

2007年07月17日

飲食業界だけではなかった納入偽装

大型台風がやっと去ったかと思ったら新潟県中越沖の大地震、被災地の方々にはお見舞い申し上げます。わずか3年間で大きな地震が3回も起きてしまいました。
嫌なニュースが続いているのですが、一時大きな話題になったミートホープの牛肉偽装、中国の段ボール肉まん偽装など飲食ではない業界でも納入偽装が先週発覚したのには驚きました。
フジテックのエレベーターで強度不足の鋼材が使用された問題、今の段階ではフジテックと鋼材を納入したJFE商事ホールディングス(株)の子会社、JFE商事建材販売の間で事実認定が真っ向から食い違っています。
JFE商事側はミルシート(材料検査証明書)を偽造したことを認めながらも「フジテックと担当者レベルで合意があった」と主張、「まったくその事実はない」と反論するフジテックに責任転嫁をしようとしています。しかしこんな主張でJFE商事は罪一等を減じられると思っているのだとしたら、認識が甘いというかモラルがないというか、実に幼稚な言い訳であります。
JFE商事はエレベーターを使用する人たち、すなわちエンドユーザーのことを考えた事がないのか。万が一製造メーカーであるフジテックの担当者が認めていたとしても、ミルシートを偽造したということは対外的には納入鋼材を偽装したことになります。合意の上での納入なら、堂々とSS400ではなくSPHCのミルシートを添付すればいい。
これでは、「国産牛(オス乳牛)でいいけど納入請求書には『和牛』と書いてね。客には『黒毛牛』として売りつけるから」と飲食店の要求を飲んで客を騙す手伝いをする業者と同じではないか。(こんな事をする店や納入業者はないと思います。あくまで「例え」であります)
納入先さえ了解していれば、その先の客を騙しても罪にならないというのか。
「ミルシート」を偽装して違う材料を納入するということは、ミルシートの添付で材料を確認するという我が国の検査システムを根底から覆す行為であります。大会社ならいざ知らず、中小規模の会社では検査設備も人員もなく、納入材料の正誤の判断ができないからです。こんなことを輸出でも行っていたら世界中から総スカンを食らうでしょう。
JFE商事は「ミルシート偽装」を認めた瞬間にもうこの事件の罪からは逃れられない、コンプライアンスも世間常識も何も持っていない会社であると言っているようなものだと考えます。

しかし私も数十年前まで理系の仕事をしていて機械装置の材料をなどに関わっておりました。たいした経験はありませんが、JFE商事の言うようにSS400は市場流通量の少ない鋼材なのでしょうか。SS400は「一般構造用圧延鋼材」と言われ、その名の通り鋼構造物にごく普通に使われている材料だったはずです。どちらかというと広く普及していて安い部材。一時はトン当たり軽く5万円を切っていたと記憶しております。私の浅い知識では、問題となっているSPHCという材料の方が知名度や流通量が少ないと思っておりました。両材料の価格差もトン当たり数千円あるかどうか、ミルシートを偽装するリスクをおかしてまでコストダウンする意味があるとは思えません。

どの業界にも言えることですが、矜持を捨て無理な儲けに奔る人、店、会社が絶えない現実。不明瞭な事務所経費の領収書も出さないで逃げ切る代議士といい、規模が大きな会社には社会奉仕、社会への還元が求められるのに、この国には「ノブレス オブリージュ」というものがないのでしょう。こんなことでは、「美しい国、日本」など絵に描いた餅、永遠に拝むことはできません。

2007年07月15日

夜の新丸ビルと雨のミッドタウン

先日初めて夜の新丸ビルを訪問、また台風の影響で雨がちらついた週末のミッドタウンへも行ってみました。昼と夜では客入りが違うのか、オープン当初と客入りはどう変わってきたか、まずは夜の新丸ビルです。

新丸ビル
昼の繁盛店が必ずしも夜流行っているとは限らないことがわかりました。昼一番の人気店、あの多店舗展開会社が運営している店名の実態がなくなった「自由が丘グリル」、夜は行列はなく簡単に入店できるようです。天ぷらの「船橋屋」、蕎麦の「石月」、洋食の「レストラン大宮」も割と空いています。反面昼は客が入っているように見えない「酢重ダイニング」は居酒屋的なところがうけたのか満席に近かった。
オープン当初の勢いが落ちたのは「イル カランドリーノ」、「たる善」、「オー グー ド ジュール」などでしょう。広く一般受けする寿司ですが、CPが悪く感じるのか「たる善」は昼もあまり並んでいません。「カランドリーノ」も値付けが高いので1回転がやっとかも。「オー グー ド ジュール」や「イグレック」は高額フレンチに属する価格ですから今後も厳しいのではないか。観光客主体の再開発ビルで、高額フレンチの必要性を感じる食通やフレンチ好きがいるとは思えません。しかし、何を勘違いしたのか「オーグード」、本店や日本橋店より値付けを高くしているのではないか。地代が高いから仕方がないのかもしれませんが、同じフロアにフレンチが3軒と激戦の中、近くには焼鳥屋や串揚げ屋、オデン屋もあるこの環境でこの価格は無理というものです。北野ホテルの「イグレック」も厳しいでしょう。「オーグード」より強気の値付けは、東京のフレンチシーンをご存じない関西企業だからか。交詢ビルへ出店して苦戦している関西系レストランの現状を把握していなかったとしか思えません。

雨のミッドタウン
土曜日だというのに簡単に駐車できました。やはり観光客が主体なので訪問客は天候にかなり左右されるようです。昼時でも行列を作っているのはごくわずか。フードコート近くのイートインの店以外ではほとんどの店で空席が目立ちました。安い店でも苦戦しているようで、カジュアルゾーンでも、「wine & dining edesse」や「デリー」は客がまばら。「江戸切庵」や「今井屋茶寮」も簡単に入店できます。というか行列ができているのは「ナプレ」、「東京ハヤシライス倶楽部」、「コッポラ」くらいなもの。「可不可」のように最初から客入りの悪いところだけではなく、当初は行列があったガレリアの中・高額店も入店が簡単になっているようです。フレンチ「JJ」はかなり強気の値付けなんですが、この日は暇だったんでしょう、13時前だというのにジョエルさんが店外でブラブラしていました。

私は店経営者やシェフに言いたい。というか4年も前から言っているのですが、なぜ観光客をメイン訪問者と設定している「再開発ビル」に出店したがるのか。リピーターとなる食通や外食好きがそんな雰囲気を好むと思っているのか。わざわざ観光客の多いスポットへ食べに行きたいと思っているのか。観光客など一回限りの客だけでやっていけると思っているのか。家賃が高くてCP落ちるのが見え見えの店へ行きたがる食通や外食好きがいると思っているのか。
古くはアークヒルズに恵比寿ガーデン、ここ数年でいえば六本木ヒルズや交詢ビルをみれば、再開発ビルに出店した高額レストランの繁盛はほとんど夢物語に終わっているはずです。最近はデヴェロッパーも店側もいくらか勉強したからか高額店の出店は少なくなってきましたが、中級や低額の店でも営業時間や地代の制約から客には無駄な経費がかかりCPが悪化するのは避けられません。
ダイニング系のように数年で元を回収しようと考えない限り、再開発ビルへの出店は考え直した方がいいのは誰でもわかることなんですが、眼先の話題に釣られてしまう経営者やシェフが多いのが残念です。


2007年07月14日

バイバイ J.C.オカザワ

タイトルからJCが引退したか昇天してしまったように受け取られた方もいるかもしれません。売れなくても数少ない読者のために書き続けるJC、決して自ら引退するような謙虚さを持ち合わせていませんし、心臓に毛が生えているというより、毛皮の中に心臓ができたと思われるほどストレスがたまらない人ですから人一倍長生きすると思いますのでご安心ください。
本日発売の「おとなの週末」をみたら、なんとわずか2年で彼の記事「TOKYO食相場」が終了となっておりました。短い間でしたが、JC、ご苦労様でした。

最後の企画はヴェネツィア対シチリア料理として日本橋と青山の店対決でした。日本橋の「ダンドロ・ダ・ダンドロ」は行ったことがないのですが、シチリアの「ドンチッチョ」より上だとの評価。人間最後は嘘つかないと言いますから信じて一度訪問してみたいと思います。
しかしJC、シチリア料理店でメインに牛肉のタリアータはいかがなものか。頼んだ料理が間違っていないか。シチリアは海、陸の食材が揃っているからと言って、せめて牛ではなく子羊くらいにとどめていただきたかった。シチリア色の出しにくい食材を選んで評価しても意味があるとは思えません。

マスヒロさんや門上さんの企画はまだまだ終わる気配がない「おとなの週末」。彼らより先にJCが切られたのは残念ですが、人気がなかったからでしょうか、それとも知名度がなかったからか。
週刊朝日は過食のオコチャマに乗っ取られましたし、しばし求職活動に勤しむことになるのでしょうか。
記事は見れなくなりそうですが、TVでは最後?の活躍がみられそうです。8/6午前1時のNHKで何を勘違いしたのか「駅弁食べ比べ」を放映予定とのこと、お暇な方は録画をしてください。見るかどうかはご判断にお任せします。

2007年07月13日

最近訪問した店 短評編 10

7/11に取り上げた「日本フードジャーナリスト会議」につきまして、読者の皆さんから色々な情報をいただきました。主宰者だけではなく、事務方の人もまったく「食」とは関係ない人がいるとか。自分の仕事のために人脈造りをしたい人や自己顕示欲の強いブロガーたちがたむろしているのは想定内でありました。まったく「ジャーナリズム」とは無縁の人たちが集まっているだけの「フードジャーナリスト会議」、悪い冗談では足りない「名称偽装」の団体と言えるでしょう。
さて本日は「鮨屋特集」です。マスヒロさんやJ.C.オカザワも褒めている店が入っています。

鮨はしぐち
2回目の訪問です。前回は握り鮨の「沈み」を確認できなかったのですが、今回は立派に置かれた握りが沈み込んでいました。しかし、握りが沈んで何かいいことがあるのでしょうか。ほめたたえている人はそれほど柔らかい握りだ、口に入れるとさっとほどける、と言いたいのでしょう。でも、私が思うに握りは口に入れてある程度食感がなければ美味しくないのではないか。ガチガチなオニギリみたいに固いのもなんですが、すぐバラバラになるのも問題です。そんなに口に入れてバラバラで食べたいなら、握ってもらわないでタネと酢飯を同時に口に入れればいいのではないか。
最近は腕もないのに如何に柔らかく握るかだけを考えている職人もいるようで、置いた途端崩れる場面をたまに見かけることがあります。誰が言い出したのか知りませんが、世には程度というものがあるということです。
はしぐち、タネ数は少なく食の太い方は満腹にならないかもしれませんが、支払額は良心的であります。
巷言われているような最高のタネ、最高の仕事の鮨かと聞かれると答えに詰まります。

鮨 武蔵
マスヒロさんが「おとなの週末」で取り上げていた鮨店。酢飯と〆ものが素晴らしいと絶賛していました。
青山は骨董通りをちょっと入ったわかりにくい場所です。
ご主人は「タネ質がわからないほど仕事しすぎ」と私が疑問を呈した西大島の「與兵衛」で昨年まで2番手をやっていた人。そのことはあまり知られていないようですけど。
しかし本人は「與兵衛」の鮨が好きではないのでしょうか、この店はどちらかというと仕事の軽い「海鮮系」に近い鮨屋でありました。まったく「與兵衛」の面影はありません。
酢飯は水谷とは違った酸っぱさ、たまに仕事した〆物は〆すぎ、と私には?な鮨が続きました。タネ質もそれほどのものではない。マスヒロさんも何を間違えたのでしょうか、今のレベルで絶賛してしまっては、それを期待して訪問した客が落胆してしまいます。黙って誰にも言わず静かに見守ってあげるべきだった。支払額に見合った普通の鮨屋であります。

鮨よしだ
J.C.オカザワが以前から絶賛していた浅草の鮨屋。昼は1000円台のランチ主体ですが、夜レベルのお好みにも対応してくれます。
昼でしたがお好みでツマミと握りをいただいた感想は、「普通の街場レベルの海鮮系寿司屋じゃないか」。タネ質、仕事とどれをとっても銀座の有名店の比ではありません。酢飯も甘すぎ。握りでは要求すると煮切りを引いてくれますが、緩すぎです。
支払はツマミと握りに飲み物で一人1万円前後でしょうか。全然傑出していない街場の寿司屋と読みましたが、夜はオツマミ系が多いとか。JCは毛蟹とか江戸前の鮨屋とは対極のツマミをそろえている海鮮系の店を過大評価する傾向がありますので注意が必要です。そういえば、タネに「サーモン」も用意していました。

2007年07月11日

ミシュランガイドも勘違いしてしまったか

今日も読者の方からの情報です。友里的にネタになりそうな色々な情報をいただけるようになり、昔のように「ネタ不足」で悩むことがなくなりました。反面、得意だった「ワイン関連」の記述はまったくご無沙汰なのですが、それに対するご意見がまったくないということは、そもそも友里の「ワインネタ」、期待されていなかったのかもしれません。
タイトルのとおり、今日は今秋東京版をも発売してしまう快挙(暴挙かも)にでてきた「ミシュランガイド」への問題提起であります。まずは以下のブログの6/26付をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/foodjournalist/
以前何回か取り上げた、ネーミングとその実態がまったく乖離している「日本フードジャーナリスト会議」のブログであります。マスコミ露出の店関係者やヨイショライター、化学調味料を添加しているフグ屋を絶賛していた似非グルメの放送作家などが主な構成要員のこの集り、どこが「ジャーナリスト」なのか。悪い冗談と言い表しましたが、「名称偽装」と言った方がいいでしょう。だいたい主宰している人が「食」に本当に関心があるのか、昔からあったのか。自分の仕事にプラスになるといった嗅覚だけは鋭いようですが、その実態を知ってしまうと引けてしまうのではないでしょうか。
その似非ジャーナリスト会議が6/29にミシュランガイド総責任者のジャン リュック・ナレ氏を呼んで講演を開いていました。しかし、このミシュランガイドというかナレ氏、ガイドを売って利益を上げたいのか、ミシュランタイヤの宣伝をしたいのかその本心はわかりませんが、写真付きのガイドを出版したりマスコミに露出したりとあまりに軽すぎ、ミシュランの権威の低下に大いに貢献していると考えます。
自分がタレントかスターにでもなったと勘違いしているのか。本来編集や運営を担当する人は黒子に徹するもの。経歴をみるとリゾート地のホテルなどの経営に関与したようですが、この人もまた「食」に造詣が深い人だったのか。ミシュランの名声なくして極東の島国でこれほど注目されただろうか。例えばミシュランガイドではなく「東京最高のレストラン」の総責任者に就任したとしたら、これほど注目されなかったというか、「ナレって誰?」といったところでしょう。
ヨイショライターや俄かグルメの放送作家とミシュランガイド、対極の立場と思っていたのですが、同じ穴の狢なのか。宣伝になると安易に出席したのかもしれませんが、ミシュランガイドの信用がこの件だけでも低下するというものです。
また、この似非フードジャーナリスト会議のブログでは、この講演をアップしたブログやHPのリンクを張っています。その中にあの、自称フードアナリストを何千人も養成して受験料や入会金、講義料を稼ぎたいだけとしか思えない「日本フードアナリスト協会」の代表理事の「よこちゃんブログ」もあります。
http://plaza.rakuten.co.jp/athenaios/diary/200706260000
ナレ氏とのツーショット写真をアップしていますが、ナレ氏本人はこんな胡散臭い団体の勧誘に利用されているとご存知なのか。しかもこの代表理事、自分のことを「よこちゃん」、フードジャーナリスト会議の主催者を「わぐりん」と言っているようですが、いい歳してこの言い回し、気持ち悪いです。証券業界出身で金融関係が本業かと思っていたのですが、毒されて業界人になってしまったようです。これだけでもこの団体がまともだとまだ思う人がいるのでしょうか。
どうして世にはこれほど、自分の仕事、商売に何でも利用して利益を上げたいと思っている人が多いのか。誠に残念であります。

鮭野さんのHPで芝浦工業大学システム工学部教授・古川修氏へ出したメールを公開しています。何やら公開質問状のようになってしまっています。アドレス先は芝浦工業大学の古川氏宛とか。
http://sakenomuzo.ld.infoseek.co.jp/newkarakuti.html
古川さんのブログは9日も更新していますからそれほどお忙しいとは思えないのですが、未だに返事がないようです。以前、友里から返事が来なかったとコラムで批判されていた古川教授。このまま無視するのはいかがなものでしょうか。

2007年07月09日

友里にとって援軍なのか刺客なのか

7月6日のブログで取り上げさせていただいた「鮭野夢造」さんのHPが更新されていました。
http://sakenomuzo.ld.infoseek.co.jp/newkarakuti.html
私が彼に返事を出したことをある分野の人は裏取引をしたとか言っているそうですが、お答えしたのは「『こびき』へ行った時期と『宗玄』をその場で飲んだかどうか」だけであります。私は芝浦工業大学システム工学部・古川修教授のように店でわざわざ名乗って目立つことをしないというか、特定されることを避けるため訪問日時をぼかすのですが、今回はしっかり鮭野さんに訪問時期をバラされてしまいました。多分店では特定されてしまったと思いますが、普通の「居酒屋」レベルの店ですから代替店はいくらであります。二度と行けなくなりましたが問題はありません。
私の訪問時期などの他は、古川修教授の文章表現や嗜好に対する辛口の問題提起。友里以外にも古川修教授に対するこのような疑問を持たれる方がいらっしゃるということがわかりました。古川さんや彼の弁護士も私のブログをチェックされていると思いますので、ぜひ色々な意見や批判が世には存在するということを理解され、お読みいただきたいと思います。
鮭野さんのコメントは2部作らしく、本来書くはずの友里の問題点が次回登場するようです。援軍だと思っていましたが、実はバッサリ斬られてしまう古川さんグループの「刺客」として友里に致命傷を与えてしまうのか、次回の更新が楽しみであります。
さて、7/6にも書きましたが、鮭野さんは古川修教授へも質問メールをだしているそうです。その返事を待って古川氏の事も取り上げると聞きましたが古川氏から返事がきたのでしょうか。
最近知ったのですが、古川さんのある店絶賛(あの鮨屋です)に納得がいかず、以前わざわざ電話で意見交換された方がいらっしゃいました。古川氏の蕎麦屋以外の訪問店のレベルは推測できたがそれ以外は要領を得ない結果で終わった、とのことでしたが、今回はしっかりお答えいただきたいと思います。

2007年07月08日

ミッドタウンの飲食店、勝ち負けがはっきりしてきた

「いさを」こと渡部功平氏の個人ブログで大きな変化がありました。コメント欄を無期限で廃止してしまった。(7/6付)
http://oishiikansai.seesaa.net/
この友里に取り上げられてから、悪意に満ちた、挑戦的、挑発的なコメントが増えたので、「楽しく軽い気持ち」をコンセプトにしているブログの雰囲気が悪くなるので廃止したとのことでした。友里が悪いわけではないとの注釈がありますが、なんだか複雑な思いであります。
「楽しく軽い気持ち」で他のライターを批評、揶揄してきたんでしょうか、渡部功平さん。私は他の人を個人ブログとはいえ公に批評、批判するからには、腹を据えてかからなければならないと思います。「軽い気持ち」とのエクスキューズで逃げられるなら、私も芝浦工業大学システム工学教授・古川修氏のつまらない名誉棄損訴訟に無駄な費用や時間を費やすことはなかったでしょう。公に発表するならば、それなりの覚悟が必要だということです。今回の件は、友里ではなくまずは渡部功平氏が自分のブログで「楽しく気軽な気持ちで」友里を揶揄してきたのですから、こういう結果になっても仕方ないでしょう。
しかし、今はすべてのコメントを「ゼロ」にしていますが、一時はちょっと都合の悪いコメントだけを削除していた「いさを」さん。しかも、私がチェックした範囲では、コメント欄は炎上もしていなければ、ネットの掲示板のような悪意に満ちた書き込み、挑戦・挑発的な書き込みは見られませんでした。「お酒が得意ではないなら『ランチ』だけに特化したらどうか」といったやや皮肉を感じるコメントがあったくらいです。しかもこれがすぐ削除されていました。ちょっとした書き込みに過剰反応するほど動揺しやすい性格なら、最初からコメント欄を設けなければよかったと思います。
7/2では、友里への「突っ込み」をシリーズ化したいと書いていました。保存していないのではっきり覚えておりませんが、現在のように「嘘ですよ」とか逃げの記述があったかどうか。もう少しこのパラグラフは行数があったと記憶しています。コメント欄も廃止したし準備万端、この後も友里に「突っ込み」を入れてくることができるかどうか、読者は見守っているということを「いさを」さん、自覚しておいてください。

さて、オープンから3か月たったミッドタウン、その後どうなったかと週末に訪問してみました。相変わらず六本木ヒルズに比べて訪問客は多かった。再開発ビルとしてはまだまだ賞味期限は切れていないようです。しかし、ガレリアでは店ごとに集客に大きな差がでていることが誰でもわかるようになりました。
行列具合、店先に張り出した「満席」表示、実際の店内の客数から見た入店が難しいほど盛況な勝ち組は以下の通り。
ピッツァの「ナプレ」、天婦羅の「山の上」、インド料理の「NIRVANA New York」、創作イタリアンの「コッポラ」、コンランレストラン「Botanica」、スパニッシュの「Bodega Santa Rita」、フレンチの「JJ」など。ほとんどの店がランチ価格が2千円以内かそれ前後と内容から割安感を感じさせる店か、「JJ」のように高くてもキャパを抑えた小規模店であります。「ボタニカ」はちょっと高いのですが「ホリデーブッフェ」として食べ放題をイメージしているのが功を奏しているようです。
それに比べて和食系はかなり厳しい。最初から集客が芳しくなかったと思われる「可不可」。やはりあの内容で3千円以上の値付けは厳しいでしょう。席に客はまばらです。例えば有名な高額和食がディフュージョン店として4千円前後のランチを設定したら割安感から観光客は入るかもしれませんが、この店はあの「暗闇坂 宮下」という料理よりも内装とか雰囲気を重視したダイニング和食の系列であります。料理人の顔が見えない、料理人の腕を云々する店ではもともとないのですから、この値付けでは厳しいのは最初からわかっておりました。内容もCP悪過ぎですし。
また、神戸から来た創作和食?「ハル ヤマシタ」。昼夜2回転1か月先まで予約一杯、八面六臂の活躍だと思っていたのですが、なんとカウンター限定でしたが当日飛び込みで入店する客を目撃しました。店内を見ればカウンター席は結構空席でした。
結局私はすぐ入店できる「ベーカーバウンズ」へ入ったのですが、食が太い私でも量が多かったのか胃にもたれる調理なのか、夜は饂飩しか入りませんでした。
丸ビル、六本木ヒルズ、交詢ビル、表参道ビル、新丸ビル、銀座Velvia館とその変遷を検証していくと、再開発ビルにそれほど高額飲食店が要求されないことがわかると思います。高額店の割合がどんどん減っているのです。今後は客単価3万円以上の店なんて出店して来ないでしょう。高額店へいく客には観光客が多い再開発ビルの器は無用だという証左であり、それは拙著の黒本で4年前にすでに友里が述べたことであります。
「あら輝」、「松下」と都心でないアクセスが難しい立地の店がなぜ流行っているのか、これからも再開発ビルへの出店を検討している店経営者やシェフはもう一度考えていただきたい。同じ客単価、利益を計画したとしたら、高い再開発ビルより地代の安い立地の方が食材費やサービスにコストをかけられ、CPを高めることができます。食材やスタッフ数のレベルを上げなければ、売価を落とすて客にメリットを転嫁することもできるのです。
再開発ビルといった目立つ場所ではなく、都心から外れた場所にオープンすることによって友里の言う「立地の妙」で実力以上の評価を得ることもままあります。「あら輝」がそのままの内容で銀座で営業したら、今ほどの評判を得ることができるでしょうか。サロン化して限定された客がリピートしているようですが、「銀座小笹寿し」、「くわ野」、「兼定」、「宮葉」、「水谷」、「ととや」などの常連客が冷静に「あら輝」のツマミと握りを食べて、「あら輝」の常連客のような感動を得ることができるのかどうか。私は期待外れに終わる可能性大と考えます。

2007年07月06日

最近訪問した店 短評編 9

「いさを」さんがブログで友里に対してお返事を書かれております。(7/5付け)
お忙しい身で、真摯に対応していただきましたので紹介させていただきます。しかし、彼の中では友里の方がマスヒロさんや門上さんより有名だったとは意外というか、光栄というか。
http://oishiikansai.seesaa.net/article/46624851.html#more

最近読者の方々から芝浦工業大学システム工学部教授・古川修氏が友里征耶を相手に提訴した名誉棄損訴訟に関してのメールを沢山いただいております。この件でわざわざメールをしていただく方は友里サイドの方なんでしょうか、古川修氏が訴訟すること自体がおかしい、頑張ってくれ、といった激励メールだけですので大変嬉しく思っております。
その中で、関西で日本酒と食の造詣が大変深い方だと思われる方から、「この件で自分のHPに取り上げた」とのメールをいただきました。
http://sakenomuzo.ld.infoseek.co.jp/newkarakuti.html
最初の書き出しは古川修氏の知識などへの疑問提起だったのですが、途中から形勢逆転。古川修さんが名誉棄損だと問題にした件の記事の中での「宗玄」に対する私の記述への問題提起で終わってしまっておりました。
早速、字数の制約で書き足らなかった点もあったとメールで補足を兼ねて返事をさせていただきました。現在、この係争のもう一方の当事者、古川修氏へも彼はコラム読者としてのコラムの記述内容などの問題点、疑問点をメールで質問されてるそうで、その回答を待って私の返事を含めての所感を再アップしていただくそうであります。
古川修さんへ出したメールは、友里が指摘した古川修氏評に通じる内容のようですが、私の「やらせ」、「依頼」ではありません。古川修氏に対して私と同じ印象を持たれる方が結構いらっしゃるということをあらためて確認しました。
ぜひ、古川修氏にはなるべく早く彼に返信メールをしていただきたいと思います。そうでなければ、私に関する事の再アップもいつになるかわかりません。
前置きが長くなりましたが、3店訪問の短評です。

リストランテ・エ・ピッツェリア・ダ・イーヴォ
TVで犬もテラスなら一緒に入店できると紹介されていたイタリアン。放送直後の週末のランチ時だったからか超満席でした。
一番安いAコース(1890円)で充分でしょう。前菜盛り合わせに、パスタかピッツァを選択するのですが、量がかなりあります。あのミッドタウンにも出店した「ナプレ」にいた料理人が開いたそうで、ピッツァもまずまず美味しい。ビール、グラスワインともすべて800円でした。機会があったら夜にセコンドを試してみたいです。

銀座 びいどろ
昔の仕事仲間の同窓会で訪問。ここ数年スパニッシュブームでしたが、ここは昔からあるお店のようです。アイテムは揃っていますが、イメージはイタリアンの「キャンティ」のような感じでしょうか。「キャンティ」のように高い店ではありませんが、日本風にアレンジした入門スペイン料理といった感じでした。

リストランテ シチリアーノ マッシュー銀座
ネットなどで「これが本当のシチリア料理」と評価が高い繁盛店です。カウンターとテーブルのキャパ20名弱のちいさなお店。いつの間にか5千円のお任せコース1本になっており、まったく選択肢がないシチリア料理店です。
定番の「タコのコルク煮」は、確かに柔らかいですが味に深みなし。江戸前の桜煮(たとえば銀座奈可久など)のほうが美味しいです。セコンドの後、20グラム以上10グラム単位で注文できる「スパゲティ ポモドーロ」で誰でもお腹一杯になります。選択肢がまったくない、調理に傑出したものを全く感じなかった、とある意味期待外れでしたが、5千円ですから文句は言えないかもしれません。味的には乃木坂の「ダ・ニーノ」の方が本物っぽい感じ、「ドン・チッチョ」の方が料理を楽しめるでしょう。
店名の最後の「マッシュー」が気になってレストランカードにあるURLを見てみると、マッシューサロン(スキンケア研究所)の化粧品販売のHPになりました。
http://www.masshu.co.jp/

2007年07月05日

「いさを」さんを買いかぶり過ぎたかも

昨日取り上げたオールアバウトのガイド・渡部功平氏。犬養裕美子さんの存在は私のブログネタで知ったというほどある意味「友里ウォッチャー」だと思うのですがまだ読まれていないのでしょうか、現時点で彼のブログは更新されていません。
さて、その渡部氏に関して「下戸で門上さんを尊敬しているのではないか」といったメールを何通かいただきました。彼って結構有名なんですね。麻生玲央氏より売れているようです。
ある日のコメント欄で、「僕は門上氏の文章はうまいと思ってますし。」といった発言をしていらっしゃいました。門上さんの料理人引きまわしての活動報告などの自慢話を何の違和感も覚えず「うまい文章」と感心するようでは、門上さんに「突っ込み」をいれることはないと思いなおしました。

それにしても世の飲食店ライター(ヨイショや自称評論家も含めて)、下戸やお酒に弱い人がこんなに多いとは思いませんでした。マスヒロさん、門上さん、来栖オコチャマ、麻生さん、などなど。でも彼らって、自分が下戸だとかお酒に弱いとは公開していないところが不思議です。
料理に対する嗜好は人それぞれですけど、少なくともお酒を飲みながら食べることが好きな方には、彼らの料理評価は参考にならないと思います。
お酒と合う調理は、必ずしもお酒を飲まない人に受け入れられるとは限りません。塩加減などがきつく感じる可能性があるからです。逆に、酒を飲まない人が良いと思う調理では、酒のみは「緩く」感じる可能性もあります。
化学調味料の添加が分からないのか大好きなのか、たっぷり添加されてる料理を絶賛する自称料理評論家もいますから、一般読者はライターの嗜好をよく考えてから判断しなければならないでしょう。

2007年07月04日

オールアバウトにも骨のあるライターが居た!

読者の方からまたまた教えていただいたネタであります。たまに「過食のオコチャマ」こと来栖けい氏や、元弟分ですが今では訴訟相手の芝浦工業大学・古川修氏と親しいと思われる麻生玲央氏のガイドをチェックするオールアバウト。そのポータルサイトで「女性のためのグルメ情報(関西版)」を担当している渡部功平氏が、個人ブログで友里征耶に突っ込みを入れているとの情報でありました。
http://oishiikansai.seesaa.net/article/46432434.html
http://oishiikansai.seesaa.net/article/31280813.html

ブログでは「いさを」と称し、写真はオールアバウトでもそうですがかなりのイケメン、オコチャマとはえらい違いであります。年齢もかなり若いように見えます。彼のブログで何回も友里征耶ブログを取り上げていただいているようなので、本日はお礼を兼ねて取り上げます。

来栖氏、麻生氏に加えてこの渡部氏と若手ライターが出てきたのはある意味歓迎すべきことであります。いつまでもちょび髭生やした山本益博氏や門上武司氏、そしてJCオカザワや私のような初老、中年が巣くっていてはこの業界に進歩はありません。(JCや友里はマイナーで目立っていませんけど)
ただし、来栖けい氏、麻生玲央氏は一般読者の立場ではなく、立派にマスヒロさんや門上さんのやり方を踏襲して店、料理人にすり寄ってしまっていますから、両巨頭からちょび髭をとって若返らしただけの、リトルマスヒロ、リトルタケシと言えるでしょう。
一方、この渡部功平氏は友里征耶のある意味ファンというかウォッチャーなのでしょうか、色々と私のブログに対して問題提起していただいています。結構更新を楽しみにしていただいているようにも感じます。
脇が甘い友里の発言は突っ込みどころ満載のようで、読ませていただきますと反論したいところもありますが、そういう見方もあるかと大変参考になりました。
世に、そして人それぞれに色々な考え方や意見はあるものでして、古川修教授のようにちょっと揶揄されたからといって腹立てるほど地位もプライドもない友里には、良い意味で勘違いを未然に防いでいただく処方ではないかとも考えております。
また感心することに、オールアバウトの身内であるオコチャマ・来栖けい氏にも「食事に行くならもう少しまともな格好をしろ」と苦言を呈しておりました。たいした額ではないと聞きましたが、報酬をもらっているオールアバウトのライター仲間に問題提起するのはなかなか勇気がいることではないか。
同じ若手ながら、来栖氏や麻生氏よりかなり知性と知識、頭の回転に優れ、一般常識もあると思われる渡部氏に更に望むものは、マイナーな友里や考え方もオコチャマな来栖氏だけに突っ込みを入れるのではなく、ぜひ、関西有数の大手インフラ企業のバックアップがあると言われている重鎮・門上武司氏に対する突っ込みコメントであります。
なぜ料理人を従えて「学会」なる集まりを主宰するのか、そんなことをして読者の為になるものなのか、マスヒロさんと同じく食通の好みとはかけ離れた舌の持ち主ではないか、たいしたことない店をなぜ過大評価するのか、と突っ込みのネタは無限に近いはずであります。
威勢がいい「いさを」さん、関西で門上さんに問題提起したからといって、生きていけないというわけではないでしょう。ぜひともその鋭い突っ込みを見てみたいものであります。

それにしてもオールアバウトのガイドの掲載写真、全員本物なんでしょうか。来栖氏は他の雑誌と同じなので加工していないと思いますが、麻生氏や渡部氏が本当にこんな顔をしているのか。
私は、実際本人の顔ではなく他人や修正した写真の掲載でもオールアバウトは了解すると聞いたことがあります。具体的な事例も知っております。
でもそんな写真をわざわざ掲載する意味があるのでしょうか。ニュースソースを明らかにしたくない、顔出しがいやだというならば、ガイドの名前をペンネームにし、写真は非公開にすればよいだけではないですか。(実際、来栖氏も麻生氏もペンネームだと思いますけど)
上場会社はよりディスクローズを求められますし、発信する情報の真贋を問われるはずです。他人や加工した写真という偽りの情報が許されるとは思えません。
それなのに、偽写真の情報を流していいものなのか、大げさかもしれませんが、オールアバウトのコンプライアンスに疑問です。

2007年07月02日

ライターと取材対象者との距離について

飲食店のガイドや評価をするライターと取材対象である店経営者、食材業者、料理人との関係を一般読者はどのように考えているのでしょうか。
最初から店、料理人との親しさを前面に出して、権威に弱い「純粋な読者」を信奉させ支持を得ようとするライターは多い。一般人より食べ歩いている、これだけ関係者と親しい仲である、自分は産地までわかる舌の持ち主である、と自慢することにより読者の信用を勝ち取る手法であります。「あの人は我々とちがって店や料理人も一目置く凄い人だ」と一般人に思わせることにより「純粋な読者」を取り込みたいのでしょう。
また、デビュー当時は読者の立場で店や料理人を評価していたのに、いつの間にかスタンス変更して店ベッタリ、ヨイショしまくりのライターになってしまった人も多い。というか、ほとんどのライターが最終的には店・料理人に取り込まれてしまっているのが現状であります。

なぜ、ライターはこうなってしまうのか。ここには、巷でよく言われる「食事は楽しむものであって、アラを探すものではない」という考えが免罪符になっていると思います。友里のように、入店して店のアラを探し出しながら食べるのは悲しいことだ、どうせなら楽しんで食べるべきだ、という話です。確かに料理人やスタッフと親しくなって盛り上がりながら食べたら、それは楽しいでしょう。しかし私は言いたい。ただ自分が楽しんで食事するだけなら一般客に徹し切り、ライター稼業をやめろ、と。ライターは副業とはいえ印税や原稿料をもらう仕事のはずです。仕事なんですから、楽しむだけでなく時には嫌な目にあう、苦しみながらも遂行するというのが本来あるべき姿勢ではないでしょうか。
ブログで食べ歩き日記を書いている人は別にして、本を出版し、雑誌などに原稿を書いているライターが、ただ「楽しみたくて」店や料理人と仲良くなってしまって良いものなのかどうか。冷静に考えれば誰でもお分かりいただけることだと思います。
評論家やライターが取材対象者と親しい関係である現象は、他の業界でも見られることだと思います。しかし、その親しさを公然と自慢するのは、この飲食店評論家と政治評論家くらいではないでしょうか。政治評論家が政治屋と親しい関係にあることを自慢している場面を何回も見たことがあります。私だけに語ってくれたと、その政治屋のスポークスマンになり下がってしまった人もよく見ます。飲食店ライター・評論家と同じで、一般客がとても親しくなれない取材対象者との関係を自慢することにより、自分をより権威付けすることを狙った古典的な戦略であります。
要は「出来レース」と言えるのですが、これは読者の中にはそれを望んでいる(すごいなーと感心したい)人もいるからこそ成り立つ戦略でもあるのです。
「純粋」な読者や視聴者がいるかぎり、御用評論家、ヨイショライターはなくなりません。

2007年07月01日

小学生以下お断りの洋食屋なんて考えられない

ここ何回か、昼時に新丸の内ビルへ食事に行ってきました。相変わらず女性客を中心に混んでいましたが、東京駅近くということで旅行ついでの人が多いのでしょうか。日曜だというのに駐車場はほとんど並ばないで入れたのには驚きました。
5階〜7階のレストランフロアでは、そろそろ勝ち組と負け組がはっきり出てきたようです。観光スポットで人気があるといっても、すべてのレストランが盛況だというわけにはいかないのでしょう。
混んでいるか、空いているかの違いは、ランチではやはり料理価格。例外はありますが、1千円台前半の店はだいたい行列ができています。ただし「酢重ダイニング」とおでんの「こなから」はちと厳しい。軽井沢の味噌、醤油、食材を使うとのうたい文句ですが、1500円と一番安いランチが「サバの味噌煮」と軽井沢で獲れない魚ですから冗談みたいなもの。もう「軽井沢ブランド」は通用しないのではないか。
夜の酒のツマミに最適なオデン。昼で特に夏場は難しいのではないでしょうか。年中昼夜営業の再開発ビルに「オデン」の営業は今後も厳しいと思います。
鰻の「前川」。意気込んで出てきたようですが、オープン当初から簡単に入れるというか行列を見たことがありません。うな重など3千円前後と高かったのが原因のようで、2千円前後の「うな丼」なども用意してきましたが時すでに遅しかも。
北野ホテルの「イグレック」も最低のランチコースでも4千円弱と高いですから入店は簡単のようです。あの「オー グード ジュール」も以前はドアを閉め切っていましたが、現在は満席ではないのか、ドアは開放され、中が覗けるようになっておりました。「イル カランドリーノ」ももう行列はなくなっておりました。

前置きがながくなりましたが、今日の問題提起はこのビルで一番の行列を作っている「自由が丘グリル」の営業方針であります。すごい行列なんですけど、私はこの洋食屋の存在をまったく知りませんでした。入口の張り紙には、「静かに紳士淑女の落ち着いたひと時を楽しんでいただくため小学生以下入店お断り」と書かれています。フレンチの「イグレック」など洋食より雰囲気を重視する店でさえ「子供可」を打ち出しているのに、家族で外食に一番適している「洋食屋」が小学生以下お断り、中学生になってから来てくれという不思議。だいたい「洋食屋」が「紳士淑女」を云々するほど格が高いものなのか。
何か勘違いしているのではないか。この変な経営姿勢はどこからきているのか。本店でも子供不可なのか、とちょっと調べた友里はすぐその理由に納得したのです。
自由が丘近辺にあったというこの「自由が丘グリル」は、洋食屋のネーミングですが実は一軒家風のダイニングでありました。しかも、普通洋食屋というと家族経営だと想像しますが、ここはダイニング系の和食などを展開している多店舗展開会社の経営だったのです。(株)グッドコックといいまして、西麻布の「こんぶや」や「たまさか」そしていくつもの「ほの字」を経営している会社です。
http://www.good-cook.co.jp/Jiyugaoka.htm
このURLをクリックしますと「自由が丘グリル」が表示されます。そして右上の[Home]をクリックすると「たまさか」、「ほの字」、「こんぶや」がでてきます。
「たまさか」には昔何回か行きましたが、雰囲気だけ重視の安めの創作和食であり、調理や食材にこだわっている店ではありません。「こんぶや」はオデンにしてはちょっと高いか。
つまり、浅草や銀座の洋食屋とは生まれがまったく違う、経営姿勢も違う「ダイニング系洋食屋」なんですね。ダイニングを経営している会社が母体ですから、そりゃ子供に興味がないのは当然です。
でも「洋食屋」というのは、昔から代々継承されてきた味に魅力があるわけです。ところがこの店は、単なる創作和食を多店舗展開するダイニング会社が、フレンチほど手間暇かけずに高く値づけることができる「洋食」に目をつけて進出してきただけ。「洋食偽装」とはいいませんが、老舗の、昔からある「洋食屋」でないことは確かであります。ネーミングから地元の洋食屋と錯覚しますが、もう自由が丘のダイニング洋食はやめているはずで、これも客に誤解を与えてしまいます。
「新丸ビルグリル」もしくは、「丸の内グリル」と改名しすることを私はおススメしたい。