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2007年04月29日

「店評価ブログ」を更新しました

日本フードアナリスト協会代表理事・横井裕之氏から今のところクレーム、内容証明が来ないのでホッとしています。古川修氏に加えてもう一件係争を抱えなくて良かった、というのが正直な感想ですが、今後の推移を見守りつつ、さらに問題提起を続けていく考えであります。
普段はブログや雑誌、TVなどで自分の考えなどを主張しているライター、自分の事業を宣伝してもらっている経営者が、ちょっと批判されたからと言って、反論して読者や視聴者、関係者にうったえ判断を委ねるのではなく、直ぐに司法に訴えると過剰反応していいものなのか。主張や宣伝など自分に都合の良い部分はマスコミを利用し、都合の悪いことを言われたらマスコミではなく司法へすぐ直行では、マスコミの「良い所」取りではありませんか。またマスコミに関係しているライター、マスコミに宣伝してもらっている経営者が、マスコミ自体を訴えるというのもいかがなものか。マスコミに関わっている人のやることとは思えません。

さて、「店評価ブログ」に2店を追加しました。
早稲田という立地の妙におされた「過大評価」な店と以前評した和食の「松下」、数年ぶりの再訪です。相変わらず料理は?の連続でしたが、今回新たな問題点をいくつか知ることが出来ました。結果はやはり「過大評価の有名店」と評価は変わりませんでした。
よくまあ、こんなに小さいタネばかり集めてきたもんだと変に感心したのが銀座の天麩羅屋「七丁目 京星」です。海老の数はかなり多いですが、それでもこのタネ、量で一人軽く3万円を超えるのはあまりにCPが悪いというものです。ビル立替のため、3月末で一時閉店、今秋に5丁目で再開するとのことですが、店名はやはり「七丁目 京星」のままなんでしょうか。

2007年04月27日

店評価でもフォローが大事

家電や車に限らずアフターサービスというものは必要というかユーザーには必須であると思います。これがなければ安心して購入できません。では飲食店評価の業界はどうでしょうか。
ヨイショや辛口に関係なく、世にはびこる「店評価」ライター(ブロガーも含めて)は果たしてフォローをしているだろうか。書きっぱなし、褒めっぱなしでその後は知らんぷりの人がほとんどではないか。書きっぱなしではないか。
唯一しつこくフォローしているのは山本益博氏。「れい家菜」や「ゲンテン」などオープン時に宣伝した店、プロデュースした店が集客に苦しんでいるため、自分の担当コラムでしつこく宣伝していますが、その効果はないようです。自分を大きく見せるため、「次郎」や「ロブション」との親しさを自慢するのも忘れていません。しかし、その他のライターたちはそのような姿勢がみられません。
友里も「あの店は今・・・」シリーズで主に辛口で評価した店を再度取り上げて再評価するよう努めていますが、ポジティヴに評価した店(これが数少ないんですけど)のその後のフォローはあまりしておりません。そのまま勘違いせず店運営をしていると思っているからですが、「友里に釣られて行ったけどぜんぜん駄目だった」、「以前と違って勘違いしてCPや味が落ちた」といった店がありましたらご連絡ください。友里を待ち構える店関係者のメール以外、出来る限りフォローさせていただきます。
さて、マスヒロさん以外のライターはどうでしょうか。まったく書きっぱなしではないでしょうか。
たとえば先々週の発売だったと記憶しています「週刊文春」の「斬り捨て御免!食味探検隊」。甘露寺聡氏という銀座の若旦那が神泉のイタリアン「アルキメーデ」に対してかなり厳しい批判をしていました。総合点は67点。69点以下は「おごりでも行きたくない」ですから完全な駄目だしです。
私も以前のブログで、なぜシチリア料理でアラカルトがなく、小学生以下お断りにするのか。大食漢を自負する私でも食べきるのに苦労する、つまりほとんどの客が食べ残す量をなぜ出すのか、前菜やパスタなど皿数が多いのはいいが、味が単調すぎる、と甘露寺氏と似たような問題点を挙げました。ネットでもそのような意見を見ましたし、実際集客はそれほど順調ではないと聞いております。この店はオープン直後、自称農産物流通業者、実際は食材業者・飲食店の宣伝屋にしか見えないやまけんさんや彼と交流のあるあの古川修氏が絶賛していた店であります。とくに古川氏は、「すぐにイタリアン好きの間で噂が広まり、連日満席の店になりそうだ」と予想をしておりました。彼らはその後の店の様子、世間の評価が気にならないのでしょうか。
私がオープン当初から運営が難しいだろうと予想したカレーの「ラ・ソース古賀」。「さとなお」さんや彼のお友の伊藤章良氏が絶賛していましたが、集客に苦労して一年前に夜はビストロに変更しましたが相変わらず夜客がいません。
私が思うに、彼らは料理単品しか見ていない。井の中の蛙で味がわかるかわからないかは別にして、立地、値付け、経営姿勢、コンセプトといったトータルをまったく考えていないのです。「ゲンテン」や「れい家菜」にしても、ちょっと経営がわかる人がみれば、客は来ないだろうということは直ぐわかるはずだと私は考えます。
絶賛した責任ではないですが、集客に苦しむ店のため、ただ「宣伝」するのではなく、集客に寄与する経営戦略をアドヴァイスしてあげたらどうか。見る目がなかったのでしょうが、書いた責任としてフォローしてあげることが、問題点をほとんど指摘しない宣伝系のライターの義務だと考えます。

2007年04月25日

東京ミッドタウン 3 

日本フードアナリスト協会に関わった方からのメールはわずか1つでありました。フードアナリストが既に千名に達しているといわれているのに、自慢ではありませんが最近はアクセスも増えてきた友里HPを読まれている方が1名だけとは。本当にそんなにアナリストがいるのか疑問です。私の周りでもそんな話を聞いたことがありません。
さて、ちょっと落ち着いてきたでしょうか、「東京ミッドタウン」。平日は割りと空いているようで、駐車場は満車になっておりません。土日でも午前中の早い時刻なら大丈夫なようです。
一番混んでいたと想像できるオープンして一週間たった日曜日、12時前に着いたらデリやフードコートを除いてガレリアの店はもう入店ができませんでした。諦めかけて最後に行ったのがハンバーガーのイートイン「Baker Bounce」でした。テイクアウトは行列が出来ているのですが、店内で食べるのを待つ客はゼロ。運よく入店できたのですが、その後も簡単に入店できたことから、ここは立地的に不利なのか穴場の店といえるでしょう。1000円前後で各種バーガーが食べられますが、アメリカ本場のものを期待するとちょっとがっかりします。炭火で焼くというパテは結構薄いんです。しかし、宅配のフランクリン、ホームワークスなどが1400円はしますから、この値段では仕方ないかもしれません。スタッフは不慣れな人が多いですが、店長は融通が利く人で、私はこれからもどこにも入れなかったらこの店へ入るつもりです。

詳しくは「店評価ブログ」に載せますが、ひどかったのが「天ぷら 山の上」です。職人が若いからなのか、揚げの技術は並、タネ質も普通で、価格は高額店と同じ。CP悪かったですね。油も交換していないのか真っ黒に見えました。換気も悪いようで、店内どころかエスカレーターでこのフロアへ降りたら、油の匂いを感じました。窓際に配したタネをいれる冷蔵庫。トップがガラスなのですが、もろに日が当たるようです。稚鮎の水槽のも日が当たるようで、これは問題ではないでしょうか。

ランチだけですが期待していなかった割に良かったというか、駄目だろうと思って入店して良いんではないかと感じたのが「ハル ヤマシタ」です。サラダ、スープ、ブレッド、カレー(ビーフの質は違うかも)、デザートは共通で、メインがオーシャントラウト、イベリコ、特選神戸牛、純血神戸牛の違いで2500円から6千円超まで。この内容で、2500円はお得です。カレーも玉葱をふんだんに使っていてなかなか良かった。私は専門店の「ラ・ソース古賀」よりこういうタイプの方が好きです。
夜は5800円の単一コースだとか。昼より夜の方が安い店ってのはあまり聞いたことがありません。

2007年04月24日

日本フードアナリスト協会代表のブログが消滅?

すばやいというか、逃げ足が速いというか。昨日のブログで取り上げた日本フードアナリスト協会の代表理事・横井裕之氏のブログがなくなってしまいました。そのコメントを削除するのではなく、ブログ自体がなくなってしまったようであまりの過剰反応に驚きました。
読者の方からのご指摘で気がついたのですが、ついでに教えていただいた「ウェブ魚拓」(http://megalodon.jp/)を利用していたらと悔やまれます。
でも削除しても「保存」というのがあります。見ようと思えばいつでも私は読み返すことが出来ます。
しかし、1000人近くいるといわれる身内というべきフードアナリストの資格取得者はこの事態をどう考えるでしょうか。「全力で守ります」、「TV局、やくみつる氏に対して訴訟を考えている」と威勢がよかったのですが、こう簡単に削除してしまっては、フードアナリストたちは不安になるのではないか。
フードアナリストは全国に1000人いるそうですから、知名度ないとはいえこの友里ブログを一人くらい読まれているのではないかと思います。
ぜひ、この友里までご意見、ご感想をいただきたくお願い申し上げます。

2007年04月23日

ここにも訴訟好きな人が居た

私が3月19日のブログで取り上げた「日本フードアナリスト協会」。相変わらずTVで取り上げられているようですが、東海テレビの「スーパーモーニング」で紹介されたにもかかわらず、視聴者からの反応がなかったことを、コメンテーターのネガティヴな発言のせいにしている協会代表理事・横井裕之氏のブログを見つけました。まずはそのブログをご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/yokoist2000/9710112.html?p=1&pm=c
いやー、古川修氏以外にも訴訟好きな方はいらっしゃるようです。
TVで紹介されたのに反応がなかったのは、番組中のやくみつる氏などコメンテーターのネガティヴな発言のせいだと嘆き、TV局などを相手に訴訟を考えているとありますが、この人、TV出演を自分の都合の良い「宣伝」にしか思っていないようです。TVを利用して「純粋な視聴者」を釣って、「フードアナリスト」の資格を取らせようとしか考えていないのでしょうか。でも、ただの営利会社が運営しているだけのこの自称「協会」、公共の電波を宣伝に利用するだけしか考えていないようですが、これって許されるものなのか。批判やネガティヴな意見をまったく受け入れないのはいかがなものか。
このブログはどうやら取り込んだ協会所属の「フードアナリスト」など身内向けに発信しているようです。「全力で守ります」なんてタイトル、一般読者向けではないですね。
また、ブログの後半では、この協会に対して問題提起したブロガーに対しても、訴訟をするようなことを書いています。現在は一応そのブログのコメントは削除されているようですが、私は偶然そのブログを読む機会がありました。ブログの内容は記憶によれば、そのブロガーは自ら費用を払って協会主催の講義を受け、最終的には講義料だけでなくさらにお金を払わなければ資格がとれないので資格を諦め、フードアナリストは現在1000名ほどで、来年には1万人を目指すとか大手スーパーと契約して店長クラスには全員資格を取ってもらえることになった、との協会側の話を聞いて協会の目指す方向性に疑問も持った、協会の幹部の多くが飲食店業界に関わっていて公平な店評価が出来るのか、といった個人的な意見でありました。確かそのブログはこのURLであります。
http://umaiumai.blog59.fc2.com/
協会にとって痛いところをつかれたのでしょうが、このような個人の問題提起、意見に対し、

内容の削除と謝罪を要求する配達証明、内容証明を郵送しました。もしも従わないなら「名誉毀損」「侮辱罪」「(フードアナリストという商標への)著作権侵害」で訴訟を起こす方針です。

では、この世に言論の自由がなくなります。自分に都合の良い意見や宣伝しか許さない、子供じゃあるまいし、分別ある大人の思考とは考えられません。名誉毀損に加えて「侮辱罪」まで出してきていますが、弁護士にちゃんと相談してから書いたのか疑問であります。
フードアナリストの資格をとってしまった「純粋な方」たちもこのような代表の思考をを知ったら引いてしまうのではないでしょうか。これでは世間の協会に対する見方が悪くなってしまうと考えます。
身内向けのブログとはいえ、今後、東海テレビや、やくみつる氏相手に、立派に訴訟を起こすことができるか、皆さんもウォッチしていただきたいと思います。
やくさん、友里のブログ見ていないでしょうね。どなたか彼に教えていただいたらありがたいです。

それにしてもちょっと批判的なことを書かれた、発言されただけで目くじら立てて訴訟を持ち出す現在の風潮。自らの言動を自覚していればそんなつまらないことはしないのではないか。友里なんて日頃の言動からか、匿名掲示板ふくめネットに批判、中傷は山ほどあります。一々削除だ、訴訟だなんて言ってられません。それに、名誉を毀損されるほど元から私に「名誉」なんてないですしね。
自分の経験や判断に自信を持っていれば、そんなことは気にしないか、間違っていれば反論して世間に訴えればいいのです。読者に判断を委ねればいい。
普段はブログや雑誌などマスコミ使って世に自分の意見や感想を主張しているのに、気に入らない意見を聞いたら世間でなく司法に訴えるのでは、まさにネットやマスコミの「いいところ取り」というものであります。
名誉毀損だと直ぐに声高に叫ぶ人は、自分が名誉ある地位に居ると勝手に思っているプライドの高い人なんだと思います。

2007年04月22日

「店評価ブログ」を更新しました

遅ればせながら「Wii」を購入してしまい、一時的とはいえ熱中してしまいましてブログ更新を怠りました。今週からはもう少し頻繁に更新していきたいと思いますのお許しください。
さて、「店評価ブログ」に、赤坂のジャンル不詳の創作料理を出す「アロニア ド タカザワ」と下北沢の鮨屋、「ふくもと」を載せました。
一日2組まで、また総勢も10名まで、シェフとマダムの2人だけの「タカザワ」。過食のオコチャマ、来栖けい氏の対談本に登場するなど、食通の方とは縁のない料理人だと思っていたのですが、意外や、結構面白い料理で高くてCP悪いですが、話のタネに一回はいいかもしれません。しかし、この腕をまともな経営スタイルの店で披露したら、より認められる料理人になると思うんですけど・・・
「ふくもと」、天然モノに拘った職人気質の人かと思ったのですが、結構饒舌というか、自信家でした。天下の小野二郎氏や人気の若手鮨職人にはむかうごとき、「ゆりあげの赤貝なんて駄目」とか、「熟成させればいいってもんではない」とゆうておりました。予算は飲んでも1万5千円チョイくらい。立ち寄れる範囲にお勤め、お住まいの方にはおススメの江戸前鮨屋だと思います。

2007年04月19日

ブログの一時消滅に対するお詫び

昨日、かなりの時間「tomosato blog」と「店評価blog」の中身が表示されなくなりました。
原因は単なるサーバーの容量不足だったようで、早速プランをグレードアップしまして復旧しました。皆様方にはご心配、ご迷惑をおかけしましてここにお詫び申し上げます。
しかし、私もホントびっくりしました。更新をかけてチェックのためにブログを開いたら「真っ白」。
名誉毀損の提訴だけでは物足りず、ブログ閉鎖という「強制執行」をかけてきたのかと一瞬思ってしまいました。しかし、ライターが反論という一番の武器を放棄して一般読者の判断を仰がず、裁判所の助けを借りるのは、自らライターの看板を下ろすようなものだし、なにより税金の無駄遣いでもあると思うんですけど・・・

2007年04月18日

「自腹」がウリでもえらい違いがある

たまたま銀座の本屋に立ち寄ったところ、面白そうなタイトルの本を見つけて思わず買ってしまいました。
「寿司おたく、ジバラ街道をゆく」(宇佐美伸著 講談社)であります。一介の寿司好きサラリーマンが身銭を切って歩いた、食べた、そして学んだこと!!ジバラだから真剣だ!と帯に書いてあったので、かなり期待して読み始めたのですが、内容は「自腹」ではないそこらの「自称料理評論家」や「フード・ライター」、「レストラン・ジャーナリスト」とほとんど変わらない店・主人迎合型のただの「ヨイショ本」でした。
前半のテクニック編は、客としての寿司屋への対応法などがまとめられているのですが、別段珍しいものでもなく、独自な理論や主張は見当たらない。
中盤から後半にかけての店案内編では、東京や地方の寿司屋を46店挙げていますが、私の読んだ範囲では、正に「案内」、褒め言葉の連発で問題点の指摘がまったくありません。世に完全無欠のモノが存在しないように、料理店、寿司屋で完璧の店があるはずがありません。タネ数、タネ質、酢飯、仕事、内装、主人の対応などすべてが完璧で、これ以上、上へ行く余地のない店などあるはずがありません。
ましてある面、店や主人と利害が一致しない客、特に自腹人の目で見て良いところしか見えないはずがないのです。ネットで簡単に見られる寿司好きのブログと大差ない内容にがっかりでした。

ガイド本屋や評価本を読むとき、私はある点に注目しています。その著者が、批評対象の人の名をどう著すか。つまり「・・・さん」と親しげに書くか「・・・氏」と第三者的な立場で書くかであります。
「さん」付けにした瞬間に、感情移入してしまい冷静な評価が出来ないと考えるからであります。
勿論この著者は前者でありまして、主人だけではなく、一緒に「次郎」で食べたという山本益博氏や早川光氏まで「さん」付けです。
「次郎」でマスヒロさん(私も二郎氏やマスヒロ氏の時は「さん」付けしていました)の発した酢飯の褒め言葉に「うなってしまった」とありますが、何を言いたいのかわからないというか、中身のない奇を衒っただけのマスヒロ発言にいちいち感心するようでは、この著者もただの「純粋な読者、純粋な客」でしかないのではないか。

マスヒロさんを崇拝する人に「食通」なし、これ定説です。

この著者は自腹といいながら、今月発売の「大人の週末」では顔写真まで出していますから、今後は「自腹」でも一般客と同じ待遇では食べられなくなるでしょう。
もう一冊、その早川光氏の新著「日本一 江戸前鮨がわかる本」も同時に購入しました。なかなか面白いというか、友里的に取り上げたい内容が満載でして、日をあらためて紹介させていただきます。

2007年04月16日

マスヒロさん、鮨屋だけなぜ特別扱いするの?

読者の方から「月刊プレイボーイ5月号」の「銀座 クラブの礼儀作法」特集のことを教えていただきました。またまた山本益博氏が偏向した持論を展開しているというのです。早速購入して目を通してみると、前から言っている彼独特の鮨屋(特に次郎)に媚びへつらうようにしか思えない「鮨屋崇拝」理論の繰り返しでした。
寿司屋でのマナーはフレンチより難しいというのは、人それぞれの感じ方なのでまだ見逃せます。しかし、相変わらず、寿司屋、特に銀座の寿司屋では、1回目で美味しいものを食べさせてもらえるわけはなく、少なくとも3回は行かなければ本当の素晴らしさはわからないというのです。
噴飯ものは以下のフレーズ。一人前の客と認めてもらうには、予約は電話ではなく直接出向いてお願いしろ。それも一度ではなく、1週間前くらいにあらためて顔をみせてお願いしろとまで主張しています。こんな客としてへりくだった行動を実際している「純粋な読者」がいるとは思えませんが、何を勘違いしているのでしょうか、マスヒロさん。
寿司屋だけなぜ出向いて予約しなければいけないのか。寿司屋の主人だけなぜ「特別扱い」するのか。
こんな「ヨイショ」をし続けているから、彼が祭り上げている料理人に自分を見失った「勘違い料理人」が多く生まれてしまうのです。
店の評価を何も3回目でする必要はない。素晴らしいものではないかもしれませんが、誰でも味わえる「1回目」の寿司、料理をしっかり評価すればいいのです。そうすれば、一般読者に被害は及びません。「特別料理」を評価するから、「マスヒロさんの褒めていた店ってぜんぜんたいしたことない」といった話が食通の中で広まってしまうのです。2回目、3回目でどんどん料理がよくなってきたら、それは「オマケ」というものです。
初回の誰でもうけられる料理で店を評価することによって、店は「緊張感」を持つでしょうし、ひいてはそれが店のレベルアップにもなるのです。初回の料理に気合が入れば、必然的に常連用の料理のレベルも上げなければならないからです。
自分がお酒に弱いだけなのに、開店上げて収益をはかる「次郎」擁護で、相変わらず「寿司屋では酒を飲まずさっさとと食べて帰れ」とも言っています。ツマミを頼むから高くなる、寿司屋は寿司(握り)を食べるところであるとのことですが、それなら彼がまた褒めまくっている「竹やぶ」をどう評価するのか。「竹やぶ」は蕎麦屋のはずですが、高い酒肴でも有名です。「竹やぶ」主人に、「蕎麦しか出すな」、客に「蕎麦しか食べるな」といえるのでしょうか。「竹やぶ」がツマミを出さなくなったら、蕎麦の単価を数倍に値上げしないかぎり、経営は成り立たないでしょう。
だいたい彼がこの誌面でも一押ししている「さわ田」や「青空」はツマミをばっちり出してきます。「青空」は昨年まで「次郎」で3番手だった弟子の店ですよ。師匠とは同じスタイルで経営できないとわかっているから他の寿司屋と同じくツマミにも力を入れているのです。
だいたいマスヒロさんは、昼に、「すきやばし 次郎」で握りだけを食べ、お酒1本でいくら請求されると思っているのか。わずか20分で2万5000円は行きます。ぜんぜん安く終わらない。彼はしょっちゅう「次郎」で食べているはずですが、握り昼2万5000円、夜3万円前後でしかも1時間かからないこの営業姿勢がおかしいと思わないのか。本当に毎回支払っているなら、おかしいと思うのが普通の考えではないでしょうか。
握りだけでもこれだけの「高額請求」。現在、他店と比較してタネ質に違いを出せない「次郎」は、ただ単に値付けを高くしているだけだと私は思っております。

2007年04月14日

「店評価ブログ」を更新しました

やっと春らしい陽気になりましたね。今日も東京ミッドタウンは混んでいるのでしょうか。六本木ヒルズの飲食店に客は入っているのでしょうか。
さて、「店評価ブログ」に大阪の寿司屋というか和食の「英ちゃん冨久鮓」と「恵比寿ダルマット」を追加しました。
ミナミの飲み屋街にある店名からは想像できない高額店「英ちゃん冨久鮓」。関西のグルメな方たちと食べたフグと一人飛び込んだ寿司を味わってきました。東京では絶対流行らないというか客が入りたくならないネーミングのこの店、大阪では屈指の高級タネを仕入れていると聞きました。
西麻布の成功に気を良くして恵比寿に支店を出した「ダルマット」。薄利多売だと思うのですが、オープンしてそう時をおかず支店がだせるほどの余裕だったのか。それとも、2店に増やして食材の効率化をはかり採算を良くするための苦肉の策なのか。相変わらず混んでいるようで分店はまずは成功のようです。
お暇なときにお立ち寄りください。

2007年04月13日

店名を公開できない店を絶賛する意図は?

ただの外食好きの方の個人ブログならわかるのですが、食や料理に造詣が深いと自称し、何冊も本を出版されている人がブログやコラムで店名を挙げずにその店の料理を絶賛する意図が友里には理解できません。
私もそうですが、食や酒類に関する本を出版し印税をとり、雑誌や週刊誌、TVなどに登場して謝礼をもらうプロライターや副業ライターがブログやコラムで発言する内容は、一般の方のブログより注目されますし影響力も大きいはず。そういうプロ、セミプロは、飲食店に対して発っするコメントに何を託しているのでしょうか。
問題点をまったく挙げず取り上げた飲食店や生産業者をただ絶賛するだけのライターがほとんどですが、たまには問題提起するJ.C.オカザワ氏やこの友里も含めてプロ・セミプロのライターがブログやコラムを発信する目的は以下の項目であると考えます。
1、有名、無名を問わず、こんなにおいしい店・食材・酒類があると世間にしらせたい。世間の人にこんな素敵な店があると純粋な気持ちで知ってもらいたい。
2、マスコミなどでは絶賛だが、実はたいしたことない店・造り手もあるということ、店やメーカーの都合の良い口上を一方的に聞くのではなく、色々な問題点を世間に訴え皆で議論する事が、公共(一般読者や一般客)の利益になると考え、あえて辛口の評価もする。
3、ブログやコラムを発信し続ける事により、知名度を上げて、より多くの仕事の依頼を期待する。
4、こんなに私は物知りなんだ、隠れた名店を知っているぞと自慢して自己顕示欲を満たす。
5、信奉者からの賛同のメールなどをもらい、自己陶酔したい。
6、アンチファンの反論を聞いてディスカッションしたい。
こんなもでしょうか。この友里も多かれ少なかれ、このような意識を持っている項目であります。主体は、2、3、6ですけど。
しかし、この中で3項目以降は、書き手の勝手な都合を優先しているだけで、読者にはほとんどメリットがないことだと考えます。
ここで掲題に戻ります。マスコミの取材を嫌い、常連や近隣の客を大事にしている店を、店名を公開せず、こんなもの食べて美味しかった、と発表して読者のためになるでしょうか。公共の利益になるものなのか。対象物が特定されないのですから、読者はただ「さすがだ。我々の知らない凄い店に出入りできるんだ」と感心するだけであります。書き手のメリットしかありません。
こんな自慢話しは、不特定多数の読者が見るブログやコラムではなく、身内の会合で自慢すべきものだと考えます。いったい、こんな内容を発信して、何を訴えたいというのでしょうか。
店側にも迷惑なことです。マスコミ拒否しているなら、わざわざネットで晒すことはないでしょう。しかも、ご丁寧に「最寄り駅」と「店のジャンル」らしきものは書かれています。ということは、本気で探せば、もしくは自分のネットワークを駆使すれば、探し当てる事も可能であります。
興味本位で探し当てた一見客が殺到して店の雰囲気が変わったらどう責任を取るのでしょうか。
それともこれは「集客を狙った高度な営業戦略」なのかもしれません。「東京カレンダー」はじめ飲食店紹介雑誌でたまに見るのですが、料理や内装を写真に撮らせて掲載させても、住所(近辺のヒントが必ずありますが)、連絡先、店名などをわざと隠して読者の興味を引くというものです。
どちらにしても、「店名非公開で絶賛して何したいんだ」との問いかけに、まともに答えられるライターはいないと思います。
ライターの発言はあくまで読者の判断にゆだねるのが友里の信条。受け入れられない発言を続けるライターは淘汰されるからであります。ライターが読者に訴えず、別の機関へ判断を求めては、ライターではなくなると考えます。
皆様のご意見を頂戴したいと思います。

2007年04月11日

東京ミッドタウン 2  「可不可」

ミッドタウンで最初に訪問した記念すべき店がこの「可不可」。
別にどうしても入りたかった訳ではなく、昼はここしか並ばないで入れる店がなかったからであります。
同じガーデンテラス内でも、行列ができているピッツェリア、天麩羅屋、ステーキ屋、インド料理屋、韓国料理屋の他、本日は予約で一杯と称している「ハル ヤマシタ」やフレンチなどの店が多い中、なぜこの「可不可」は直ぐに入れたのか。
価格(3700円以上のコース)に見合った料理内容ではないのが一番の原因でしょうが、通りがかりに見ても魅力を感じない店構えもその要因の一つと考えます。
「東京カレンダー」など紹介雑誌では料理ではなく、経営者の宮下氏のほか、関わったインテリアデザイナーやアートディレクターにスポットを当てた宣伝戦略が問題だったのではないか。自慢の内装などその店構えも、通行人を引き寄せる武器にはなっていないということです。和食屋がダイニング調の内装にして何を客に訴えるのか。自ら「弊店が内装をウリにしているのは、料理に自信がないからです」と言っているようなものではないでしょうか。
何とか誘い込んだ客も実際の料理を食べると、良い食後感をもって店を後にするとは思えません。
3700円の「蕎麦コース」は、お浸しの先付けの後、黒ムツの照り焼き、バラチラシ、冷かけ蕎麦が同時に出てきます。食べ手の事を考えていない店側の勝手。照り焼きの冷め、蕎麦の伸び、を考えておりません。所詮、料理人というか料理長の顔が見えない大量生産式の簡便和食ですから、多くを求めるのは無理というものです。
雑誌では、料理人の顔を出さなかったのではなく、出せなかったのではないでしょうか。。
ビールは生、瓶とも900円とかなり割高。本日の日本酒も1000円でしたが「冷酒」しか用意していません。この店は、和食や日本酒に拘る客を対象にはしていないと考えます。
隣の客が頼んでいた4700円の「薬膳コース」。突き出しの他は、「ウコッケイ」を使っているとはいえただの野菜入りのスープに白飯ですから、CP悪すぎ。5700円のステーキ丼にもまったく興味が沸きませんでした。
夜も丸ビルの店と同レベルの料理の可能性がありますので、友里の訪問はこの日の1回でオシマイとなりそうです。

2007年04月09日

東京ミッドタウン 1  ヒルズとの違い

なかなか行けなかった「東京ミッドタウン」、やっと何回か訪問することが出来ました。六本木ヒルズと違って数回の訪問で飲食店エリアはほぼ理解できました。今日はまず、訪問しての全体的な印象、六本木ヒルズとの違いなどを友里的に述べてみたいと思います。

週末などはかなりの人出だったと感じるのですが、歩き回るのにそれほどの混雑感がありません。通路が広くヒルズのように迷路のように曲がりくねっていないからでしょう。
飲食店は主に2つのエリアにあります。比較的廉価でキャパの小さな店は「プラザ」という区域、比較的高額な店は「ガーデンテラス」という区域に集中しております。ガーデンテラスはB1から4Fまで分散しているのですが、プラザは店舗が集中しています。
六本木ヒルズとの大きな違いは、再開発ビルや駅ビルでお馴染みの店が少ないということでしょうか。「串の坊」、「寿司清系列」、「サルヴァトーレ」、「トラジ」、「和幸」といったどこでも見かけるような多店舗展開の店はあまりありません。新鮮さを出したかったのでしょうか、別にミッドタウンでなくても食べられるといった店を選ばなかったのはよかったと思います。観光スポットと言っても、京都などとちがって永遠に観光客が訪問し続けるものではない再開発ビル。新しい話題のビルができるまでの短い賞味期限であります。よって、どこでも食べられる店を入れるより、希少性のある店を入れた方がその店を目的に訪問する客が来ますから、再開発ビルの寿命も延びるというものです。もともと本当に、CP良い店、美味しい店はわざわざ高い地代の再開発ビルに入らなくても客は来るというもの。再開発ビルの必然性は繁盛店にはあまりないと考えます。
また、ヒルズと違って、「デリ」、「イートイン」などの店が多い。テイクアウトして通路脇のテーブルで食べられる無料のスペースや、かなり大き目のフードコートまでありました。客の色々なニーズに対応できる形態です。いずれは来る再開発ビルの「賞味期限切れ」に対しての延命対策がヒルズと比べてかなり考えられているのです。
スーパーもヒルズよりかなり充実しているでしょうか。三井不動産はかなりヒルズを研究したというか、反面教師にして満を持してオープンしてきたと考えます。
超高額店は招致しておらず、鮨屋や焼肉屋なども見当たりません。数ヶ月後はこなれて予約も取りやすく飛び込みでもかなりの店へ入れるようになると思いますが、賞味期限が切れるまではヒルズに圧勝し続けると思います。六本木ヒルズへ客が帰るのは難しく、テナント、特に飲食店はこれからも苦戦が続くでしょう。
個別の店のコメントは後日アップしていきます。

2007年04月07日

「店評価ブログ」を更新しました

読者の方から色々と東京ミッドタウンの情報をいただきました。私も出遅れましたがボチボチ訪問することにします。近く、第一報をブログでアップしたいと思っております。
さて、「店評価ブログ」に、あまりに濃厚な味で最後は飽きてしまい残りシーズン蟹を食べる気力がなくなってしまった三国港の「川喜」と、いくら銀座とはいえ、このタネ質と握りで2万円台後半はあまりに高すぎると感じた「寿司仙」をアップしました。
お暇なときにお立ち寄りください。

2007年04月06日

飲食店を勧めるのに本当に「勇気」が必要なのか

またまた「さとなお」さんにやられてしまいました。読者の方から教えていただいたのですが、4/3の「さなメモ」で暗に友里批判に近いものを「さりげなく」されております。
http://www.satonao.com/
店を褒めて紹介するには勇気がいる。その理由は、もしイマイチだったら読者から舌力やセンスを疑われるからだとのこと。反面、けなすのは非常に簡単。駄目だ、皆が褒めるがいまいちおいしくない、と言えば、舌力や経験があるように演出できるからだということです。けなすのは簡単、褒めて勧めるのは度胸がいると堂々とおっしゃっています。
「イマイチ」は私が連発する数少ないボキャの一つでありますし、「皆が褒めている店を美味しくない」というのは友里くらいですから、私への当てこすりなんでしょう。こんなスタンスの人は、他には緩めの批判ですがJ.C.オカザワ氏くらいしかいません。はっきり名指しすればいいと思うんですけどね。
店に対して問題提起する、味に疑問を投げかける行為(友里がやっていることです)に勇気がいるとは思いませんが、「褒めて勧める」ことにこれまた勇気がいるとは到底思えません。
犬養さん、大谷さん、来栖さんはじめ数え切れないライターが店に対してほとんど問題点を挙げず褒めて読者に勧めています。犬養さんに憧れて、北海道から上京してきてスープカレーの店の紹介記事をかいてデビューした若い女性にスポットをあてたTVを見たことがあります。
これだけ誰でもできること、ほとんどの人がやっている行為に「勇気」が必要なのでしょうか。
いや、そんなことが問題ではありません。自分のやっていることに対して、「勇気がいる行動」と自慢することがみっともない行為だと自覚できない「さとなお」さんが私にはおかしく感じます。ええ格好しい、というのか、「ナルシスト」としか思えません。なんで、わざわざ「勇気がいる」なんて自慢するのか。
店を褒めて薦めたら、読者以外はみなハッピーになります。批判記事を受け入れる読者層は少ないのですが、褒め記事は売りやすいので出版社は笑顔。勿論褒められた店は客が増える可能性がありますから大喜びです。損する可能性があるのは、真に受けて訪問して期待はずれとなった読者くらいです。この数多い読者が実は「サイレント マジョリティー」であるため、ライターたちにフィードバックされていないだけ。実際は「あいつ本当に味がわかっているのか」とバンバン思われているんですが、そのことに気づいていないわけです。訪問して貴重なお金と時間を無駄にしている読者が本当は数多くいるということがおわかりでない。もし、「美味しくないぞ」と文句が来たとしても、「料理の味の嗜好は『人それぞれ』」と逃げられます。「自分のことを理解してくれる人にだけ発信している」とも言えるわけです。
実際最近は、「ただの大食漢で大味好きな人」といった話もたまに耳に入ります。「濃い味好きだ」と言っていた料理人もいました。私も「味の濃い料理好き」なだけだと思っております。世間で結構センスなどを疑われているんですけど、ぜんぜん気にしていないではないですか。これは勇気がいるのではなく、能天気なだけ、図太いとも表現できるかもしれません。
料理人から、「あんたの家族が心配ならも謝罪しろ、筆を折れ」、「いい所に住んでいるね。放火してやろうかと思った」と脅迫にも思える言葉を直接受けてもスタンス変えない友里は単なるバカかもしれませんが、少なくとも「褒めて勧める」だけの人より「勇気がない」とは思えません。それでも、自分のやっていることが「勇気のいる行動」なんて、恥ずかしくて口に出せないものです。矜持を大事にする人なら決して発しない言葉であります。なんでこんなに自慢したいものなのか。
私は密室でのやりとりやクレームが嫌いなので、今回自分のブログで反論させていただいた次第であります。判断は読者にお任せするのが友里の主義であります。

2007年04月04日

申し訳ありません、訂正させていただきます

4/2のマスヒロさんネタのブログで、読者の方から重大な間違いがあることを指摘されましたので、ここにお詫びと共に訂正させていただきます。
マスヒロさんがDRC社を訪問し、当主のヴィレーヌさんに、1929のロマネ・コンティを飲んでオペラに例えた賞賛話を披露した件につきまして書いたブログであります。
かなり古い話であったので、銀座「アルバス」でDRCの若いワインを注いぐという暴挙の主役のワインが、この1929年のロマネ・コンティであるはずがないと勝手に思い込み、昔のコラムを確認せず、確か「ラ ターシュ」だったと思い違いして書いてしまったのです。
しかし、ご指摘を受け、そのことを取り上げたコラム(下記に添付します)と記録を確認しまして、件の若いワインで薄めてしまった高級ワインがヴィレーヌさんに自慢した1929年のロマネ・コンティそのものであったと判明した次第であります。注いだワインは1982の「ロマネ・サンヴィヴァン」でありました。
不幸中の幸いというのでしょうか、混ぜられたワインが古めの「ラ ターシュ」でなくもっと格落ちしたワインであったならば、事実無根とまたまたクレームや訴訟問題に発展するかもしれないいい加減な記述でありましたが、古めの「ラ ターシュ」とは比べられないほど貴重な1929年の「ロマネ・コンティ」であったことで、 この「混ぜ合わせ」というマスヒロさんの行動の「暴挙度」が更にアップしてしまいました。
ロマコン、しかも50年、60年以上も前の世界最高峰とも言われるワインをそのまま味合わず混ぜちゃったんですから信じられません。
アリアに例えるのは勝手ですが、感動したワインは混ぜる前の単品だったのか、それとも混ぜた後のブレンドだったのか、どちらにしてもヴィレーヌさんに1929年のロマコンに若いワインを混ぜたと告白したら、相手にされなくなったことでしょう。私の記憶もいい加減でしたが、マスヒロさんもいい加減というか、悪い記憶は抹消してしまっているのかもしれません。
今後は、このようなことがないよう、充分気をつけてブログを展開させていただく所存であります。ここに、訂正とお詫びをさせていただきます。
最後に、当時(2004年8月8日)のコラムを貼り付けます。

第390回
ワインの諸々 その27
ロマコンとは羨ましいが、そのマナーはいただけない


つくづく料理評論家というのは良い商売だと思いました。
「おとなの週末」8月号で
山本益博氏は、受け持っているコラム、「食べ歩き手帳」で
銀座の「アルバス」への訪問を取り上げておりました。

「アルバス」自体は356回、357回で
既に私は取り上げておりますのでどうこう書きませんが、
そこで彼は1929年のロマネ・コンティを開けて飲んだそうです。
1929年のロマコンはこの百年の最高の当たり年で、
今回が3回目と自慢していましたが、
限られた知人ではなく不特定多数の読者に飲んだワインを公開して
自慢するのはあまり粋ではありません。
そして、1929年のロマコンがこの百年の最高の出来というのも
いままで聞いたことがありませんでした。
1928年もそれに匹敵する、
もしくは上回るほど素晴らしい評価ですし、
1945年を最高という評論家もいます。
つまり、飲んだ時期(抜栓までの年数)やボトル差、
そして飲んだ人の感じ方で変わってしまうのは
ワインだけではなく料理も同じのはず。
彼はそんなにワインの知識がありませんから、
このコメントは知人からの受け売りだと思いますが、
今回はそれを突っ込むのではなく、
問題にしたいのはそのワインの価格です。
恐らく世界で最も高いワインの一つであるロマコン。
誰もが一度は飲みたいと憧れるワインですが、
その費用対効果を考えると、
最もCPの悪いワインと言えると私は考えます。
つまり他の高額ワインより5倍、10倍高いけど
その価格差ほど味は傑出していないということです。

私の訪問時、「アルバス」のワインリストで
ロマコンがあったように記憶していますが、
記録では82年のル パンが35万円でしたから、
1929年のロマコンを売るとしたら100万円はくだらないでしょう。
1985年と比較的若いロマコンですが
これも20世紀を代表するロマコンの一つといわれ、
オークション価格でさえ50万円を超えています。
店で飲んだら100万円以上でしょう。
仮に一緒だったスポンサーが持ち込んだとしても
購入値は安く見ても50万円前後することは間違いない。
勿論フランスやベルギーの3つ星店でも
もうこれほど古いワインは見当たらないのではないでしょうか。
彼はワインマニアではありませんので
このロマコンを所有していたとは考えにくい。
仮に所有しているというならばその余裕の収入に驚きますし、
誰かスポンサーに毎回ご馳走になったとしたら、
このような古い有名ワインを何回も飲む機会がある
料理評論家というのは本当に羨ましいかぎりです。

しかし、マナーがいけません。
ちょっと変わった事をやって、雑誌に書いてさすがと思われたい、
といった自己顕示欲が強い方だと
彼を知る読者の方など各方面の方々から聞いていましたが、
なんとその29年のロマコンに
82年のロマネ サンヴィヴァン(同じ特級畑でも格の落ちるワイン)
を注ぎ足して飲んだそうです。
29年のロマコンに精気が蘇った、
ソムリエの仲田氏もビックリしていた、と自慢していますが、
仲田氏は呆れていたのではないでしょうか。

古酒は1本ずつ状態が違い、すなわち強さ、味わいも違ってきます。
リスキーではありますが、それが古酒の良さでもあるのですが、
老け込んだワインだから若い、
しかも畑の違ったワインを継ぎ足すなど、
ワインをちょっと知った人ならば絶対考え付かない、
やらないことなのです。

世のワイン好きの中には、
ロマコンを1杯でも飲む機会のない方が多勢いらっしゃいます。
それだけ希少で高価なワインを
安いテーブルワインのようにブレンドしてしまうとは
品性を疑います。
同席したこのワインのスポンサーがこの行為を黙認したならば、
そのスポンサーもたいしたワイン愛好家ではないということです。
彼の行為は、その多数のワインラヴァーと
大げさに言えばワインの神様への冒涜に近いものと考えます。

それなのにこの暴挙を隠すでなく、
自慢してコラムに書くそのセンスに私は驚きました。
ワインにまったく造詣がない、
臭い言い方ですがワインを愛していないというのが
これではっきりしたようです。
老け込んだワインが嫌ならば、古酒を飲まなければいいわけです。
若めのワインをスポンサーの薀蓄を聞きながら飲んでいれば良い。

29年のロマコンに82年のロマサンを注ぐなど、
鮨屋で「煮切り」と「ツメ」を混ぜて
白身の握りに塗って食べるより暴挙でしょう。
「と村」のお椀が薄味だからといって、
吉兆の出汁を足して飲むより酷い。
最近彼がべた褒めしている銀座の蕎麦屋、「流石」の
「ひやかけ」の汁が薄いと感じた客が、
街場のうどん屋の汁を足して飲んだら
マスヒロ氏はどう思うでしょうか。
彼は同じような事をやっているのですが、
ワインに詳しくない「おとなの週末」の読者に、
誤った知識を与えかねない愚行と記事だったと考えます。

毎日友里征耶のコラムをお読みいただき御礼申し上げます。
勝手申し上げますが、夏休みをいただきたく
2週間このコラムの更新を休ませていただくことになりました。
途中、1本、残暑お見舞いをはさむと思いますが、
また、8/23から再開させていただく勝手をお許しください。

2007年04月02日

またまた意味不明なことを言っている

読者の方が「マスヒロさんがまたまたおかしなことを書いている」とクラシック音楽の月刊情報誌「モーストリー・クラシック」を送ってくださいました。
今年の1月にブルゴーニュを訪問し、ロマネ・コンティで有名なメーカー、DRCを訪問したのは「大人の週末」にも書いてあったので知っていたのですが、そこではDRCの当主との「珍妙なやり取り」を自慢されているのです。まずは5月号の91ページの一部を引用させていただきますのでお読みください。

1月下旬から2月にかけて、フランスのブルゴーニュへ出かけた。ブルゴーニュは世界的ワインの名産地、その中心であるコート・ドール(黄金丘陵)の村を北から南まですべてまわってきた。ブルゴーニュのみならず、世界最高のワインとして君臨するのが、コート・ドールのヴォーヌ・ロマネ村にあるロマネ・コンティである。このロマネ・コンティの酒倉でオーナーのヴィレーヌさんとワインの試飲をしたときのことである。かつて飲んだワインの中で、最も印象が深く、これぞワインの頂点を極めたりと思えたのが1929年のロマネ・コンティで、もう神業としか考えられない味わいだった。音楽にたとえるとしたら、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の伯爵夫人のアリア(カヴァティーナ)ではなかろうか、という思いに至った。そのことをヴィレーヌさんに伝えると、すかさず「どちらの幕のアリアでしょうか?」と切り返してきた。そこで「第2幕冒頭のアリアのほうです」と答えると、「なるほど」とあいづちを打って下さった。わたしは、そのことを「ロマネ・コンティとモーツァルト」と題してエッセイに書きましたというと、「次回は、是非それをフランス語に訳されてお持ち下さい」と、再会を約束して下さった。本当に、ワインと音楽は人と人を結びつける不思議な力がある。
 真冬の朝もやの中、コート・ドールの葡萄畑を車で走りながら聴いていた音楽はブラームスの交響曲とピアノ協奏曲で、風景と音楽が見事にまでに重なった。演奏から黄金丘陵のどこまでも続くなだらかな大地を思い出させてくれるのではないだろうかと思うのが、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、ハンブルク北ドイツ交響楽団による2夜にわたるブラームス・チクルスである。聴きながら、ブルゴーニュの赤ワインの香りが立ち昇ってきたら言う事なしである。

話を振られたヴィレーヌさんも返答に戸惑ったのではないでしょうか。でもそこはフランス人、「どこの幕か」と無難な切り返しでうまくおさめられたようです。しかし、マスヒロさんは「リップサービス」というものが世にあることをご存じないのでしょうか。どう見ても、「訳文をすぐ送ってくれ」ではなく、「次回に持ってきてくれ」は、ぜひ読みたいという意思の表れではないことがわかります。次の訪問なんて何時になるかわからないからです。こんな「やり取り」も自身の権威付けとして自慢される山本益博氏の強心臓にまたまた脱帽しました。
読者の方も「音楽好きの人が読んでもちんぷんかんぷん、ワインのマニアが見ても何の事か分からないただの独りよがりとしか思えないと私は思います。」とのコメント、いつもの事ながら私もマスヒロさんはワインに詳しくない、くらいしか読み取れない文章だと思います。
それにしても、彼はDRCの当主、ヴィレーヌさんにあの銀座「アルバス」での話をしたのでしょうか。
確か、かなり古い「ラ ターシュ」(DRCが造っているロマネ・コンティの次の位置づけの赤ワイン)に若いワインを混ぜて飲んだことを自慢していたはずです。ヴィレーヌさんが聞いたら、怒るか卒倒するような愚挙、ワインマニアには考えられない行動なんですが、それを自慢げに誌上で書かれていたところも、マスヒロさんのワイン知識のなさを示していると考えます。
人には得手不得手があります。不得意なことに首を突っ込むとボロがでます。「それじゃ友里よ、味について書くのはやめろ」と突っ込まれると困りますけど・・・
他にも何人かのライターが該当するのですが、お酒をほとんど飲まれない方がワインのことをあれこれコメントするのは読んでいられないものがありますね。クラシック音楽に詳しくない友里ですが、マスヒロさんも本当に詳しい人なのか、疑問であります。

2007年04月01日

「店評価ブログ」を更新しました

「東京ミッドタウン」、TVでもコマーシャルをやっているようですが評判はいかがでしょうか。残念ながら私は公私に忙しく未だ訪問していません。読者の方からのメールですと、めぼしい飲食店は当面予約が満杯だとか。友里の訪問は未だ先になりそうです。

さて、「店評価ブログ」に、北千住のフレンチ風居酒屋「五十嵐」、代々木上原の魚専門居酒屋「山形」を追加しました。お酒を飲まない人は訪問しにくい「五十嵐」、マスヒロさんや来栖氏は取り上げないでしょう。また、スッポンのフルコースが一人5千円で食べられる「山形」は、スッポンの仕入れはこんなものだ、他店は高すぎるということを教えてくれると思います。
お暇なときにお立ち寄りください。