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2007年02月27日

悪い冗談としか思えない、日本フードジャーナリスト会議

読者の方からのメールで知りました、「日本フードジャーナリスト会議」。昨年の秋に発足したそうで、HPは準備中のようでブログを見つけました。
http://blog.livedoor.jp/foodjournalist/
何の集まりかというと

テレビ、出版、新聞、WEB、作家、ライター、ジャーナリスト、編集者、カメラマン、フードコーディネーター、グラフィックデザイナー、コンサルタント、PR広告代理店、各社広報担当者、飲食経営者〜等々の出会いと研鑽の場です。

とのこと。
おいおい悪い冗談もいい加減にしてくれ、と思いませんか。日本の飲食店に関連したマスコミで、「ジャーナリズム」なるものが存在していると思っているお人好しがいるとは思えません。
フードジャーナリストと「肩書き偽装」している犬養裕美子さんを筆頭に、冷静な判断をせずヨイショ、店煽りにに徹しきっている人しか居ないではありませんか。対象としているメンバーはすべて店側の視点に立った「回し者」の職業の人ばかりであります。
そして「特別セミナー」で講演した、また講演予定の講師陣も冗談の一言。記念すべき第一回がなんと森脇慶子氏ですから。料理人との仲の良さをブログなどで自慢しているヨイショライターに、「ジャーナリズム」の何を求めるのか。以前と違って店側へハンドルを切ってしまった「料理通信」の編集長や、シェフやパティシエに寄生して本を出版して彼らを勘違いさせ増長させた罪作りなヨイショ人、浅妻千映子氏とその勘違いしたご当人の辻口博啓氏も登場、4月には何を言いたいのかさっぱりわからない横川潤氏も控えているようです。
反面教師の役割なのでしょうか、彼らのようになってしまっては「ジャーナリスト」ではないということを示したいのか。飲食店関係者やマスコミ関係者が集まってじゃれあっているだけの集まりが「日本フードジャーナリスト会議」とは傍ら痛い。
飲食店関連では一番「ジャーナリズム」に近いスタンスと自負している友里に入会の誘いがこなかったので僻んでいるのではありませんけど。
しかし、この会議の主宰者も「放送作家」。数が多ければ良いってものではないのは犬養裕美子さんの「舌」で証明済みですが、放送作家って名が売れる前にも「食」に興味があったのでしょうか。小山薫堂さんも飲食店のプロデュースに血眼のようで、「放送作家」という職業は、「ジャーナリズム」とは対極に位置するものだと考えます。
自称するのは自由でしょうが、「日本飲食店アオリスト(煽りスト)会議」の名称の方がぴったりだと最後に付け加えさせていただきます。。


2007年02月24日

「店評価ブログ」更新しました

店評価ブログに、「久兵衛」とおなじく買い物客や観光客、そして年配客で一杯の銀座「天一 本店」と西麻布のイタリアン「クリニカ ガストロノミカ エスペリア」を追加しました。
どちらも集客が順調なお店ですが、果たしてCPや肝心のお味はいかがでしょうか。

2007年02月23日

「シェ フィガロ」閉店

西麻布近辺を歩いていて2店の閉店を知りました。まずは「フィガロ」。
何十年も続いたフレンチの老舗でしたが、この数年は客が入っていたかどうか。数年前に試しで入った時も、客は居ませんでした。入り口のテーブルには片付けていない皿が散乱しており、スタッフやシェフのモチベーションの低さを感じたものでした。料理もとても人におススメできるレベルとは思えなかったので、この客入りの悪さでよくやっていけるものだと感心していたものです。
やはり無理だったのでしょうか、1月末をもって閉店したとの張り紙をみましたが、そのときこの店に姉妹店がありそれが青山の「ブラッスリー フィガロ」であると知りました。入ったことはありませんが、このブラッスリーは内装などがまったく異なる店。客もそこそこ入っているように見えます。
撤退の判断が遅かったように私は感じました。

もう一店は「キッチン ヌノ」。まったくの街場の洋風食堂なのですが、山本益博氏が何を血迷ったかここの料理を絶賛していました。それほど取り上げる店のネタに苦労しているとは知りませんでした。私も何回か食べたことがあるのですが、普通の定食屋のレベルで可もなく不可もない店です。
結構昼夜客が入っているように見えたのですが、それでも閉店となっておりました。
確か「フィガロ」もマスヒロさんが絶賛していました。彼が絶賛した店が閉店となるとは皮肉です。

私が考えるにこの西麻布地帯、特に4丁目が「賞味期限切れ」に近いのではないか。ほとんどの店が順調でないように思えます。勝ち組は、「和心」、「すゑとみ」、「ドラシテ」、「鳥よし」くらいではないでしょうか。
この数年で入ってはすぐ閉店を繰り返している4階建ての小さなビル。現在は「博多チムそば」になっておりますがこれまた客が入っておりません。博多の屋台料理のようなものも出しているようで客単価は
2千円くらいでしょうか。
先日試しに入ってみましたが、夜は黙っていても300円のお通しがついてきます。これが玉子、しなちく、豚など結構ボリュームがあり食べるのに大変。飲み食いした後ちょっとソバを食べたいだけの客には
財布とお腹の負担になります。意味が無い。
酢モツ、西のそば と500円前後も食べて、客の来ない理由がすぐわかりました。美味しくない。
こういう価格帯の店では、客は正直に反応するということでしょう。

グルメブームで安易に店が増殖しているようですが、閉店している店もかなりあるという事実。
雑誌、マスヒロさん、そしてヨイショライターたちは決して触れないテーマですが、本当に料理人や店側の為を思うならば、なぜ流行るのか、流行らないのか、に斬り込まなければならないと考えます。
本日、読者の方(フレンチのシェフだそうです)から、新著の企画としてそのような事に踏み込んだものも書いたらいいとのアドヴァイスをいただきました。
私の持論は、「飲食店はそんなに儲かる事業ではない。儲けようとすると客が来なくなる」です。
この考えをベースに、できれば理論的に考えてみたいと思います。
まだまだ色々とアドヴァイスをいただいております。ここにあらためて御礼申し上げます。

と、アイデアは溜まってきたのですが、肝心の出版編集者からの連絡が途絶えております。また、稟議でボツになったのか、今回は読者を巻き込んでしまっているだけに心配です。

2007年02月20日

ご意見沢山いただきました

新著の企画について先週末から沢山の方から貴重なご意見をいただきました。
あらためてこのブログを借りて御礼申し上げます。
売れるにこしたことはないのですが、スタンスが独特ですので多くの人に受け入れられるとは思っておりません。JCよりは多いと自負しておりますが、限られた友里ファンそしてアンチ友里の方にまで、より面白いものを提供したいと考えております。
今回色々なご意見をうかがい、自分では気づかなかった点がわかりました。
まず、友里のスタンスが未だはっきりしない。どのうな店がよく、どのような店が悪いのか。
読者は著者の視点と自分との整合性を考えてその店を判断しますから当然であります。この4年近くのブログなどで私はきちんと説明してきたと勝手に思っていましたが、実は明確ではなかったということです。
また、ヨイショではなく純粋に「おススメの店」や良い店と判断するノウハウ(あるかどうかわかりませんが)、「こうしたら店が良くなる」といった問題点を理論的に解説、偉そうな言い方かもしれませんが、「店のレベルを上げる」にはどうしたらいいかを友里なりに書くのはどうだといったご意見もありました。
持論であるヨイショライターの「料理人持て囃し」もその問題点の一つだとのことでした。

また、ポケットマネーといいますか客単価が1万円までの店の充実、出張で東京へ来たときのはずれない店選び、もっとワインや酒に言及せい、といった貴重なご意見もありました。
頭の中で整理して、新著の企画に反映していきたいと思います。
ここまでご協力をいただいて、稟議で企画がボツったら申し訳ないと責任重大です。

本当にご意見有難うございました。

2007年02月18日

「店評価ブログ」を更新しました

単なるTV番組中の「肩書き」であったはずの「鉄人」という呼び名。厳密なコンペで得た称号ではなく、毎週放映の番組収録を優先できる(つまり時間に余裕がある)料理人から適当に選んだだけなのですが、当人は相当勘違いしてしまったようです。
森本正治氏だけではなく彼と提携したワイズテーブルも、「世界のアイアンシェフ」、「アメリカNo.1ジャパニーズキュイジーヌシェフ」とHPで騒いでいますが、ここの料理への世間の評価が高いとは到底思えません。
食通や外食慣れした人は近づかないでしょう、「森本XEX」を追加しましたので、お暇なときにご覧ください。

2007年02月16日

皆様からのアドヴァイスのお願い

今年になってある出版社の方から、新たな出版依頼がありました。今度はグラフ社ではありません。
今までもいくつかの出版社の編集者からコンタクトがあり、出版の依頼を受けたことがあります。でもグラフ社を除いてどの出版社からも本がでることはなかった。
担当の方と新著の企画を話し合い、その後社内で稟議にかけてオッケーがとれなかったいうのが真相のようです。本人はそう思っていないのですが、過激に見える姿勢が上のポジションの人の了解を引き出せないのでしょうか。それとも、そうは売れたとは思っておりませんが、この業界にインパクトだけは与えた1冊目の黒本、「シェフ板 悪口雑言集」の時のような新鮮味ある企画でないと判断されたのか。
私は両方だと思っております。ただ有名店、人気店を取り上げて友里的に評価文を書くだけなら、日刊ゲンダイやブログでやっていることの繰り返しです。知名度のない友里ではなかなか話題になりにくい。何か新しい、斬新な「切り口」を考えなければならないのではないか。今回のオファーに対して、構成を含めて考えてみようと思ったのです。
それにはやはりマーケットに聞くのが一番です。買っていただく方たちのニーズを反映しなくては売れません。そこで、皆様の「お知恵を拝借」したいというのが今日のブログの真意であります。
J.C.オカザワさんとの共著「グルメバトル」に対し、アマゾンのレビューでは厳しいご意見もありました。黒本、赤本で店擁護の立場の方からの厳しい批判は気にしないのですが、どちらかというと友里寄りの方からの問題提起には色々考えさせられました。
そこで、今回のオファーに対し、皆さまのご意見をお聞きし、参考にさせていただきたいのです。友里の新著に何を望まれるか。
「いや、何も望んでいない。見苦しいからこれ以上本を出すな」といったご意見が多い場合はあきらめるかもしれません。(涙)
厳しいご意見の他、何かお望みがありましたらメールでアドヴァイスしていただければ幸いであります。

1、取り上げる店はどのようなものがいいか。有名店、人気店、老舗の他、ジャンルはどこまで入れるか。
2、切り口は今まで通りか。何か面白い「切り口」がないか。
3、構成はどうしたらいいか。何か新しい企画を考えられないか。

現在の私の考えですが、やはり原点に戻って、「有名店」、「人気店」、「話題の新店」に絞る。ジャンルは居酒屋やおでんにまでは進出しない。
「対談本」は来栖けい氏の新著「シェフと美食の王様」の例を出すまでもなく売れるものではないのですが、料理人やフードライターがもし乗ってくるなら、その議論内容を載せる章をつくってもいいかなと。
ヨイショライターが議論の場にでてくる可能性はないでしょう。あくまで私の想像ですが、彼らも実は自分たちがやっていることはただの「煽り」で、読者の本当の利益に繋がっていないと気づいていると考えるからです。ただ、生活というか稼ぐためにはこのスタンスしかないから仕方ない、と。本心から、「勘違い料理人」の垂れ流す「口上」を信じるほど世間知らずな人たちではない。本当は味がわかって美味しくないと思う料理も、仕方なく絶賛しているだけだと思います。
ただ、料理人には色々な考えを持つ方たちがいらっしゃると思います。昨年「脅迫」してきた料理人は、結構厳しく話し合い、私のスタンスや考えをいくらかご理解したのではないかと思います。

今日はとりとめのないブログになってしまいましたが、皆様の率直な、斬新なご意見をお願い申し上げます。

2007年02月14日

握りの数え方について

読者の方からご指摘を受けました。鮨屋訪問のコラムなどで私が使っている握り「1貫」。本当の「1貫」は握り2ケをさすので、表記するなら「半貫」か「1ケ」にするべきだとのお話でした。
確かに私は握り1ケを「1貫」として書いてきました。あまり深く考えず使ってきたのですが、本来は2ケが1貫だという話も聞いた事があります。また、1ケを「1貫」とスシ屋の主人も居ましたので、どっちでも良いなら1ケ=1貫の方がわかりやすいかと安易に考えておりました。
昔の握りは大きかったのでその1ケを二つに切って食べたから2ケを1貫と言った時期があるのではと勝手に解釈しておりました。しかし、以下のサイトを教えていただき改めなければならないかと考えたのです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%AB
本来の貫数は江戸時代の伝統的な分量基準であり、40〜50グラムの大きさなら1貫と言えなくもないが、現在の握りはこんんなに大きくないので、1ケを1貫というのは伝統的な決め事に反するのではないかと・・・
書き手も読み手も同じ認識なら構わないのですが、1ケを1貫とする事に違和感を持たれる方がいらっしゃるのも事実です。
私は極力「符丁」である「あがり」、「ガリ」、「シャリ」などを使わないようにしているのですが、格好をつけているのか握りは「貫」で数えておりました。
鮨通でも鮨オタクでもなく見栄もないので、別に「1ケ」と表しても構わないので今後は「1ケ」としようと思っております。いや、なるべく握りの数を書くのはやめようかなとも・・・
皆様のご意見なりお考えをいただければ幸いです。

2007年02月12日

京都和久傳の「あぶらぼう」事件のまとめ

1月28日に店名を伏せて問題提起した「有毒魚・あぶらぼう」事件。先週発売の週刊現代でその店が有名料亭「和久傳」の支店、「京都和久傳」であると記載されていますので、ここでも実名で述べることとします。携帯電話で料理長、総料理長、女将とやりとりしましたが、訪問日もしっかり1/25と記載されてしまいましたので、8400円の「お任せコース」を頼む客が少ないことからも、店側はすっかりこの友里の正体を掴まれていると思います。
読者からも色々なご意見をいただきました。というか、最近本店含めて評判が落ちている膨張主義の「和久傳」グループには警鐘になったのではないか、いや最早手遅れだ、といった「和久傳」の現在の営業姿勢に厳しい意見がほとんどでありました。
今回の週刊現代の記事はスペースに限りがあったので、私の問題提起をすべて著わすことができませんでした。そこで、このブログで何が問題なのか、飲食店のリスク管理といった問題も含めて考えて行きたいと思います。

1、料理長本人もほとんど知識がなかった「あぶらぼう」を安易に使用した
ネットでもちょっと調べれば、「あぶらぼう」が有毒魚であることはすぐわかるはず。その段階で仕入れ先に確認して調査させれば、それは「あぶらぼうず」の事だとわかったはず。客にわざわざ間違えて「有毒魚」の名前を告げることは避けられたはずです。
つまり、この料理長は今までも仕入先に頼りっぱなしで、食材の勉強を怠っていたのではないか。知らない食材を勉強もせず平気で客に出していたのではないか。また、「和久傳」はそういういい加減な方針で料理長や料理人を教育してきたのか。

2、和久傳の経営側の対応がピントはずれ
しかし、総料理長や女将からはこの友里の問題提起に対し、国会答弁のごとく「今回はいい勉強させてもらいました。今後は関係者を交えて定期的に勉強会を開いていきます」と繰り返すだけ。
不二家しかり、雪印しかり、根本的なその会社、料理屋の問題点に気がつかないというか、覆い隠そうとしているのか。私はこの女将の答弁で「こりゃ駄目だ」と感じました。
経営者、管理者の本来あるべき今回の事件への対応は「料理長の勉強不足を含めた今回の問題は、総料理長はじめ店全体、経営方針の問題であります。今後はこのような事のないよう徹底させますが、知識もない食材を安易にお客様へ出した不始末を重く受け止め、処分をします」とすれば、これほど私は大きく反発はしなかったでしょう。実際、本当に料理長を処分しなくても客にはわからないのですから。

3、「あぶらぼうず」の調理法自体に問題があった
誌面では水産関係者の話として、有毒魚ではない「あぶらぼうず」でさえ、「食べ過ぎると下痢などをおこす危険性があるので北海道などでは注意を促している。また岩手では脂を落とすため焼いて食べるのが普通」とあります。
今回この若き料理長は、試食をして「しゃぶしゃぶ」仕立てを決定したようですが、その調理法が果たしてよかったのか。「しゃぶしゃぶ」でも充分脂を落とし加熱することはできますが、それは火にかけ続けた鍋を使った場合です。「京都和久傳」では、火から外した小鍋を客前に出していただけ。当然時間とともに小鍋は冷めてきます。まして、結構厚切りの「あぶらぼう」もとい、「あぶらぼうず」を刺身状態のままくぐらせるのですから、すぐ沸騰はとまり後半はただお湯につけているだけとなります。ただの半煮え状態。こんなことは火にかけない小鍋なら想像つくことでしょうが、料理長たちは客に出す一人前を試していなかったということになります。焼き石やカセットコンロなど熱源を用意するべきです。

4、仕入先を信用しすぎて良いのか
まったく勉強もせず仕入先のいうとおり食材を仕入れているということは、魚の目利きなど必要ないと言っている様なものです。知識がない魚に「目利き」が効くわけありません。つまり、「和久傳」は仕入先に任せ切りということも考えられます。仕入先を全面的に信用している、信用に足る仕入先だというでしょうが、今回のように魚名を間違えて伝える、混乱させる名前を伝えてしまった仕入先もあるのです。だいたい、客として、仕入先に頼りすぎて食材の知識も勉強もしていない高額和食店に魅力を感じるでしょうか。

5、対応が遅すぎる
1月27日の朝8時過ぎに店へ第一報というか質問しました。「あぶらぼう」は有毒魚のはずだと。すぐ料理長に伝えるとのことでしたが、連絡がないので10時に店へ催促しました。すぐさま料理長から連絡がありましたが、「仕入先に今聞いている。他の魚屋の話では「あぶらぼうず」の間違いではないかとのこと。しばらく待ってください」というばかり。その日の夕方「あぶらぼうず」で間違いないとの回答を受けましたが、その対応の遅さ、そして食材知識のなさをさらけ出した失態についての反省はありませんでした。

すべてにおいて、「有名店病」の症状がでているように思います。
勉強しないで仕入先のススめる食材を使っているだけでしたら、料理長なんて楽でしょうね。調理法も安易に考えているようですし。
無駄かもしれませんが、「和久傳」の経営方針、教育方針、リスク管理の改善を望みます。

2007年02月10日

「店評価ブログ」を更新しました

本業の係争物件で、「証人尋問」という大きなイヴェントが週末に予定されていたため、その準備などで忙しく、今週は更新が思うようにできませんでした。申し訳ありません。来週からは復活したいと思います。
さて、銀座の天麩羅屋「いわ井」と同じく銀座の寿司屋「乾山」の店評価を加えました。
お立ち寄りいただければ幸いです。

2007年02月07日

街の中国料理2店

先月15日に発売された「大人の週末 2月号」。毎月購入するとまずはじめに山本益博さんの「食べ歩き手帳」を読むのですが、最近はあまり面白いネタを見つけられません。
まず取り上げる店がラーメン、うどん、洋食、街の中国料理、とかなりB級、もしくは低価格路線に偏ってきました。柳生九兵衛さんの領域にどんどん近づいています。しかも得意の繰り返し訪問で行稼ぎしており、「リョウリ ゲンテン」も毎月登場させるなど新鮮味も薄れてきました。ランチものも多くなっています。
取材費を節約しているのでしょうか。自分がプロデュースした「ゲンテン」が不振なので、宣伝に躍起なのでしょうがちょっとやりすぎにも見えます。そんななかで、ランチで2回の記述がある2店を訪問しましたので簡単に感想を述べます。

華園
六本木、テレ朝通りにある小さなお店。こんなところに中国料理があるとは気がつきませんでした。
早速おススメの「三陸産牡蠣の黒豆炒め」(1680円)を注文。定食についてくるスープを飲んでまずは?。そして主役の牡蠣の炒め物を食べてさらに?
マスヒロさんが大好きなモノが入っているように感じないのです。並木橋の「有昌」でみられた大量の「化学調味料」を感じないというか、入っていないかもしれない味付け。この味、マスヒロさんには物足りなく感じると思うのですが、どうしたんでしょうか。「有昌」での化学調味料まみれの椎茸スープ推奨の失態からの名誉挽回のため、使用していない店を探し出してきて自分の嗜好とは関係なく推奨してきたのではないかとも思ってしまいます。
確かに落ち着いた味付けの料理でしたが、雑誌でこんな小さな店を煽っていいのだろうかと思いながら店を出ました。

アンジュ
銀座、ソニー通りのこれまた小さなお店。ランチ客で満席でしたが、この店も雑誌で何回も煽るような店なのだろうか。このままこの手の店の「紹介」を続けたら、九兵衛さんには大きな脅威となるのではないでしょうか。
当然おススメの「牡蠣の煮込みそば」(1000円)を頼みました。オマケででてくる半チャーハンも食べて納得。しっかり「濃過ぎるお味」を確認、マスヒロさんの舌の嗜好が変わっていないので安心した次第です。

しかし最近のマスヒロさんの取材店の迷走振りにはがっかり。ラーメン、洋食など自分の原点に戻ったのかもしれませんが、これでは友里の突っ込みネタが激減です。なんでも「渾然一体」を連発する名調子の復活を望みます。

2007年02月04日

今週発売の週刊誌にちょっと出ます

偶然なのですが、先週2誌から取材を受けました。テーマはまったく違うのですが、今週発売のその2誌にコメントなどがちょっと出ることになりましたので、宣伝させていただきます。

まずは講談社の「週刊現代」。先月28日に書いた、有毒魚「あぶらぼう」問題です。水産関係者やその有名料亭の女将の発言がすべて「実名」で載っています。勿論私のコメントも載っていますので、出来ましたら購入してお読みいただければ幸いです。明日5日発売で47ページに載っているそうです。

そして次が徳間書店の「週刊アサヒ芸能」。6日発売です。今のところ、この業界ではレストラン批評家という立場で認識されているようで、勿論飲食店に関連した取材でありました。
「石原都知事に関する特集記事」の中、「知事交際費」の使途をめぐる住民訴訟の判決を受けて、開示された店に対するコメントを求められました。そして石原都知事は「食通」なのかどうか。
豪華なヨット、別荘に邸宅を持ち、知事の収入以外に印税など多額の副収入もある勝ち組の石原慎太郎氏。傲岸不遜な言動は若いときから「先生」と呼ばれ続けた結果の勘違いなのでしょう。
売れない芸術家の四男の渡航費や自分のファーストクラスへのアップグレード代くらい、その収入や資産を考えたら微々たるものですから、自腹をきってこそ上に立つものの「矜持」と思うのですがいかがでしょうか。親子3人が税金から収入を得るようになってしまって、自腹感覚がまったくなくなってしまったようです。
「経費族、文化人、業界人、芸能人、政治屋に味のわかる人なし」が持論の友里。3つも条件が当てはまってしまっているので出した結論は勿論「食通ではない」であります。
取材に答えただけで、どのように編集されているか確認していないのですが、こちらもぜひお読みいただければ幸いです

2007年02月03日

店評価ブログを更新しました

店評価ブログに、銀座の「鮨 奈可久」と浅草のフレンチ「ビストロ シブレット」を追加しました。
J.C.オカザワ氏が紹介した鮨屋では珍しく当たりだった予約の取りやすいというか結構空いている穴場的鮨屋と、近辺の「モンペリエ」へ行くくらいならこちらをおススメしたいビストロです。読者の方から、「台東区の奇跡」と紹介されましたが、それほどのものなのか。
お暇なときにお立ち寄りください。

2007年02月02日

飲食店はリスク管理が甘いのではないか

1月28日のブログに書きました「あぶらぼう」問題。「有毒魚」の名前だと知らずに似た呼び名の魚をその名で出してきたのはいかにも勉強不足というか、いい加減。その魚を使う事を決めた料理長の失態であります。経営側も素直にその失態や管理不足、料理長の教育の問題について反省の弁を述べればよかったのですが、ただ「良い勉強をさせてもらいました」とだけの木で鼻くくったような対応は、友里でなくとも誰でも憤慨すると思います。
リスク管理というのでしょうか、何かあったとき、不具合があたっとき、どう対処するかでその後の経過はまったく変わると考えます。パロマの不具合、近いものでは不二家もそうですが、リスク管理が確立されていない店や会社は後手後手にまわってしまって信用を失う事になります。畑違いですが、私の本業の機械関係では、クレームや不具合をいかにうまく処理するか、その如何によっては、不具合前より客の信頼を得る事が出来ると言われております。
この有名店の事件も、対応が悪かったからか近々ある週刊誌に取り上げられる可能性があります。実際私は取材を受けましたので、掲載が決まればブログにてお知らせします。

また、昨年私に降りかかった「家族に対する脅迫事件」。あとでその有名繁盛店の社長まで出て来て全面謝罪で終結しましたが、それなら最初から脅迫しなければよかった事。これを言ってしまったら後はどうなるか、といった思考が働かない、これもリスク管理がまったくされなかった事例であります。

そして、友里が関わった出来事がもう一つ。最初の「シェフ板」の黒本が発売された直後ですから、4年近く前の事です。
私が普段使っているカード会社から留守電が入っておりました。何でも、先日食べに行った際の会計で貰い過ぎたから返金したいので住所を教えてくれと要請されたとの事。今と違って「個人情報法」が施行される前ですから随分悠長な問い合わせです。その店名を聞いてピンときました。黒本で取り上げた店の一つで、創作しすぎでおススメしないような文調で記したのですが、かなり料理名を具体的に書いたのと、個室の客のことを書いたので特定されてしまったようです。
カード会社には、「返金したいなら店とカード会社が先に相殺し、その後カード会社と私が相殺すればいいので、個人情報を伝えないように」と言っておきました。
しかし数日後、今度は予約電話の記録を探し出したのでしょう、私の携帯へ何度かかけてきたのですが、そのときはまったく返金の話は出ませんでした。
当然現在もその店からは「払いすぎた」ことに対する返金はありません。
連絡先を知りたいがための見え見えの「貰い過ぎ」という嘘。こんなすぐ後でバレることをする、カード会社という第三者をも巻き込んで証拠を残すという、やはりまったくリスク管理を考えた行動だとは思えません。

私は言いたい。常連客や料理評論家、フード・レストランジャーナリストたちは店主や料理人に良くしてもらおうとヨイショしてばかりですが、肝心の店の「リスク管理」などの重要なアドヴァイスを普段からするべきではないか。心地の良い言葉を並べ立てるより、現実的なアドヴァイスや苦言の方が店にとって有意義だと思うのは友里だけではないはずです。